2023年2月8日
朝早く起きて、愛育病院へ。着いた少し前から陣痛促進剤の投与が再開されていて、さっそくお腹の張りが始まっているという。様子を見つつ、MacBookを開いてちょっと仕事をしたり、昨日うまくいかなかったコードをGoogle Cloudでビルドしてみたり。結局、WASI周りで(?)うまくいかなかったのだが、自分の用途ではWASIは使わないので、自前でコードを書いて試すことにした。いずれやる必要もあるし。
陣痛促進剤の増量にともなって、Kのお腹の張りにともなう痛みが強くなってくる。15時頃にはだいぶきつそうで、ずっと側にいて、痛みの波が来るたびマッサージをする。あれこれ試してみたら、骨盤の辺りをグリグリ抑えると少しは緩和されるようであった。お腹が張るのと比例して胎児の呼吸に乱れが出ているため、16時に医師が来て診察。破水して子宮口は開きつつあるが、胎児が降りてきていないという。母子の大事をとって、緊急で帝王切開に移行。
そう決まると動きが早く、あっという間に同意書を書いたり、身の回りの準備をしたりして、Kは手術室へ搬送されていった。自分の付き添いはこれで終わり。急な展開である。帝王切開については、場合によってはそういうこともあり得るということであらかじめ病院の提供している動画を観ていたので、二人とも冷静に対応できただろうと思う(Kはもちろん怖さがあったと思うが)。荷物をまとめて、LDRを出る。もうここには戻ってこない。
LDR近くのベンチで待機。そこから1時間ほど待っていたら、助産師さんに呼ばれてエレベーターホールで少しだけ、保育器に入れられた赤ちゃんと対面できた(コロナ対策もあって、手術にも立ち会えないし、会う機会も今日はこれだけ)。初めて見る自分の子供は、まずは「小さい!」と思うとともに、自分に似ているところはあまりなく、Kの方に似ているなあと思う。バタバタとことが進んだせいで、現実感が薄い感じ。あれこれ落ち着いてから、抱いてみたら実感も湧くだろう。
また1時間ほど待機。術後の処置をした後、Kが病室に搬送される途中でエレベーターホールで少し会えた。憔悴しきっているかと思ったら、意外と元気にしていたのでよかった。ありがとうと感謝を伝えた(まずそれをいえるように、待機している間にイメトレしてあった)。もちろん手術室にスマホなどは持ち込めないのだが、チェキで写真を撮ってもらっていて、見せてもらった。ありがたいことである。
こうなると、もうあとは帰るしかない。今後Kは、7日間の入院(帝王切開なので2日延びる)、その後産後ケアで1週間度ほど病院にいる。その間は、1日15分しか面会できない。あっという間である。さらにその後はしばらくKの実家にいることになるので、K実家と自宅、会社を行き来する生活になる予定。子の世話などもできるだけして、早いとこひとりで面倒見られるようになって、Kをひとりで外に出せるようにするのが直近の目標である(そううまくいくのかわからないが)。
帰宅して、しばらく寝る。朝からやや首こりからの頭痛があったのだが、昼以降キツくなってきた。ロキソニンを多めに飲んで対処していたが、帰宅するとどっと疲れて、すぐに寝入ってしまった。起きた後、子供も生まれていよいよ生活スタイルが大きく変わっていくので、習慣リストをあらためて整理した。しばらくは移動時間が多くなるので、その間にやることを整理したり、この2ヶ月ぐらいの間で今やってるネタで論文をさっと書いておこうと思ったり。
赤ちゃんは、術後しばらく様子を見るためにNCPR(Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation=新生児蘇生)のために別室に置かれていたのだが、夜中2時頃になって少しだけKの元へやってくるという(その後はまた別室へ)。KがLINEで映しながら見せてくれた。30分ほど様子を見ながらおしゃべり。Kは元気そうだが、貧血が酷くて立つと危ないのでずっと寝ているのだという。痛み止めのおかげで、痛みを感じることはないようだ。
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