アバラシア地方
アルデナード小大陸の北海岸部を東西に走る大山脈であるアバラシア山脈はしばしば「エオルゼアの背骨」と呼ばれるほど広大だ。その裾野はティノルカ地方の外れまで伸びていて、北へ行くほど山頂に近づくため標高が高くなる。東西に長く連なる山脈は、東アバラシア山脈と西アバラシア山脈に分かれ、東はゼルファトルからイシュガルドを抜け、西のドラヴァニアまで続く大山脈となっている。
東アバラシア山脈を分断する大渓谷一帯は「ゼルファトル」と呼ばれ、精霊により黒衣森から追われたイクサル族が住みつき、新たな聖地とされている。
また西アバラシア山脈一帯のドラヴァニアはイシュガルドの仇敵ドラゴン族のテリトリーとなっており、特に営巣地のあるエオルゼアで最も高い山霊峰ソーム・アルは天然の要害として有史以来翼を持たぬ者の侵入を拒み続けてきた。
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アバラシア雲海
アバラシア山脈のイシュガルドの北東に当たる地域には東西南北の四方を高い山々に囲まれ、まるでアバラシア山脈に抱かれるように広がる大きな穴のような低地があるのだがその低地に宿る水属性と風属性の力が作用することで、その一帯の上空は常に雲に満たされている。その光景は、まさに「雲海」の名に相応しい。
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さらに雲海の上には、風のクリスタルの力で浮かび上がった岩盤が、島のように点在する。これら「浮島」には、特有の生態系が存在し、地上では見ることのない生物が暮らしているほか、鳥類をルーツに持つ蛮族バヌバヌ族が雲海に泳ぐ白鯨ビスマルクを信仰しながら暮らしている。バヌバヌ族はいくつかの部族に分かれるが現在は穏健派のズンド族と武闘派のブンド族とに分かれている。武闘派のブンド族はアバラシア雲海を手中に収めるため神降ろしにより雲神ビスマルクを顕現させズンド族を追い詰めている。
近年になり飛空艇を手にしたイシュガルドの軍勢が、進出し「クラウドトップ」と呼ばれる拠点を築き飛行戦艦のプロテクトゥールが停泊させているが、金属の加工技術を持たないバヌバヌ族がイシュガルド製の武器を入手しようと狙っているためアインハルト家の家の薔薇騎士団が守りを固めている。
アジス・ラー
イシュガルト北西地域上空には魔大陸と呼ばれる古代アラグ帝国の遺構「アジス・ラー」が浮遊している。魔大陸アジス・ラーは、古代アラグの魔科学研究所であり大きく5つの区画に分けられており、中央の旗艦島アジス・ラーのほか、北西地域が「アルファ管区」、時計回りに北東が「ベータ管区」、南東が「ガンマ管区」、南西が「デルタ管区」と呼ばれている。
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「アルファ管区」にはポート・ヘリックスと呼ばれるアジス・ラーの玄関口があり、そのポートヘリックスから南に下ると隔離実験島という浮遊島がある。浮遊島内部には古代アラグ帝国がドラゴン族に対して行った非道な実験体の一部が陳列されている。また旗艦島であるアジス・ラーには三闘神が封印されているとの伝説があり、その力を得ようとするガレマール帝国軍が南東側「ガンマ管区」に上陸し、拠点を作るために浮島開発を行っており島の南西端には帝国軍基地カストルム・ソルスが建設されている。拠点一帯には、ガレマール様式の構造物が複数あるほか、レグラ・ヴァン・ヒュドルスを軍団長とする第6軍団所属と思しきガレマール帝国軍兵器が警備警戒している。
「デルタ管区」には対偶の磔刑台と呼ばれる場所があり七大天竜一翼、ティアマットが拘束、封印されている。