DeSciとは何か
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Key Words
decentralized autnomous organization
distributed ledger technology (DLT)
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文献
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20240626追記
DeSciにおけるDAOの立ち位置
DAOはDeSciの構成要素
研究プロジェクトへの資金分配
プロジェクトガバナンス
を実行するためのツール、手段として扱われる
IP-NFTとは何か
研究者が論文やデータセット、特許などの知的財産権をブロックチェーン上でトークン化することを可能にする。
トークン化することでなにがよいのか?hiragi.icon
インセンティブの調整?
貢献の補償
コラボレーションの推奨?
「IP-NFTが研究成果をオープンに共有する動機付けを研究者に与える」としているが、アウトプットの形が論文である以上は文章それ自体をコピーしてしまうことは可能なので、既存のジャーナルから出版される論文との違いがその出版システムにしか見いだせないのではないか。論文というアウトプットの形を「成果をオープンに公開する」という目的を失わないようにしながらも抜本的に変えるために、どのような取り組みがなされているのか?
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とにかく
「科学」という分野それ自体が抱える問題・課題を解決しうる
一連の「技術」と「システム」
それらを支える「思想」のことを
DeSciと呼んでいる節があるように見える。
オープンな査読システムを構築することによるReputation Networkのプラットフォーム
しかし、科学技術を市井に公開するということは、リテラシーの低い層も科学的知識にアクセスできるということを意味するので、これまでの「秘匿して勝ち抜ける」という思想の下に行われていた「中央集権的管理」には発生しなかった問題が発生することになる。乱世だ・・・hiragi.icon そうか、AIのアラインメントの重要性が叫ばれる構図と同じなのね。hiragi.icon
Distributed reviewer reputation systemについて
既存の査読システムの問題は、
査読のワークフローが秘匿され、そのプロセスが不透明であるがゆえに、査読の正当性を評価することができないこと
質が低い、引用されないような論文を受理するとペナルティを受けるが、価値ある論文をリジェクトしてもペナルティを受けないため、基本的には高いリジェクト率が推奨されてしまう構造的な問題を抱える。
無報酬で行う必要があるため、インセンティブが善意に委ねられていること
『The DAO to DeSci:AI for Free, Fair, and Responsibility Sensitive Science』
何について論じているか
DAOベースのDeSci組織とは何か
CeSciの社会運動や新たなサイバー運動組織との関係は?
そのシステムを運用する際の知的技術の役割と潜在的な用途
IEEEへの影響
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二次文献
DeSci London
DeSci Berlin
カンファレンスの開催による「ムーブメント」の加速
DeSciは多様な文脈を含んでいる
参照
1. ファンディング/ガバナンスの領域
DeSciというよりVCの民主化したもの
小型化したため、いわゆる『死の谷』を超えるような支援ができるのではと期待されている。
課題1: 一部のお金のある領域に限定的な投資
課題2: 価格変動があるような領域でそもそも長期的支援が必要なプロジェクトを支援できるか?
ソーシャルグラフ、verifiable credentials
lens protocol, the graph
分散型オラクル
chainlink
予測市場
Augur
DeSci Labs DeSci Labs.icon, Molecule, Ocean, Protocol Labs, Holonym, Lab DAOなど 開発途上で、現在ハッカソン等で議論や開発が行われている領域
積み上げ方式なので、基本的には進む領域
3. コミュニティの領域:
ResearchHubやgftdDAOなど
既存の研究者が、研究のコミュニケーションを取る領域なのか
gftdDAOのようなあくまでサイエンスはツールとしての領域なのか
目的に応じて、ダイナミクスが異なるはず。
2023/4/16
Reputation
Holonym: Digital reputation,
EX. voting, reviews,
「人間を人間足らしめていることいることは「ダイナミックであること」である」
by バラクオバマ
DeSciについて
日経産業新聞新聞 「「Web3」は科学を救うか 欧米で資金調達など始動(科学記者の目)」 2022/7/22 より
Web3の新たな潮流として注目されているのが「DeSci(ディサイ、分散型科学)」だ。科学者やIT技術者がブロックチェーン上に「DAO(分散型自律組織)」をつくり助成機関や学術出版社としての役目を担う。「トークン」と呼ぶ暗号資産を発行して投資家から資金を募り、有望なテーマを提示した研究者に資金を提供する。
「科学者による脱中央集権化の試み」。人工知能(AI)開発スタートアップのアラヤ(東京・港)のリサーチャーで、海外のDeSciプロジェクトに参加する浜田太陽氏はこう説明する。Web3はブロックチェーン技術によって巨大テック企業の寡占状態から脱却し、利用者の手にネットを取り戻そうとする。DeSciも同じ流れだ。
方向性が定まらない初期段階の科学研究は慢性的な資金不足だ。研究情報の開示でも「科学の成果や知見は公共財」という理想とは違う状況にある。影響力の高い科学論文誌に掲載する場合、誰でも読めるようにするには執筆者が掲載料を支払う必要がある。DeSciプロジェクトでは助成した研究から得られた成果やデータ、特許はDAOが管理し、企業などに販売して資金を得る。利益は貢献度に応じて投資家やメンバー、研究者に配分する。
DeSciとはオープンサイエンスの一環であり、科学技術の民主化に貢献する「流れ」だと考えている。hiragi.icon
現状の単なる研究助成と何が違うのか?
これを参照したり