分数環の普遍性による特徴づけ
定理
$ f_S : R \rightarrow S^{-1}Rを考える
$ x \mapsto x/1
このとき、$ f_S(S) \subset (S^{-1}R)^\timesである
s/1にたいして、1/sがあるから
環準同型$ f: R \rightarrow R^\timesで$ f(S) \subset (R')^\timesなるものに対して 環準同型$ g:S^{-1}R \rightarrow R' で、
$ g\circ f_S = f なるものが唯一存在する
分数環$ S^{-1}R はこの性質をみたす環として、同型を除いて一意的に定められる
https://gyazo.com/42c175be1d4a127ffc73dbd022b218ff
証明
$ f_S(s) {1 \over s} = 1 ゆえ$ f_s(s) は$ S^{-1}R の単元、すなわち$ f_s(S) \subset (S^{-1}R)^\times
途中
メモ
f_sとfに対して、gが一意に定まることも大事だが
上の諸性質を満たすような環として、$ S^{-1}Rが一意であることがすごい
これって乗法モノイドの単元群だよな
これの意味合いがきになる
入らないとどうなるか
そもそも$ S^{-1}Rへの像が単元群に入るのか
にあるとおり、局所環への自然な準同型から、像が単元群に入ることが構成できる
R上での逆元の存在が問われてない
写像の性質から、値域側の某が言えるときがある というのは納得ができる
f_sにおける性質と言える
のもやや納得ができる
局所環のおかげで、特定の条件下においてRと準同型にある環が、局所環を介して語ることができる