誤解メッセージゲーム
私たちは、自分がある1つの意味を込めて発したメッセージに、別の意味解釈があり得るということは非常に気づきにくい。一方、受け取る側にとってあも、自分の解釈がすべてであり、別の意味で相手が言ったとは気づきにくい。そこで、この演習では、2通りに解釈できる、つまり誤解を誘発するメッセージを作る課題を通して、「1つのメッセージに別の意味があり得る」ということに気づきやすくなることを目的とする。
誘発メッセージを作った跡、誤解しない一義的なメッセージになるかを話し合う。
「、」や語順、言葉を足すことで誤解が防げることを学ぶ。
Aくんは、ウソを言っているんじゃない
解釈1:Aくんは、ウソを言っているのではない(否定)
解釈2:Aくんは、ウソを言っているのではないか?(疑問)
彼にも文句があるはずだ
解釈1:彼の側にも文句があるはずだ
解釈2:(別の人が)彼に対しても文句があるはずだ
彼女はBくんが苦手な人だ
解釈1:彼女はBくんにとって苦手な人だ
解釈2:彼女はBくんを苦手とする人だ
CくんとDくんの兄が問題を起こした
解釈1:Cくんと、Dくんの兄が、問題を起こした
解釈2:CくんとDくんのそれぞれの兄が問題を起こした
出典