パワプロクンポケットシリーズ
2012年の『パワプロクンポケット14』まで、全15作が発売された。 https://scrapbox.io/files/67a1ec10dae7936544df2d38.jpeg
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初代『パワプロクンポケット』は、『実況パワフルプロ野球5』のスピンオフとして制作された。
各作品では「サクセス」モードで選手を育成していく。
ここまでは『パワプロ』と同様だが、その世界観/ストーリーはなんでもあり。
単なるスポ根にあらず、SFやホラーが世界観に垣間見えたり、時に強烈なエログロバイオレンスを見せたり。
『パワポケ10』あたりで能力バトルの風味をかなり強めてしまった。
『パワポケ1』〜『パワポケ14』の世界線および時系列は全て繋がっており、作中で30年ちょっとの時間が経過している。
上述の能力バトルを含め、過去作をプレイしていないとわからない内容が賛否両論となり、『パワポケ11』および『パワポケ12』で大きく売り上げを落としている。
一方、『パワポケ1』で高校野球の先輩だった部員が『パワポケ14』で少年野球の監督をしている、『パワポケ2』でチームにいたモブの選手に『パワポケ11』でスポットライトが当たるなど、ならではの良さをあげるファンも多い。
『パワポケ2』以降、「裏サクセス」と呼ばれる、野球と全然関係ない世界観の育成シナリオが登場。
第二次世界大戦を舞台にしていたり、昔ながらのコマンド制RPGだったり、スペースオペラだったり……
一本のタイトルとして受け取ると物足りないが、いちミニゲームとして考えると相当なボリューム。
これらにはメインの「サクセス」の登場人物が別の役を与えられて登場する。
「サクセス」では敵役だったキャラが「裏サクセス」ではパーティに加入し、その内面を覗かせるなど。
その他、音楽やミニゲームなども一定の評価を得ている。
現状BGMは全てSpotifyなどのサブスクサービスで聴くことができる。サントラが長らく発売されていなかったタイトルも多く、貴重な音源。
きっかんはページトップの写真にもあるようにシリーズ作品全てを所持している。
価値観の形成に大きな影響を与えられた、あるいは強い共鳴が感じられたシリーズだと考えている。
「裏サクセス」でスターシステムの手法が用いられていることと、引用とエミュレート全体に対する興味。