ふれあい
「ふれあい」は、地方公共団体の役人が大好きで、新しくできる公共施設の長「ふれあい」だらけになってしまいました。例えば、その当時、私が住んでいた街にできた人道橋は、「ふれあい橋」でした。この橋自体は好きだったのですが、橋を通るたびに誰かに触られそうな気がして、気味が悪い思いでした。ある町では、「ふれあい団地」の中に「ふれあい広場」がありました。 その広場では、人々が毎日集まって触り合っているのだろうかと、想像するだけで、気色が悪くなりました。(コロナ時代には絶対に許されないことです)。「ふれあいプール」というのもあって、これだと、衛生上の問題も聞くされました。それどころではありません。「ふれあい小学校」があるという話も聞きました。書くことについて 野口悠紀雄p.166