ルーティン
効果的なルーティンを持っているだろうか? もし持っていないなら、それが先延ばしにつながっているかもしれない。私たちはしたいときにしたいことができるという幻想を抱きがちだが、 人間は基本的に習慣の生き物である。たとえば、 私は本書を書きながら自由を楽しんでいる。 上司はいないし、 好きなときに好きな場所で働くことができる。 その気になれば、数週間も数か月も休暇をとることすらできる。 しかし、そのような 「自由」は落とし穴だと思う。 無限の自由があっても、 人間は幸せになれない。 自分を律しなければ、 遅かれ早かれ、 誰もが怠けてしまう。 挑戦をやめると成長が止まる。 その結果、 人生の意味を失うことになる。
後悔しない時間の使い方 ティボ・ムリス 42ページ
ルーティーン
日々の習慣の力を示す具体例を紹介しよう。
●毎日、500単語ずつ書けば、本書のような本を1年で5冊書くことができる。 10年で50冊書ける。 40年後には 200冊もの本を出版できる。 もちろん、 書く作業には入念な調査が必要だし、各パートの内容や全体の構成を考えなければならないが、この例の目的は日々の習慣の力を強調することである。
●毎日、外国語を 5単語覚えれば、1年で1、825単語、 5年後には9、125単語覚えることができる。 これならどんな外国語も流ちょうに話せる。
●毎日、3キロ歩けば、 1年で1000キロ歩くことになる。 40年後には4万キロ歩くことになるから、地球の外周とほぼ同じ距離を歩いたことになる。
後悔しない時間の使い方 ティボ・ムリス 72ページ
千里の道も一歩から。