先延ばし癖
先延ばしの理由は次のようなものだ。
1 目標が明確ではない
2 現状に対する認識が不十分である
3 集中力が乏しい
4 自己不全感にさいなまれている
5 切迫感がない
6 効果的なルーティンがない
7注意をそらす要因がある
8 やることがいっぱいで身動きがとれない
後悔しない時間の使い方 ティボ・ムリス ・30ページ
経営コンサルタントの本田健は、金持ちの生活習慣を研究するため、日本の国税庁の高額納税者名簿を手に入れ、 そのうち億万長者1万2000人を対象にインタビューとアンケートを実施した。 彼の調査で明らかになった金持ちの面白い特徴のひとつは、 高額所得者であればあるほど、 アンケートへの回答が早かったことだ。なぜか。 金持ちは暇だからだろうか? いや。彼らはどうせしなくてはならないことなら、早く処理する方が有利だという事実を、 体験から知っているからだ。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ・89ページ
忙しい日常の中でも、スピーディーに決定する習慣が身についているのだ。 金持ちはビジネスの上だけでなく、個人的な手紙やメールの返信も早く、 誰かからささやかな助けを受けたときも、 感謝の手紙を素早く送ることが調査から明らかになった。 スピーディーに反応すれば、どんな状況でも他人の好感と信頼を得ることができる。なぜなら、人は相手がスピーディーに反応してくれるとき、 自分が尊重されていると感じ、相手を信頼できる人だと判断するからだ。 電話やメールの応答が遅れたり、返事がなければ、 その人が自分を無視したり侮辱しているように感じられると言う人も多い。 実際、 何であれ早めに片づける人であっても、嫌いな人から頼まれると、わざとでも遅らせるものだし、のろまな怠け者でも好きな人の前では、反応の速度がいきなり光速にまで上がるものだ。 したがって、どうせしなくてはならないことなら、即断即決で処理するのがよい。 速度は自分を他の人たちと差別化するもっとも効果的な手段であり、 アドバンテージをとるためのもっとも確実な要因だ。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 89ページ
つまり、課題を先延ばしにするとき、 今この瞬間を軽視し、 未来になれば、 自分をより律することができると信じているが、実際にはそうではないということだ。 今この瞬間に行動を起こそう。 未来の自分がより賢く、より強く、 より意欲的になるために。 それこそが望んでいることを成し遂げるカギである。
後悔しない時間の使い方 ティボ・ムリス 36ページ
やらなくてはならないことは、 つべこべ言わずにやろう。待つ必要がどこにある? 待っていても若くはなれない。人生はどんどん過ぎていく。 何かを待ちながら人生を過ごしたくないだろう? ぐずぐずしながら過ごしたくない。 自分の使命と最終的に無関係だとわかっていることをしながら過ごしたくない。シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント / エリック・ジョーゲンソン 206ページ
〈ウォーミングアップの時間を減らす3つのステップ〉 ステップ 1:隠れた動機を探す- 仕事の前のウォーミングアップの時間が長ければ、 しばし立ち止まり、 こう自分に尋ねよう。 「わたしが逃げている本当に重要な仕事は何か?」 ●ステップ 2:順番を変えて実行する――勉強をする前にデスクを片づけたければ、順序を変えて、勉強をしてからデスクを整理してみよう。 「電話してから皿洗いをしよう」と思ったら、「皿洗いをしてから電話しよう」 というふうに変えよう。 ●ステップ 3:あらかじめ準備する一重要な仕事をすぐに始められない原因を取り除こう。 仕事が終わったら、翌日に重要な仕事をすぐに始められるよう準備しておこう。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 167ページ