ふれあい
「ふれあい」は、地方公共団体の役人が大好きで、新しくできる公共施設の長「ふれあい」だらけになってしまいました。例えば、その当時、私が住んでいた街にできた人道橋は、「ふれあい橋」でした。この橋自体は好きだったのですが、橋を通るたびに誰かに触られそうな気がして、気味が悪い思いでした。ある町では、「ふれあい団地」の中に「ふれあい広場」がありました。 その広場では、人々が毎日集まって触り合っているのだろうかと、想像するだけで、気色が悪くなりました。(コロナ時代には絶対に許されないことです)。「ふれあいプール」というのもあって、これだと、衛生上の問題も聞くされました。それどころではありません。「ふれあい小学校」があるという話も聞きました。書くことについて 野口悠紀雄p.166 人とのふれあいが生産性に直接的な影響をおよぼすことは、 複数の研究によって指摘されている。 なぜなら人間は機械ではないからだ。 私たちは単に働くだけでいいのではなく、 他にも大切なことがたくさんある。 人とのふれあいが特にそうだが、趣味や睡眠、食生活も大切だ。 高い生産性を維持したいなら、 人生のバランスをとる必要がある。 人とのふれあいをおろそかにしてはいけない。 新しい人と出会ったり、 家族や友人と連絡をとったりするとき、時間を浪費しているわけではない。 人とのふれあいを大切にし、 仕事やプライベートにおける全般的な生産性を高めるために時間を投資しているからだ。