目標追求が「慢性的な敗北状態」にする
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慢性的な水害
from 僕らはそれに抵抗できない p133
アダムスは「ほとんど全部に失敗しても成功していられる方法」という本で、目標追求を重視する風潮を批判した。
アダムスが提案するのは、目標をよりどころに生きるのではなく、システムに沿って生きていくことだ。彼が言うシステムとは、「長い目で見て幸せになる確率を高める行動を、日常的に行う」という意味である。漫画家なら、毎日1コマはマンガを書く。作家なら、毎日500単語は執筆する。このシステムならば目標とは違って、低いレベルのハイが安定して続く。どうたどりついたらいいかわからない壮大な目標を掲げるよりも、1日1日、充実した人生が積み上がっていく。
それに引き換え、「インスタグラムでフォロワーを1000人作る」といった目標は、今はまだそこに至っていない。つまり失敗を示す指標になる。到達したら、今度は「フォロワー2000人」など、次の目標を目指さなければいけないという気になる。
ディルバードの目標をつくることよりも仕組み化を優先するのエピソード
効率を気にせず、ちょっとずつ蓄積されることを続ければいい
目標追求に強い義務感があると、効率良く数字を稼ぐことを重要視する
確実に行動できることを蓄積することは可能だが、壮大な目標を達成できるかどうかは不確実
トレーダーはいくら稼いでも幸せを感じられないらしい(本当か?)
快楽の踏み車に乗っている
上には上がいるからランク付けはしないことが大事
給料比較は、ほぼ全員負けのゲーム
トレーダーは、数字の世界で比較しあう
WTA(Winner Takes All)では、少数が「ひとり勝ち」の恩恵を受け、その他大多数は敗北感を味合う
p134
「最初のボーナスで4万ドルをもらったときには興奮した。だが、ヘッジファンドに勤めて2年目には、『たった』150万ドルしかもらえないことに失望していた」
上司には10億ドル単位の富豪も珍しくない。だから彼も、10億ドルが欲しいと考えるようになった。
まさに自分が金持ちと感じるどうかは、周りの人たちで決まる
「周囲との比較」で全ての人が満足することは原理的にあり得ないが、「過去との比較」なら大半の人が満足することは可能である
150万ドルあれば最高であるのにkidooom.icon