「1日X冊の本を読了する」という目標は失敗
https://gyazo.com/779811c7efde5a9a3ec56d7c9b4078cf
目的のための殉教者
こちらのTweetを見て、自分も一時期この目標にして失敗してたのでメモ
nishio hirokazu(@nishio)
違和感がある。本当にそうだろうか。それは「成長を目的としているつもりで、目的に寄与しない虚栄の指標を追いかけてる」とかじゃないのか。たとえば読んだ本の数を指標にした場合、毎日1冊読めば1年弱で300冊読んだという実績が得られるが、それは成長であるか? https://t.co/sbySK6tyd6 nishio hirokazu(@nishio)
このゴール設定のまずい点は、本を読んでじっくり考えることよりも、読み飛ばして最後まで読み切りカウントアップするバイアスをかけること、買う本も1日で読めそうな本ばかりになるバイアスがあること、読んだ本の内容が身についているかどうかの検証に時間を割かないバイアスがかかること
「1日X冊の本を読了する」という目標の失敗しがちな点
本によってボリュームが全然違うので、1日で読める本もあれば1ヶ月以上かかる本もある
自分にとって価値がある本が後者の場合、1日読了の目標に見合わないため一向に読まれずに成長できなくなる
読みやすい薄い本ばかり読んでしまう
冊数だけに価値を見出してしまっているため
読書の時間以外の成長行動をないがしろにしがちになる
運動
身になる講義動画、資料、Web記事
手を動かして覚えるプログラミング系の学習
という点を踏まえて、読書に関する目標はこんな感じで調整している
読書の目的をハッキリさせる
冊数カウントは目的しない。
「読了する」を目標にしない
1冊の本から、1つでも学べたことがあれば、読んだということにする
1日2冊は再読、1冊は未読の本を選び、何か1つでも学んだ、感じた、自分に変化が起きたりScrapboxにメモれたら「読んだ」ということにする 再読も冊数にカウントしてもいい
そうしたら、「年間1000冊読む」という肩書の新刊書ハンターに引け目を感じなくてもよくなる
数が大きくなってきたら、途中から冊数はどうでもよくなってくる
初めての分野やもっと詳しくなりたい分野の初心者本、薄い本をまとめて読んで基礎知識を高めるのはアリ