“経験則”で語るAviUtlトラブルシューティング
僕個人の経験則のトラブルシューティング記事です
ゴリ押しでトラブルを解決したりするので注意
非効率だったり、一部の環境では解決できなかったり、実はやらない方がいいことだったりするかもしれません
↑の記事の方がより正確でより多くの情報があるので、あわせて見ることをオススメします
2022/01/05追記 : 対応する/aviutlのページリンクを載せました
この記事は通して読んで知っておくものを前提として書かれています
よく起こるもの、よくあるミスを独断と偏見で選択し、対処法もできるだけ簡潔なものを選んで載せています
主なエラーメッセージ
メモリの確保に失敗しました。
メモリをアドレスに割り当てることができません。
PFを保存してAviUtlを再起動すればだいたい治る
頻発する場合↓と同じことをする
メモリが足りません。
メモリの確保に失敗しました。キャッシュサイズを調整して再試行しますか?
最大フレーム数、最大画像サイズを最低限にする
最大フレーム数は、5分以下の動画しか作らない人などは20000くらいにまで下げても一応大丈夫だと思う
長い素材を読むときに大変なのであまりオススメはしない(僕の設定は160000)
最大画像サイズは、出力する動画のサイズ or 読み込む動画ファイルのサイズより一回り大きいサイズにする
大きな画像ファイルを読む人は、拡張編集の環境設定が持つ最大画像サイズの設定を大きくしておくと良い
特殊な仕様で、画像ファイルだけは拡張編集の最大画像サイズで読める
アドレス"0x********"で例外"0x********"が発生しました
「はい」を押す(× n回) > PFを保存してAviUtlを再起動する
同じ箇所で同じアドレスのエラーが頻発する場合、レイヤーをすべて非表示にして保存 > AviUtlを再起動して、上から順にレイヤーを表示してエラーを吐いている箇所を特定する
特定のスクリプトが原因の場合、他のスクリプトで代替するか、制作者やえらい人に調査してもらうか、諦める
代替が効かないスクリプトが原因の場合などは、最小環境のAviUtlを用意するのも手
AviUtl本体, 拡張編集プラグイン, 最低限の入力・出力プラグイン, その他必要なプラグイン・スクリプトのみの環境を別に作り、そのプロジェクトの編集・出力をその環境で行う
エラーの原因を極限まで減らせます
ファイルの読み込みでのエラー
対応していないフォーマットの可能性があります
読み込むファイルの名前に環境依存文字などを含んでいると起こる
ファイル名を半角英数のみにしてみる
アルファチャンネルのない動画ファイルの「アルファチャンネルを読み込む」にチェックを入れると出る
当たり判定が広いので気付かないうちにチェックが入っていることがある
BMP, PNG, JPEG, TIFF, GIF以外のフォーマットの画像ファイルを画像ファイルオブジェクトで参照すると起こる
動画ファイルオブジェクトで参照すると読めることがある
再生速度を0にすると普通に画像ファイルとして扱える
そんな事するよりPNGとかに変換したほうが楽
[Fatal]: Failed to find and open the audio decoder.
Failed to flush buffers by a reliable way. It is recommended you reopen the file.
メモリ不足が原因のような気がするので、↑をして尚発生する場合は
読み込むファイルを圧縮してファイルサイズを極力減らす
アドレス"0x00438f95"で例外"0xc0000005"が発生しました
アドレス"0x00439013"で例外"0xc0000005"が発生しました
読み込む動画ファイルが悪い
動画ファイルを変換や再構成する
タイムラインにD&Dしても反応しない
exedit.iniに記入していないフォーマットのファイルはD&Dしても反応なし
BMP, PNG, JPEG, TIFF, GIF以外のフォーマットの画像ファイルは記入しても同じ
そうでない場合、AviUtlを管理者権限で開いているとこうなるらしい
動画ファイルの一部フレームが一面緑になる
InputPipePluginを導入しているとよく起こる
再生位置を1ずらしてみると一時的に治ることがあるのでその隙に出力する
ダメだったらInputPipePluginを無効化する
入力プラグイン優先度の設定でL-SMASH Works File Readerより下にするだけ
exoファイルを途中までしか読み込めない
何度か読み込み直すと正常に読み込めることがある
なかなか読み込めない時は、そもそもexoファイルが正常に書き出せていないことがある
出力でのエラー
ファイルの出力に失敗しました。
上書きで出力しないだけで治ることがある
x264guiExのウィンドウに赤文字のエラーが出ていないか確認する
x264が予期せずに途中終了しました。x264に不正なパラメータ(オプション)が渡された可能性があります。
圧縮設定が悪いことが多いので、一度プロファイルを適用してみる
メディアプレイヤーなどで開いたままの動画ファイルに上書き出力しようとすると起こることがある
auo error: mux後ファイルが見つかりませんでした。
auo error: L-SMASH remuxer でのmuxに失敗しました。
PC買い替えなどでAviUtlを移動したときによく起こる
ファイルパスを通し直せば治るかもしれませんが、x264guiExを再インストールするのが手っ取り早い
auo error: 出力音声ファイルがみつかりません。qaac での音声のエンコードに失敗しました。
これもAviUtlを移動したときによく起こる
x264guiExを再インストール
最新のx264guiExはqaac関連のエラーを根本解決しようとqaacを使わせないようにしている
条理に従い、AAC(ffmpeg)でエンコードする
qaacを使いたい場合は別途必要ファイルを揃えないといけないことがあるので、面倒
拡張編集プラグインの情報が取得できません
拡張編集AVI/BMP出力で起こる
プレビューでは正常なのに出力したらバグっている
ピンク色のノイズが乗る, 一部が激しく点滅する, オブジェクトの一部が消えるなど
出力中に無言でメモリ不足(のような現象)になっていると起こる
AviUtlを再起動 > 即出力を繰り返すと上手くいくことがある
出力したら動画ファイルの再生位置が編集時とずれている
VFR(可変フレームレート)で動画ファイルを読み込むと起こる
L-SMASH Works File Readerの設定で、VFRをCFR(固定フレームレート)として読むようにできる
VFR->CFRにチェックを入れ、右側の欄には60/1などを入力
aupファイルをAviUtlと連携させてaupファイルから開くとlsmash.iniが読み込まれず、↑の設定も反映されないので注意
出力した動画がメディアプレイヤーで再生できない
現行のWindows Media PlayerはH.265(x265guiExでエンコードされた動画)を再生できない
x264guiExがエラーを吐くようになってx265guiExに乗り換えようとしたときに起こる
x264guiExのエラーを解決するのが優先
現行のWindows Media Playerは可逆圧縮のH.264を正常に再生できない
x264guiExの固定量子化量または品質基準VBR(可変レート)を使用している場合、品質(Quality)を0以外に設定する
正確な条件は調査中ですがよく聞く現象
動画ファイルをAviUtlでは正常に読み込めた場合、メディアプレイヤーを乗り換えるのも手
その他
スクリプトがうまく動かない
まず説明書読め
必須ファイル(付属の.dllや.luaなど)が指定の場所にない場合いれる
本体か拡張編集のバージョンが対応していない場合更新する
付属ファイルをexedit.aufがあるフォルダに移してみる or スクリプトがあるフォルダに移してみる
どっちかに入れてた場合動かないっていう環境がたまにある
ダメだった場合他に必須ファイルが必要な場合があるので調べる
古いCPU(GPU)だとどうやっても動かないスクリプトが存在するので、開発者に相談してみる
プラグインが導入できない
まず説明書(ry
プラグインを本体フォルダに移してみる or pluginsフォルダに移してみる
どっちかに入れてた場合動かないっていう環境がたまにある
拡張編集をpluginsフォルダに移してみる or 本体フォルダに移してみる
極稀にこれで治るらしい
ある日突然AviUtlから音が鳴らなくなった
aviutl.iniの再生ウィンドウ > volumeを=256にする
ある日突然タイムラインのグリッドがスナップしなくなった
タイムラインを右クリック > オブジェクトをスナップ にチェックを入れる
AviUtlが重い
環境設定 > 優先度 > Realtime
マシンスペックを上げる
我慢する