2021年3月上旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。 今期はグレード7にてプレイしていました。
ルール
判定期間:2021/02/28~03/12
流行
1位:Visual
2位:Vocal
3位:Dance
審査員影響力:231(グレ7)
特殊ルール
審査員がアイドル4人にリアクションを行う
審査員が満足するのに必要な興味値がいつもより多い
VoVi審査員興味値:5040000(グレ7)
Dance審査員が満足するのに必要な興味値が他の審査員に比べて多い
Da審査員興味値:7560000(グレ7)
(各審査員が毎ターンDanceUPのステータス効果を付与する)
Dance10%UP(3T)
(お知らせにルール記載漏れ)
所感
今期のイベントは、アンティーカのシナリオイベント「見て見ぬふりをすくって」でした。アンティーカの中でも筋金入りの寂しがり屋である咲耶が、とある番組の企画でユニットメンバーへの理解度が足りていないことに気付かされ落ち込んでしまいますが、その気持ちに対し摩美々をはじめとしてメンバー全員や咲耶自身がどう向き合うべきかを確認し合う、心温まる感じの良いお話でしたね。青春だぁ……。 今期併催のガシャは「期間限定 ねむらない水たちのための断章 霧子・冬優子スタンプガシャPlus」でした。
https://gyazo.com/717ba4be6cf110ab4dff988c7ed621cf
ライブスキルは無凸Da3.5倍+Da25%UP(5T)+全ユニットにメランコリー効果5%付与(3T), 4凸Da5倍+Da50%UP(5T)+全ユニットにメランコリー効果10%付与(3T)です。リンクアピールは両者ともリザレクション効果30%付与(5T, 1回)となっています。
限定だけあってアピールの基礎倍率は高めに設定されているのに加え、そこそこ高倍率のバフ付与を持ち、プロデュースカードとしては3枚目のメランコリー付与札になっています。
メランコリー効果は、アピール札を選択して目押しを行った直後のアピールフェイズ開始時に、現在のメンタル値から指定割合メンタルを減らす効果です。この霧子のアピールは ”全ユニット” が対象なので、このスキルを打った次のターンから自分を含む全員がスリップダメージを受けるようになります。
使い所としては、「メンタル〇〇%以下」というようなパッシブスキルの発動条件を満たすために、割合ダメージによって発動タイミングを調整したり、反対の効果であるリラックス効果を帳消しにしたり、興味値の多い長期戦フェスでライバルのメンタル値を削ってリタイアを誘発させる目的で使用されます。
パッシブスキルには1凸Da50%UP(霧子編成時, 30%, 3回)、2凸Da75%UP(メランコリー付与されている場合, 30%, 3回)、4凸Da120%UP(メンタル29%以下, 40%, 3回)を持ちます。
早期ターンから安定して発動する1凸パッシブはもちろん有用ですが、メランコリー付与条件で発動する2凸パッシブも札の切り方によっては2ターン目以降から発動チャンスがあります。自身へのメランコリー付与はpSSR「【幸福のリズム】白瀬咲耶」や限定sSSR「【賑やか四畳半】三峰結華」の札でも可能なので、2凸パッシブの発動を狙うのであればいずれかの札を採用すると安定するでしょう。 特に目を惹くのが4凸パッシブですね。かなり条件の厳しい背水パッシブですが、空華霧子が霧子であるが故に「【数・数・娘・娘】幽谷霧子」を編成できない(メンタル34%以下条件で発動するDa150%パッシブを取得できない)というデメリットを補うには十分とも言える条件・倍率だと思います。 思い出アピールの追加効果がDa2倍、リンクでDa背水4倍の強力な追撃倍率を誇ります。「【NOT≠EQUAL】三峰結華」の思い出アピールと同性能となるため、Daアンティーカ編成ではセンターにどちらのアイドルを採用するかは編成の方針や好みで分かれるかと思います。ライブスキルの方で見ると、単発火力の霧子か全体火力の結華のどちらをDa担当で採用するかによって変わりますね。 (kinzokuseitarai.iconは引けませんでした)
https://gyazo.com/02f9f83d6ebb8ea5790dd5ce7349c6df
サポートスキルにユニットマスタリーSP(Lv.10)、ダンスマスタリーDa上限(Lv.5)、ダンスマスタリー体力(Lv.5)、体力サポート(Lv.3)を持っています。性能的にはVo特化性能の「【ノー墨・勝者フェイス】黛冬優子」と同様のスキルに加え、体力サポートが新たに追加されていますね。ただし、ここ最近の限定sSSRは完凸してLv.80にしないと固有サポートスキルのレベルが最大まで上がりきらないので、3凸Lv.75の段階ではユニマスSPがLv.8、体力サポートがLv.2で止まります。とはいえ誤差の範疇とも言える微妙な差ではあるので、3凸運用でも十分な力を発揮してくれると思います。 パッシブスキルは1凸Da50%UP(DaUP付与時, 10%, 3回)、2凸Da100%UP(DaUP5個以上付与時, 30%, 1回)、コミュ解放Da30%UP(冬優子編成時, 20%, 2回)の3種類です。
1凸パッシブについてはストレイ編成はもちろん他のDa特化ユニットでも条件を満たしやすく、Da100上限の取得の妨げにならないので積極的に取って良いものですね。 2凸パッシブは、背水条件以外では初のサポート産100%UPパッシブですね。Daバフを5個以上付与という条件は、バフ付与に特化したストレイ編成以外ではなかなか難しいところだと思うので、バランス的にもなかなかちょうど良い感じですね。個人的には、アルスト編成でも100%UPパッシブの使用可能性が示されたのが非常に大きいです。 4凸ライブスキルはDa3倍+Da20%UP(5T)+DaVi10%UP(10T)の複数バフ付与札です。上述の2凸パッシブの発動条件を満たすために切る布石札として採用できますね。
複数バフ付与札としては「【今日の手は空を切らない】芹沢あさひ」の4凸スキルにDa3倍+DaVi10%UP(5T)+DaVi5%UP(10T)があります。トリックと比較すると、Viバフの個数が多い代わりに、Daの倍率が控えめである点が差異になりますね。Daストレイ編成のセンターとして採用される「【アンシーン・ダブルキャスト】黛冬優子」の思い出アピールでは、最高倍率のリンク追撃を放つためにDaバフ3つ、VoViバフ計2つの準備が必要です。どちらの札でもバフ個数は十分に確保できる範囲ではあるのですが、より条件を満たしやすい空手あさひの4凸札を採用する方がバフ個数事故を起こしにくくなるので良いかと思われます。 Daストレイ編成以外のDa特化編成であれば、単純にDaバフの倍率が高いトリックで良さそうですね。 現状の環境では、冬優子はGRADでのひらめきがVoなので、同じくVoひらめきの「【数・数・娘・娘】幽谷霧子」とどちらを採用するか、あるいは両採用してVo2枚育成を強行するかは、育成難度と要相談なところではあります。数娘霧子はDa150%UPの背水パッシブの他に、マスタリーSPを複数所持しているため育成のお手軽さが魅力ですが、Da特化育成でVoひらめき2枚はkinzokuseitarai.iconもやったことがないのでどういう立ち回りをすべきかはちょっと未知の領域ですね。 ちなみに、トリックはDaアルスト編成育成でも採用価値がありますが、こちらはVoひらめきに「【ウォーム・スノウ】桑山千雪」が入るため、Da2枚育成のまま採用できるのが千雪育成時のみになってしまいます。絶妙に噛み合わない感じのバランスが憎らしいですね。 (kinzokuseitarai.iconは引けませんでした)
https://gyazo.com/4173bfb55b6f24bb6ce51a0ed37aff00
サポートスキルにユニットマスタリーVo(Lv.8)と撮影マスタリー体力(Lv.4)を持っています。撮影マスタリー体力は、雑誌撮影で体力回復するスキルであるため、ファン感謝祭シナリオでのノート達成率を上げる目的で採用余地があります。この咲耶はVo特化なのにアイデアがViなのが少し使いにくいところではありますが……。
4凸ライブスキルはVo2.8倍(興味無視)です。興味無視のみの札は興味DOWNが掛かっている審査員にしか真価を発揮できないので使い所が難しいですね。イベント産ということもあり倍率も控えめなので、初心者の方で取れる札がない場合は使っても良いかと思います。
グレフェス
今期のグレフェスは通常ルール時と比べ興味値が2倍、Da審査員のみ興味値が3倍と、長期戦になる特殊ルールでした。 また、お知らせに書き漏らしがあり、審査員のリアクションにDaバフが付いていました。
こういったクセの少ない長期戦ルールになると、「【鱗・鱗・謹・賀】幽谷霧子」をセンターに据えたVoアンティーカが活気付くいつものパターンに入ります。また、Voアンティーカの遅延効果を利用しつつ、メランコリー付与によって他のライバルたちをメン死させてマッチの進行を遅くし、10ターン以上の長期戦に持っていくことでアピールやリンク回数を稼ぐ戦法も流行します。 今期は特に、新規実装の霧子が全体メランコリー付与効果を持っているので、運営側もそういう運用を想定しての特殊ルールだったんじゃないかと思いました。
審査員口撃にDaバフが付いていることから、Daストレイ編成が最も環境に適した編成だったようにも思うんですが、いかんせんグレ7はViアルストとVoアンティーカの完成度が高く、不一致属性を捲くる前に3割星を取られることが多くなります。口撃を喰らえばDaバフが付くので、バフの個数を気にせず「【夜夜中ワンダーラスト】田中摩美々」の興味下げ札によって遅延を重ねれば幾分かチャンスがある、といった感じでしょうか。 ViアルストはいつものようにミラーマッチでPLを取った上で、Voアンティーカによる遅延の恩恵を受けてどれだけリンクを重ねられるかの勝負でもありました。Voに興味下げが複数入ってしまうとVoのTAが取りづらくなりますが、火力で押し切ることができれば加点も見込めるので勝ちやすいです。 また、これは前回の遅延環境でも存在していましたが、遅延メランコリー戦法を取るために、センターを「【四夜一夜物語】大崎甜花」にしたViアルスト編成も見受けられました。四夜甜花は、メランコリーの逆で毎ターン回復のリラックス効果を全体に付与するスキルを持っているため、ライバルを無駄に回復させてしまうデメリットがあります。そのため、甜花の固有札を切らないようにするために、センター採用して思い出アピールでリンク条件を満たすようにする戦略です。こちらの方がライバルの脱落を誘発させやすく、フェスがより長期化しやすくなるため、加点回数が増えて得点が伸びることに繋がるんですね。 ただし、それ用にセンターを育成し直さなければならないので、今回もkinzokuseitarai.iconはそこまでやりませんでした。
結果
https://gyazo.com/87cc9e07f7880939233f9f763932cdb9
https://gyazo.com/2e22ed01904e7abf735b2e75bd1a0bb6
ユニット札6枚+思い出2回という、無駄打ちなしのとても綺麗な立ち回りができました。こういう結果はスコア以上に達成感がありますね。
https://gyazo.com/9c6d4753866f59823ff25198ccf1a8ec
残留ラインはPL基準点まで上がりきることはありませんでした。Voアンティーカの遅延編成を相手取って10T以上の長期ターンで2がっちり完全掌握が取れれば残留できるポイントですね。取れないから残留ラインが完全掌握で止まってるんですけどね。 グレフェスTOP100
1位: 187,145pt
100位: 163,973pt
編成詳細は以下リンク
今期は霧子への接待ルールだったわけなんですが、霧子センターの編成がTOP100にいっぱいいますね!すごい!接待されてたのはそっちの霧子じゃないと思うんですけど……。
長期戦環境だと必ず現れる遅延型Voアンティーカと、どんな環境でも力押しで残留できるViアルストの2強に、Daバフ付与の特殊ルールの恩恵を受けたDaストレイがランキングの大多数を占める結果になりました。 TOP100にこそ空華霧子センターは入りませんでしたが、グレ7でマッチングした相手に数人だけ霧子センターのDaアンティーカ編成は存在していましたし、育成の完成度の高さに下を巻いたくらい強い人もいるので、環境次第では見かけることも増えてくるんじゃないかと思います。 また、編成内での空華霧子採用者は他にもいて、TOP100内だと64位のNE結華センターのDaアンティーカ編成(Mateyさん)や、38位の「【好きなものはなんですか?】大崎甜花」センターのDaアルスト編成(すりっPさん)が早速空華霧子を編成に入れて成果を出しています。新規実装のカードを駆使しつつ、唯一無二の編成で結果を残されている方々は本当にすごいと思います。 個人的にちょっと危惧しているのは、通常ルール時の2T締めDa担当NE結華編成のセンターに空華霧子が採用されることが多くなり、悪目立ちすることになってしまうのではないかという懸念があります。とはいえあれはルールと環境が噛み合っていないのも原因の一端なので、合理的な理由での採用なら致し方ないかな~とは思います。
まとめ
Da有利ルールの長期戦でしたが、まだDa特化編成も突出して強いわけではないので難なく残留できました。
次期は強化週間イベントなので、ミッション終えたら280万周回でもしましょうかね。
あと、20, 21日の2ndライブ楽しみです!現地両日当たってるので行ってきます!