量は質に転化する
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発生の根本原理
量は質に転化する。一年で見た映画の本数を自慢してきた人に、淀川長治はこう説いたという。
見た本数は問題ではない。何度も見返すべき作品というものがあって、それを見つけるために本数見る必要があるのだ
遅読至上主義には、この言葉を贈る。
Dain. わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1280-1284). Kindle 版.
遅読至上主義は極端すぎる
速読して量を産み、重要な書を見つけて再読をする中庸の道が大事 ゆっくり1冊1冊遅読していたら人生一瞬で終わる
読むべき本に出会えないまま、たいしたことない本を読む時間に多くを割いてしまうリスク
何度も見返すべき作品に出会うために、量を稼ぐ
何度も見返すべき作品に出会えてなかったら、無駄骨
何度も見返すべき作品に出会えているのに、見返さずに最新性愛症にならないこと from「アーティストのためのハンドブック」 デイビット・ベイルズ+テッド・オーランド著より
ある陶芸の先生が行った実験。
Aグループは作品の「質」によって評価し、提出は一回のみと伝えた。
Bグループは作品の「量」によって評価し、陶器の量が50ポンドあればAランク、40ポンドあればBランクというような評価をすると伝えた。
結果として、「質」が最高と評価された作品は全て「量」によって評価されたグループ。それに対して、「質」で評価すると伝えられたグループは無駄な理論、理屈をこねるばかりで無意味な粘土の山をさらけ出す結果になった。
量を意識させられたことで作る経験を大量に得た人の方が、スキル獲得もできていた