多属性意思決定
類語
多属性効用に基づく意思決定
多基準意思決定 Multiple Criteria Decision Analysis 多属性意思決定 Multi Attribute Utility Analysis 複数の属性をもつ選択肢の中から一つを選択する意思決定。
自分の専門領域に対して、この判断が的確にできるできないかは的確な学習ができているかどうかの一つの大きな壁と考えてる。
https://gyazo.com/e00d7f66a2b49c8a914cdb45bfa31a5e
ジサコ!(自作PC 構成メーカー) Ver.1.7
https://youtu.be/2IsRqKaC_os
多属性効用に基づく意思決定は難しいが、専門領域に対してはできるようにしたい
たとえばPCを買う際にはCPU、メモリ、GPU、ディスプレイなどなど様々な要素が絡み合っていて、自分に適したスペックを選び取るのは専門家でないかぎりは容易ではない。
ただ、自分が知らない分野についてのことに限定しているので、自分の専門分野にはもっと積極的に使っていきたい。副次的な結果として各要素の重み付けの練習になりそう。
たとえば仕事の道具の選び方という基準で専門知識のあるPCでは、自分に必要なPCのスペックは明確に指定できる。例えば後述するもの。こういうことを増やしていきたい。
ノートPC(狩野モデルで言う当たり前品質と、過剰品質) 2019/10/13
CPU 4core ターボクロック4Ghz以上
メモリ 最低16GB/32GBは過剰
GPU 外部出力4Kに対応出来るGPUかつ専用メモリ。CPU内蔵か独立GPUかは興味なし/Geforce RTX1650以上は過剰
ディスプレイ 200DPI以上 sRGBカバー率95%以上
バッテリー ブラウジングし続けて6時間以上
外部IO USB-C*2以上、3.5mmステレオミニプラグ、無線LANやBTは標準でかまわない。十分はUSB-Cからできるか変換可能。
2019/11
ノートPCの新調でやってみた。自分としては完璧に納得のいく決定ができた。
難しさ
ノートPC
新製品の発表が控えている
セールが控えている
概要
いくつかの属性(特徴)を考慮して行われることも多い。たとえば、アパートを借りる時のことを考えてみよう。アパートXは広いが、駅から遠くて、家賃が高く、アパートYは狭いけれども、駅から近く、家賃が安いとする。ここでは広さ、家賃、駅からの距離という属性が考慮対象となっている。これらはすべて重要度が同じではないだろう。またその重要度は人によっても異なるだろう。つまり、ここでは属性ごとに効用が設定されていると考えられる。もしアパートXを選んだとすれば、広さの効用が高く、駅からの距離、家賃のそれはあまり高くないと考えられる。こうした各々の属性に対する重要度を加味して意思決定を行う場合は、多属性効用に基づく決定と言われる。
多属性多次元意思決定は、納得しにくく、また難しい。
属性を数え上げてその表を作ることを一度やってみるとよい。この方法では、直感とは異なる選択肢が選ばれてしまい、結果に納得できないことが多い。私は自分で家を買う時にこれをやってみたが、結果に全く納得がいかなかった。別の属性があるのではとか、重みが違うのではなどと考えてみたが、馬鹿らしいので途中でやめた。どんな属性があるのか、それがどれほど大事なのか、そして選択肢が各々の属性でどの程度の値をとるのかを決めることが、とても難しいのである。家はけっきょく直感で決めた。満足している。
出典
参考
属性で表現される選択肢
概要
複数の属性や基準に基づいて最適な選択肢を選ぶための意思決定手法である。
選択肢が多数存在し、それぞれが異なる属性を持っているような問題に対して適用される。多属性意思決定では、各属性の重要度や優先度を評価し、それらを総合的に考慮して最適な選択肢を決定する。
どのような問題に有効か
複数の属性や基準が関与する複雑な問題に対して有効である。例えば、企業が新製品の開発計画を立案する際、コスト、品質、デザイン、環境への影響など、さまざまな属性を考慮して最適な選択肢を選ぶ必要がある。
どのような結果が期待できるか
各属性の重要度や優先度を客観的に評価し、総合的な意思決定を行うことができる。これにより、最適な選択肢を効率的に特定できるだけでなく、意思決定過程が透明化され、関係者間の合意形成や説明責任を果たすことが容易になる。
実行するためにどのようなハードルを乗り越える必要があるか
適切な属性や基準を特定する必要がある。これには、関係者の意見を取り入れることが重要である。
各属性の重要度や優先度を評価するための尺度や方法を決定し、選択肢間の比較や評価を行うことが求められる。さらに、意思決定者が主観的な判断に依らないよう、客観的な評価基準を適用することが重要である。これらのハードルを乗り越えるためには、専門的な知識や経験が必要となる。
実行するとどのようなネガティブなことが起きるか
属性間のトレードオフが明らかになることがあり、それによって関係者間の対立が生じることがある。また、属性の重要度や優先度を決定する過程で、主観的な判断が介入することが避けられない場合があり、意思決定の客観性や透明性に疑問が生じることがある。
どのような状況で用いるか?
複数の属性や基準が関与し、選択肢間の比較や評価が困難な状況で用いられる。また、意思決定過程を透明化し、関係者間の合意形成を促進したい場合にも適用される。
過去の成功例は何か
環境アセスメントやリスク評価、企業の戦略立案
関連する考えは何か
関連するフレームワークは何か
比較されるフレームワークは何か
利用する手順
問題の定義: 意思決定の対象となる問題を特定し、選択肢と評価基準を明確化する。
属性の特定: 問題に関連するすべての属性をリストアップし、それらの関係を整理する。
属性の重要度の決定: 各属性の重要度や優先度を決定するための尺度や方法を選択し、適用する。
選択肢の評価: 各選択肢を属性ごとに評価し、総合的な評価値を算出する。
選択肢のランキング: 総合的な評価値に基づいて選択肢をランキングし、最適な選択肢を特定する。
意思決定の実行と検証: 最適な選択肢を実行し、その結果を検証する。必要に応じて、手順を繰り返す。
知識の限界は何か
属性の特定や重要度の決定に主観的な判断が介入する可能性がある。
属性間のトレードオフや相互依存関係を完全に評価することが難しい。
複雑な問題に対して、適切なフレームワークや手法を選択することが困難である。
多属性意思決定の過程や結果が必ずしも意思決定者や関係者にとって直感的でない。