借金玉
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SNSで自分を偽るのも、おすすめできません。僕もSNSから名前が売れた物書きなのでそういう人をたくさん見てきましたが、あまり幸福な結末を見たことはありません。あなたはプライベートな領域において、あなたのままでいるべきです。そこは、守るべき一線です。借金玉. 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 . ダイヤモンド社. Kindle 版. 森との経緯
なんか過去にタイトルで名指しのnote記事を書かれボロクソに言われたことがある(あんまり覚えてない)
そのことをツイートしたところ、全然違うアカウント(アイコン写真未設定)からDMで「おいお前あんまりふざけるなよ」と言われ、その後すぐそのアカウントは消滅したことがある。それが借金玉以外の誰であったのかは不明。
借金玉に対する評価
moriteppei.iconまず、書籍についてだけど、発達障害サバイバルガイドだけ読んだことがある。内容はおもしろく書けていると思ったけど(正直に言うけど文章として読んでそこそこ楽しめた)、「Apple Watchは時計として見た場合、すごく安くてコスパがいい」とか、「コインランドリーではなく洗濯機を買え」とか「参考になるっちゃなるけど、発達障害関係あるか?という内容ばっかりだった記憶がある。(逆に言うと発達障害でなくても全然楽しめる内容だった) 結論として、僕らのようなおしゃれ、センスと無縁の人間たちが選ぶべき時計は、たったひとつ。「アップルウォッチ」です。アップルウォッチは4万円台(Apple Watch Series 5)とそんなに安いものではありません。すいません見栄を張りました、高いです。しかし、高級時計と比較したら、その価格は比べ物にならない。実際、10万円の時計というのはおっさんたちの世界ではむしろ「安物」に属するそうなのです。借金玉. 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 . ダイヤモンド社. Kindle 版. 位置1308 コインランドリーまで出向いて洗濯をする。そこにはコストだけでなく、時間もかかります。それはまるで「井戸を掘らず、毎回川まで水を汲みに行く」行動様式です。洗濯機は大げさな例ではありますが、多くの人の生活の中にこのような「不合理で不経済な、まるで何かの修業のような行動様式」が見受けられるのは確かな事実です。 これを僕は「設備投資できない病」と名づけました。借金玉. 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 . ダイヤモンド社. Kindle 版. 位置192 アップルウォッチの話は、発達障害者じゃなくても納得できるし活用できる一般的な「ハック」でしかない。コインランドリーの話も「ビジネス書を読めば毎回出てくるような話」でしかない(ビジネス書を一切読まない人がいたら、そんな発想あるのかあ!!!と感動するのかもしれないが)
その後、いろいろあって、発達障害の人のために向けた他の本も読んだけど、そっちは専門家が書いてるし、特性について踏まえた上できちんとエビデンスあるベタープラクティスが紹介されており、発達障害に関して非常に有益な情報ばかりだった。借金玉の本だから知れる具体的な、発達障害の人のためのハックという意味では、この本が別段優れているとはとても思えなかった。
そもそも発達障害ってひとまとめにしてるけどいろいろあるのんとちゃうか。LDだってASDだってADHDだってあるはずで、それらを一括して「発達障害者は」とまとめてハックを提示することに無理がある気がする。実際、他の本を読んでみると、それぞれのタイプに分けて対策を紹介していた。
ライフハック(と言えるようなものなのかこれ)ばかり紹介して、発達障害の認知の向上や社会運動へのコミットメントは薄い。もちろん個人が少しでも生きやすくなる努力はやっていくしかないのだけれど、ニューロダイバーシティーとかもうちょっとそっちにコミットしてもええのんとちゃうか。みんなが「ハック」でなんとかしてしまおうとするのって、社会の問題を当事者の自己責任のように見せてしまう悪影響もあるのでは。 https://gyazo.com/33f21afeeb4e5b95d2b988a7ff81118c
Xで検索してみたけど、借金玉がニューロダイバーシティに言及していることはなさそう。
じゃあ、それなのになんで借金玉がある種の発達障害者に人気があったのか。結局、「発達障害だってヒーローになれる」というある種のロールモデルを提示していたからではないのか。
そんな時、借金玉氏と出会った。これが転機だった。発達障害者でも何かを為せるという当たり前の事を氏を通じて知れたのだ。それはある種の信仰でもあった。 / 発達障害者でも早稲田大学に合格できるし、起業だって、営業の仕事もできる、就活も成功できる、そしてきっと、仕事もできる。その気づきが、実感が、希望が、どれほど尊かったか!「俺でも人生何とかなるんじゃないか」と少しだけ思えたんだ。そして、実際そうだった。借金玉氏へ、届かないだろうけど 「借金玉に救われた!」と言ってる人たち、彼らがやってることは自分たちが救われたことにすることによって、借金玉が「救った」ことにすることにする。そのことによって、借金玉を「ヒーロー」にする。そのことによって、「発達障害でもヒーローになれる」というロールモデルをつくりあげることだったのでは。ある種の予言の自己成就みたいなことのような気がするが、これが、このせいで借金玉は追い詰められてしまったのではないか。 端的に言って借金玉氏はホラ吹きだった。早稲田と言っても2部(夜間)だし、会社でやっていけなかったし、起業も成功してない。障害も克服できてないし、そもそも障害者手帳持ってないし治療にも詳しくない。抱えてる問題も発達障害以外のところ問題が大きい。彼は実家が太いから生きていけるだけまるでやっていけてない。世間を知らない発達障害者相手に本を売って1山当てたけど、本の内容は実践できてない。はっきり言ってロールモデルになれるような生き方をしてないんよ。 / まあそんなハリボテでも少なくない発達者の希望になったのは事実だろうよ。虚像でもロールモデルを示したことに意味があったんだろう。宗教が人を救うのにあたって教義が科学的真実でなくも構わないのと同じだ。嘘が人を救う事はなんら珍しいことじゃない。詐欺師だって人を救えるだ。だから救われた人がいるという事が借金玉の言動を正当化するものでも正しさを保証するものでもないという当たり前の事を確認しておくぞ。端的に言って借金玉氏はホラ吹きだった。早稲田と言っても2部(夜間)だし、.. もう一つ。借金玉が著書でしていることというのは、発達障害者がいかに辛いか、そこに寄り添って、共感を示しているところ。これが抜群にうまい。 あなたが幸せになってほしいと僕は心から思っています。そして僕も、幸せになりたいです。みんなで幸せになりましょう。そして人生を、生活を、やっていきましょう。借金玉. 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 . ダイヤモンド社. Kindle 版. 結局、この「共感」の部分が、その著書が当事者に響いた最大の理由な気がするし、そこに大きな価値があると思った。
自殺未遂の経緯まとめ
本人に代わり顧問弁護士からご報告をさせていただきます。
令和6年3月29日、 借金玉は意識不明の状態で救急搬送されました。同日午後1時頃、 借金玉から着信があったのですが、呂律が回っておらず話も要領を得ないもので、唐突に電話を切られました。 その後、 折り返しの連絡を繰り返しても全く返答がない状態でした。借金玉は疾病と障害による希死念慮に苛まれている旨を公表しており、 最近における借金玉の精神状態やSNS等に投稿された内容に鑑みても、 突発的な自殺企図に至ることが強く懸念されておりました。
以上の理由により、 急遽借金玉の自宅に向かい、 午後3時頃に到着しましたが、 インターホンを押しても反応がありませんでした。 やむを得ず窓から自宅に入ったところ、 リビングの床には血飛沫とガラス片が散乱しており、ソファの上で額から血を流して昏倒している借金玉を発見しました。その場で119番通報を行い、 午後3時50分頃、 救急車にて順天堂練馬病院の救命救急センターへ搬送され、 そのまま入院となりました。 現場の状況から、 消防や警察も介入する事態となりましたが、 昏倒していた原因は本人による睡眠薬及びアルコールの過剰摂取によるもので、 事件性はないと判断されました。 なお、 自殺企図だったのか否かは不明であります。
現在は意識を回復しておりますが、 未だ薬物の影響が抜けきっていない様子であり、SNS等での発信を継続させるべきではないという医師の判断も考慮して、一定の落ち着きを取り戻すまでインターネットから隔離させ、 各種発信を差し控えさせることといたしました。
しかし、その旨を伝えたところ、 本人から 「スリップ (依存症患者が問題行動を再開してしまうこと)してしまった事実の公表と読者等に対するお詫びを今すぐにしなければならない。 自分ができないのであれば代わりに報告して欲しい。」と繰り返し懇願されました。 本報告をすることは、 借金玉に対する誹謗中傷を加速させかねないものであり、 借金玉本人の今後に資するものであるのか大いに疑問が残ります。 もっとも、 上記のように本人の強い意向があったため、不本意ながらも本報告を行うことにいたしました。借金玉は非常に問題の多い人間であり、 今回の出来事も社会人としてあるまじき行為と言わざるを得ません。
一方で、このような事態にまで追い込んでいった状況の原因が、 私の力不足も含めて間違いなく存在します。 借金玉は、 発達障害を公表してSNS等で各種発信活動をしつつも、将来的には一般就労の希望を有しております。 このような事情は、 多くの問題矛盾に突き当たり、実務的にも困難を極めるものがありました。借金玉が抱える多数のトラブルについて、 本人が望む形で解決に至ることは最早不可能ではありますが、 私としては、今後も借金玉あるいは彼のような障害者を取り巻く問題を僅かでも解決するために微力を尽くす所存です。
下記は、 借金玉本人のメッセージ書き起こしとなります。
記