人種差別主義者とだけは無理
そうは言っても、次のように思う人もいるかも知れない。 「色んな人をパートナーにして話せるけれども、人種差別主義者とだけは無理!」というように。 ところがそれは、無理ではないのだ。 黒人のミュージシャン、ダリル・デイヴィスが KKKのメンバーと節度のある会話をし、 その相手を脱退させることができたのだから(実際に彼はそれをやったのだ。 KKKの元メンバーたちが手放した白装束でデイヴィスのクローゼットはパンパンだ)、他ならぬあなたも人種差別主義者と、いやどのような考えの体系を持つどんな人とでも話せるはずだし、彼らがなぜそのようなことを信じているのかを知ることもできる。話が通じない相手と話をする方法 ピーター・ボゴシアン ジェームズ・リンゼイ ・ 位置321
むしろ逆のことを実際はやってるように思える。すなわち、会話をする、理解をするということが「したくない」相手を、その間違いや同意できない点から、ヘイター、セクシスト、トランスヘイター、人種差別主義者、差別主義者、レイシストなどと呼んでるのではないか。
会話や理解をすること、それによって世界に変化を発生させるためにも、
まずは明らかにどう見てもおかしいトロールや、見間違いしようがないヘイターとそうでない人を区別する。
差別をしたらヘイターなのではなく、差別はヘイターでなくてもすると考える。
ヘイターであっても話すことはできる。
ことを認識しておくべき。