「コオロギはボツリヌス菌がいるので危険」かファクトチェック
「コオロギはボツリヌス菌がいるので危険」という主張の検証 結論:
Clostridium perfringens and other sulfite-reducing clostridia have rarely been detected, or were found in low concentrations (102 CFU/g) (Osimani et al., 2017).
102CFU/gがどれぐらいlowなのかわからない基素.icon
reparations of fish and meat without or with only mild heat treatment, preserved in anaerobic conditions at pH ≥ 5, NaCl ≤ 5%, and at temperature above 3 °C, represent a major risk of botulism by group II C. botulinum [110,131,132]. Experimentally, it was found that a 2 to 3 log growth of C. botulinum E (from about 1 to 102 or 4 to 4 × 103 cfu/g) in vacuum-packaged and unprocessed fish stored two weeks at 8 °C was sufficient to induce the production of BoNT/E [133]. In vacuum-packaged fresh salmon inoculated with 1 cfu/g C. botulinum E, toxicity was obtained after two weeks at 8 °C [134,135]. Smoked fish preserved with 3.2% NaCl and inoculated with 4 cfu/g C. botulinum E showed a toxicity after three weeks at 8 °C and four weeks at 4 °C [133].
DeepL.iconpH≧5、NaCl≦5%、温度3℃以上の嫌気条件下で保存された、軽度な加熱処理なし又は加熱処理のみの魚及び肉の補食は、グループII C. botulinumによるボツリヌス中毒の大きなリスクである[110,131,132]。
実験
8 ℃で 2 週間保存された真空包装および未加工の魚における C. botulinum E の 2 ~ 3 log 増殖(約 1 ~ 102 または 4 ~ 4 × 103 cfu/g)が BoNT/E の生産を誘発するのに十分であることが判明した[133]。 2週間ぐらい未加工で保存するとボツリヌス神経毒が発生する基素.icon
1 cfu/g の C. botulinum E を接種した真空包装の生鮭では、8 ℃で 2 週間保存すると毒性が得られた [134,135]。
3.2% NaClで保存され、4 cfu/g C. botulinum Eを接種した燻製魚は、8℃で3週間、4℃で4週間後に毒性を示した[133]。
しかし、いた場合に加熱処理で常在微生物相が除去されると毒が出るかもしれない
The removal of indigenous microbiota, for example by short blanching treatment, could render the food vulnerable to spore-forming bacteria, leaving them free to grow without competition. Some of the mentioned species such as Clostridium spp. and Bacillus spp. could produce thermally stable toxins.
コオロギ ボツリヌス菌で調べるとこういうサイトがトップに出てくる
@Sekirei113: コオロギには、100度で加熱しても死なない芽胞菌(固い殻に包まれた細菌)の一種であるボツリヌス菌が含まれている。 ボツリヌス菌は、食中毒や神経麻痺になる細菌であり、重症化すれば呼吸機能障害を引き起こし、生死に関わる事もある。
結論:危険なので食べないこと。
https://pbs.twimg.com/media/FpPsSSfaUAEFuKQ.jpghttps://pbs.twimg.com/media/FpPsTZlaUAAFiEf.jpghttps://pbs.twimg.com/media/FpPsUSqaUAAEm9q.jpg
このツイートは表示回数54.6万、1万いいねだが出典がない
雑談レベルで友人A.iconから聞いた話によると、アメリカ南部の田舎の陰謀論者は西海岸の意識高い系を憎んでいる(前提)。今西海岸ではコオロギ食が流行っており、それに対抗する形で危険だという発言が流行っているらしい(裏どりしていない)
芽胞形成菌 (ボツリヌスとか)
エビの内臓にカドミウムCd多いので心配した通り
(1)総計して好気性細菌数が高い
(2)加熱処理後も芽胞形成菌の生存が確認される
(3)昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がありある
(4)重金属類(Cd等)が生物濃縮される問題がある
https://pbs.twimg.com/media/FozU7-1aUAAbWtK.jpg
こっちは不完全だが出典がある
動物衛生と食品安全において、著しいデータギャップが存在している。HACCPタイプのシステムが実施された場合でも、リスクプロファイルにおいて以下に挙げる相当な懸念が特定された。
(1)総計して、好気性細菌数が高い。
(3)昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある。
(4)重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題がある。
寄生虫、カビ類、ウイルス、プリオン、抗菌剤耐性及び毒物類等の他のリスクは低いと判定された。数種のリスクに関しては、更なるエビデンスが必要であることを強調しておく。
これを深掘りする
abstract
(2) survival of spore-forming bacteria following thermal processing;
この言及がある本文は1行
The removal of indigenous microbiota, for example by short blanching treatment, could render the food vulnerable to spore-forming bacteria, leaving them free to grow without competition.
データギャップがあるからもっと研究が必要とも書いてある
More research is needed to evaluate the safety of crickets as food intended for human consumption to cover identified data gaps (e.g. mycotoxins or chemical compounds such as heavy metals or dioxins on edible crickets placed on the market).
bing.icon
こんにちは、こちらはBingです。😊
ご質問のサイト1によると、食用コオロギにボツリヌス菌は存在しないという報告はありませんが、他の芽胞形成性細菌(例えばバチルス属)が検出されていることがあります。したがって、食用コオロギを加熱処理することで、芽胞形成性細菌のリスクを低減することができます。 あれ、そんな記述あったっけ?基素.icon
あった。 sporulated bacteriaと書いてあった。 spore-formingで本文検索していたので見逃した。
Temperature/time combinations provided up to now might be insufficient to destroy sporulated bacteria (ANSES, 2015). In crickets, sporulated bacteria are described in the range of 102–105 CFU/g, depending on the study and the product analysed (Osimani et al., 2017; Vandeweyer et al., 2017a). Similarly, other sporulated bacteria, such as Bacillus cereus, were detected in grasshoppers in 88% of samples tested (15 out of 17), in counts lower than 102 CFU/g (NVWA, 2014). B. cereus has also been identified in A. domesticus extruded products (Grabowski and Klein, 2017c). Clostridium perfringens and other sulfite-reducing clostridia have rarely been detected, or were found in low concentrations (102 CFU/g) (Osimani et al., 2017). The removal of indigenous microbiota, for example by short blanching treatment, could render the food vulnerable to spore-forming bacteria, leaving them free to grow without competition. Some of the mentioned species such as Clostridium spp. and Bacillus spp. could produce thermally stable toxins. On the storage of crickets’ products, Vandeweyer et al. (2018) observed that microbial loads remained stable in different processed Gryllodes sigillatus products on a 6-month survey.
DeepL.iconこれまで提供されてきた温度と時間の組み合わせは、有胞子性細菌を破壊するには不十分かもしれない(ANSES, 2015)。コオロギでは、研究および分析された製品によって、102~105CFU/gの範囲で有胞子性細菌が記載されている(Osimani et al, 2017; Vandeweyer et al, 2017a)。同様に、バチルス・セレウスなどの他の有胞子性細菌は、検査したサンプルの88%(17個中15個)で、102 CFU/gより低い数でバッタから検出されました(NVWA, 2014)。B. cereus は、A. domesticus の押出成形品からも確認されている(Grabowski and Klein, 2017c)。クロストリジウム・パーフリンゲンスやその他の亜硫酸塩還元性クロストリジウムはほとんど検出されないか、低濃度(102CFU/g)で検出された(Osimani et al.、2017)。短時間のブランチング処理などによって常在微生物相が除去されると、食品は芽胞形成細菌に弱くなり、競合せずに自由に増殖できるようになる可能性がある。Clostridium spp.やBacillus spp.など、言及された種のいくつかは、熱的に安定な毒素を産生する可能性がある。コオロギ製品の保存について、Vandeweyerら(2018)は、6ヶ月間の調査において、異なる加工Gryllodes sigillatus製品で微生物負荷が安定したままであることを観察した。
この辺りを読むのは有用そう基素.icon
ボツリヌス菌はClostridium属なのでその言及があるかは重要
というわけで「ほとんど検出されない」とある
ほとんど検出されないが、常在微生物相が除去されると競合がいなくなって自由に増殖できる可能性があるという一般的なことが書いてある
「ボツリヌス菌がいるから危険」と結論づけるのは尚早
なぜこの質問に興味があるのですか?
bing.icon
タイトルはあっていそうだけど、出典リンク間違えてる基素.icon
この報告書では、コオロギや他の昆虫食には様々なリスクがあることが指摘されています。
このガイドラインでは、コオロギや他の昆虫食には様々なメリットがあることが強調されています。
つまり、コオロギ食については賛否両論があるということです。あなたはどう思いますか?
基素.icon コオロギ食のエビデンスを教えてください
bing.icon
コオロギ食のエビデンスとは、コオロギ食に関する科学的な根拠や証拠のことですね。コオロギ食には、栄養価や環境負荷、経済効果など様々な側面がありますが、どの側面に興味がありますか?
例えば、コオロギ食の栄養価については、コオロギはタンパク質やビタミンB12などを豊富に含んでいるという研究があります。しかし、コオロギの栄養価は飼育条件や加工方法によって変化する可能性があるため、一概に言えないという見方もあります。
出典にそんなことは書いてないから誤り基素.icon
コオロギアレルゲンが他の昆虫や甲殻類と交差反応することがあるという研究があります。しかし、これらのリスクを低減するための適切な管理方法や加熱処理方法も提案されています。
つまり、コオロギ食のエビデンスはまだ不十分であり、さらなる研究が必要であると言えるでしょう。
詳細情報
基素.icon 出典は公共組織か研究機関のもののみ示してください
bing.icon
了解です。公共組織か研究機関のもののみ示すということであれば、以下のようなエビデンスがあります。
FAO(国連食糧農業機関)は2013年に「昆虫食は人類と家畜のための未来の食料源」という報告書を発表し、昆虫食には栄養価や環境負荷、経済効果など多くのメリットがあることを主張しました。
徳島大学生物資源産業学部では、コオロギを飼育する際に必要なエサや水や温度などの条件を最適化することで、コオロギの成長率や死亡率を改善し、大量生産に向けた技術開発を行っています1。
東京農工大学では、コオロギから抽出したタンパク質がヒト細胞に対して抗酸化作用や抗炎症作用を示すことを実証し、コオロギ由来タンパク質が健康増進に有効である可能性があることを報告しました。
これらは一例ですが、他にも多くの公共組織や研究機関がコオロギ食に関するエビデンスを提供しています。