JET
#装置解説
https://gyazo.com/09cd5bc019579af4ea7fdd729edb0b25
Nuclear fusion: UK lab breaks world record for power output in quest for energy 'holy grail' | Recharge
https://ccfe.ukaea.uk/wp-content/uploads/2019/06/JET-external.jpg
JET: the Joint European Torus - Culham Centre for Fusion Energy
chatGPT.icon
JET(Joint European Torus)は、核融合エネルギーの研究における主要な装置の一つであり、欧州共同体(EU)の支援のもと、1970年代に設計され、1983年に稼働を開始しました。イギリスのオックスフォードシャー州に位置し、トカマク型核融合装置(ドーナツ型のプラズマ容器)として知られています。これは、磁場を使って高温のプラズマを閉じ込め、核融合反応を引き起こすための装置です。プラズマ内で重水素やトリチウムを反応させることでエネルギーを得ることを目的としています。
JETは、以下のような点で核融合研究にとって重要な役割を果たしてきました:
1. 実証実験
JETは、重水素とトリチウムを用いた核融合反応の実証に成功し、持続的なエネルギー生産の基礎データを提供しました。これは、将来的な商業用核融合炉開発において重要な技術的な指標となります。
2. ITER(国際熱核融合実験炉)プロジェクトへの貢献
JETで培われた技術や知見は、国際的な次世代核融合実験炉であるITERの開発にも大きな影響を与えています。ITERではJETの成果をもとにして、さらに長時間のプラズマ維持やエネルギー生成を目指しています。
3. 材料の検証とプラズマ制御
JETでは、プラズマと装置の壁材との相互作用の研究が行われ、耐熱性や耐放射線性を持つ材料の開発が進められました。さらに、プラズマの安定性や制御手法の実験も行われており、こうした技術は核融合エネルギーの実用化にとって欠かせないものです。
4. 長期間のデータ提供
稼働開始から約40年以上経過しており、JETは核融合に関する膨大なデータを収集しています。これにより、プラズマ物理や制御技術の理論モデルを検証し、改善するための豊富な情報源となっています。
JETは現在でも実験を続けており、重水素-トリチウム実験において出力とエネルギー生成効率の向上が期待されています。商業用核融合発電が実現するためにはまだ多くの課題がありますが、JETの研究はその道を切り開くための重要なステップとされています。
JETは核融合界のレジェンド装置
1983~2024年まで第一線で動いているのは化け物すぎる
てか、イギリス核融合強すぎるだろmasaharu.icon
ST-40, JET, STEPがあの島国にあるとかすごい
最近だとITER-like wallでDT実験してる
Overview of T and D–T results in JET with ITER-like wall