冷蔵庫の女
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男性主人公の成長や動機づけのために女性キャラクターが悲惨な目に遭う脚本を指す言葉で、
由来はコミック作家ゲイル・シモーネ氏を始めとしたフェミニストのコミック読者集団が1999年に開設したサイト「冷蔵庫の中の女たち」から因んだもの。コミックスにおいて男ヒーローの成長や動機付けのために悲惨な目に遭う女性キャラクターの多さを指摘し、それらを纏めた内容だった。 更にそのサイト名の由来を遡ると、1994年に描かれた当時グリーンランタン(カイル・レイナー)のヒロインがヴィランによって絞殺され、その死体を冷蔵庫に詰められるという悲惨なエピソード(というかオリジン)から取って名付けられた。
アメリカでは冷蔵庫に因んで「フリッジング(fridging)」と呼ぶが、日本では「冷蔵庫の女(正しくは『冷蔵庫の中の女』)」の方が用語として広まっている傾向がある。 言葉の定義
だいたいはわかるけど、便利な言葉すぎていい加減に使われてそう、使っちゃいそう。
たとえば「単に女がストーリー上殺される」だけで「フリッジングだ!」とかなりそう。
自分が使う場合、フリッジングとは以下の意味で使うことにする。
主人公と(主に親密性的に, 性的に)親しい女が
男性の精神的な成長を物語る要素として
残虐な手段で
殺されること
フリッジングの例
機動戦士Zガンダムで、ライラが死にジェリドが覚醒、カミーユの母が死にカミーユが成長みたいなやつ。 ただ「残虐か」どうかとか、「母親は親しい女になるのか」とかはあるが。
その他
「冷蔵庫の男」はいないのか
「冷蔵庫の女」か。なんかあんまりそういう事象を実感したことないんだよね。一度気になれば、目につくようになるのかもしれないな。私は主人公の精神的成長のためだけに死ぬ「兄貴的存在」ばかり気になってたな。グレンラガンとか、映画バトルシップとか、銀英伝とか(銀英伝は兄貴ポジションじゃないかもしれんけど、主人公を守ってしんじゃうよね)。なんでどいつもこいつも兄貴しんじゃうんだよ。#fedibird すっごくおもしろい指摘。「女ばかりが殺される!」って言うんだけれど、ほんっとーーにそうか?ってのは考えたほうがいい。
ただ、単に死ぬ、殺されるだけじゃなくて「残虐に殺される」ってのが冷蔵庫の女の大切なポイントだと思う。 また「ほぼほぼ殺されるためだけに出てくる」「単なるお飾り」ってポイントも大事かも。