GIGAスクール構想で進化する学校、取り残される学校
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【目次】
1章 GIGAスクールを失敗させないために
そもそも学校は何のためにデジタル化するのか……桐生 崇
新学習指導要領の理念実現のために――未来の創り手となるために必要な資質・能力を育むための授業改善……前田康裕 知識の共有
地域間格差、学校間格差の拡大を避けるために……中川斉史
自治体間格差の顕在化
1人1アカウントは必須
自分のデータは自分で管理する基本原則
GIGAスクール失敗は、教育予算削減への道……櫻井直輝
地方教育予算→地方財政措置
予算措置されない可能性がある
2章 学校全体のICT化を進める
まずは「やってみる」こと――「GIGAスクール構想」の実践を通して日本の学校文化の変革を探る……駒崎 彰一
「変える」をすぐにやる
目的や手段を教職、児童生徒、保護者地域まで共有→全員が知っている
失敗による課題のブラッシュアップ
チームとして失敗を共有する
目的達成まで試行錯誤する
若手とベテランが学び合う場へ……佐和 伸明
オンライン研修への参加
学校全体のデジタル化のイメージ……平井 聡一郎
カレンダーの共有
保護者とのデータ共有
学校行事の動画配信
校内放送のオンライン化
Zoom番組を作る
授業以外の子どものICT活用 ……加藤 朋生
同期と非同期、主体的と自発的
https://gyazo.com/316db538430fb378b7943e3285740ebc
同期型学習→従来の授業
研修のオンライン化……櫻井 良種
校内研修シリーズ
子どもの不適切使用への不安と対応 …… 藤川 大祐
考えられる問題
端末の目的外使用
健康への悪影響
他者とのトラブル→SNS、チャット、、ファイル交換、盗撮など
問題解決をして使用できる力を育てる
生徒会や学級などによるルール作り
保護者の意見の集約
ルールの策定
使用目的
使用時間、使用する際の態度等
適切な管理(IDやパスワード)
トラブル報告の仕方
各家庭の不安・思いとのかかわり方…… 藤川 大祐
個人情報保護、セキュリティ対策……長谷川 元洋
個人情報セキュリティー対策
児童生徒並びに保護者の権利
教育、学習のためのデータ
学習環境
「保護すること」「問題が起きないようにすること」ではない
収集制限の原則
データ内容の原則
目的明確化の原則
利用制限の原則
安全保護の原則
公開の原則
個人参加の原則
責任の原則
「個人情報保護に関する法律についてのガイドライン」
「教育目的に利用するため」ではなく、「誤答した問題のデータから、学習のつまずきの原因を分析し、個々の各種状況に応じた取材や解説を行うため」
情報セキュリティー対策
技術的対策
物理的対策
人的対策←ここに力を入れる
令和5年5月18日までに改正法が施行される
公立学校も匿名加工情報を一定のルールしたがって本人の同意なく第三者機関に提供できるようになる
ICT支援員との連携、新サービス導入時の民間企業・NPOとの連携における注意点とは……高橋 暁子
ICT支援員の業務
授業関連、校務関連、環境整備関連、校内研修関連
3章 授業・学びのICT化を進める
授業のデザインから学びのデザインへ……稲垣 忠
授業と授業外の学びの組み合わせ
新学習指導要領の「学習の基盤となる資質・能力」の一つ
情報活用型プロジェクト学習
ICTは「個別最適な学び」をどう進化させるのか……黒上 晴夫
自己調整的な学習
学習者が自己の関心や能力をして、学習を調整することを目指すと言う意味での最適化
プレゼンテーション資料だけではなく、その下になってると付き合情報をそのままやりとりできる
ICTを活用した協働的な学び……伏木 久始
協働的な学びを支える個別の学び
学習に内容に関しての学習者の予備知識や心身の機能の状態が不足している場合意義が半減する
学習者それぞれが、前提となる知識や条件となる技能などを獲得することが前提
校内で一番苦手な教職員も使えるための第一歩……小柳 和喜雄
利用ルールをラミネート→誰でも見られるように掲示
ICTを使いたがらない教職員への対応……小柳 和喜雄
ICTを使わない教員=情報活用能力を身に付けさせることへの放棄
情報活用能力の育成を指導計画に視覚化
デジタル教科書の学習効果を問う――紙とデジタルの使い分けに向けて……柴田博仁 複数教材の比較が困難
扱いにくさが思考を妨げる
タブレットでのページめくりは、紙の書籍との比較で認知負荷が高い 注意をそらす
ながら作業
通知やアラート
特別支援教育における活用……近藤 武夫
ICT活用の具体例
視覚障害、聴覚障害
病気療養による長期入院
肢体不自由
CBT(Computer based testing) 障害がある児童生徒にICTによって補助する
ICTが苦手な障害のある子どもへの配慮……田中 裕一
Assistive Technology
本人の参画
柔軟なルールの必要性
ルールだから必ずダメとかにしない
4章 成功の鍵を握る学校管理職
管理職がボトルネックになっていないか……平井 聡一郎
教育委員会と学校の双方にボトルネックがある
ICT機器を
まず使う
とにかく使う
いつでも使う
自由に使う
学校CIO(Chief Information Officer) 管理職にとってのはじめの一歩 ……齋藤 浩司
一斉臨時休校
毎日メール配信
朝礼動画の配信→1分程度の動画をYouTubeで限定配信
オンライン懇話会の実施
個人面談の実施
ICT活用で深まる校長の学び……小髙 美惠子
5章 成功する自治体、失敗する自治体
子ども向けの過剰な制限……高橋 純
ICTをうまく機能させる
①人への教育
②技術的な対策
③ルールの策定
①でフォローすべきことを②、③でやっている
https://gyazo.com/f296fece0c67bf16f65d6b2d8b55efc9
Bまでの活用想定
子供のクラウドサービスの利用禁止
IDへの個人名の利用禁止
メールやチャットの利用禁止
Cまでの活用想定
非同期的コミュニケーション→チャットやメールなど
逆に「ゆるすぎる」自治体の問題……平井 聡一郎
ゆるすぎる自治体
最低限の機器整備はしたもののあとは全て学校におまかせ
プロジェクトの統括リーダーが不在
活用ビジョンがないままの整備
何を整備する必要があるか、どんな課題があるか
学校のICT化を最大限に生かすための環境整備 ……梶本 佳照
小学校3年生以上のキーボードスキル
年次更新、OSの更新など
予備機
持ち帰り用のモバイルwifiルーターなど
通信回線の容量、速度の不足
6章 GIGAスクールのその先へ
テクノロジー利用における適切で責任ある行動規範
倫理的、文化的、社会的問題を理解し責任を持ってポジティブに使う形への転換
テクノロジーの良き使い手となるための教育
優れたデジタル市民になるために必要な能力を身につけることを目的とした教育
https://gyazo.com/bd648236d33fdb2b72f088d40ef584da
社会とテクノロジーに関わることを包括的に学びと捉えている
https://gyazo.com/ed0103d0e2525c98b00593e9896cc055
教師のテレワーク……荒木 貴之
デジタル教科書……寺尾 敦
基本的には紙の教科書とデジタル教科書は同一内容
QRコードや朗読映像などはあくまで補助
学校教育法第34条4項「教科用図書および第2項に規定する教材議会の教材で、有益適切なものはこれを使用することができる」 7章 これで解決! GIGAスクール1問1答
実践例① どうやって1人1台端末を使えるようになったか?
GIGA成功のポイントは、個別学習→一斉学習→協働学習の3ステップにおける実感を伴う授業観の転換……朝倉 一民
実践レポート② GIGAスクールで主体的な学びをどう実現したか?
先生それぞれの「得意分野」を生かして、ワクワク楽しい授業を! ……毛利 靖
GIGAスクール構想 お悩み相談……水谷 年孝
あとがき