ポケハック年表
from ポケハック
作品と技術の系譜を記す
日本作が初期のYouTubeやniconicoでバズったのも今は昔
というか当時の記録が少なすぎて後世から振り返れていない
現代では評論家がいるので比較的追いやすい
こうして年表にできているのもAyreiら評論家、ルイス (Lewtwo)のチームメイト、友人各位、そして何より各作品のおかげ
出典略
1997-02-27 赤緑発売
ポケモンが世に出た時点でGBソフト向け改造ツールは揃っていた
ポケモンはGB末期に登場し、GBを中興した
当初は改造ツールはポケハック制作よりもポケモントレーナーの歩みは解析研究の歩みに寄与
チート機器を用いたバイナリハックの手法でhiwasa氏が種族値・個体値・努力値の存在をデータで証明する
1997-11-21–24 SW97
1997-12 でんのうせんしポリゴン
1997年末頃 赤緑に対する有志英語化パッチが現れる
北米版赤青発売発表よりも前
赤緑の有志英語版で生まれたMN記号が本編赤青に引き継がれたらしい件
ポケモン用の改造ツールが作られ始める
ポケモン用マップ改造ツールRedMapが登場する
以後Mapシリーズが続々登場
2001 カリフォルニアのアダム・ヴィエラ少年が赤青ベースでBrownの制作を始める
2002-11-22 RS発売
ルビー・サファイア無念の互換切りによってポケモン本編が改造祭になる
2003-02-04 ポケモン公式(アメリカ)がポケハックもどきに言及してしまった瞬間(2003年)
Brown: 2003デモ版→2004-01-18? v1.0リリース
Brown 20周年
マップ制作ではMapシリーズではなく汎用ツールTile Layerシリーズを使用
ポケハックの水準がいきなり高くなる:
00年代前半に
バイナリハック方式で
お馴染みのポケモンたちとの冒険が
地方・人物・筋書きすべてオリジナルで完成
グローバルコミュニティに衝撃を与え、人々をポケハック沼に引き摺り込む
のちにPrismシリーズとなる
以後、追加進化組の反映など、数回マイナーチェンジを行う
圧倒的な存在感を保持
2003-04-15 MapシリーズのGBA対応版AdvanceMap v1.0登場
その他GBA向けツールが続々登場
2004-01-29 / 09-09 FRLG発売
「FRLGはアンチパイラシー搭載」というガセネタ
欧米ではポケモン本編の海賊版の売買が珍しくなかった
のちにポケハックに対しても同様の事態に: 2000年代の欧米ではポケハックの海賊版が売られていた件
2005 Arcoiris & Naranjaがオレンジ諸島を舞台にする
2005? ポケハック沼で年間表彰が始まる
オリポケを採用する作品が出始める
2006-03-23 Quartzを皮切りに全編オリポケの作品が出始める
HGSS発表(2009-05-08)までの間、野生の金銀リメイクが続出
2007– Pokémon Essentials登場
既存作品を直接ハックする代わりにPCゲームとして創作を行う勢力が現れ始める
*.exeとして出力するため原則Windows専用ゲーム
2020年代後半に入っても使われ続け、継ぎ足しの秘伝のタレ状態
2007– destinedjagold氏のRuby Destinyシリーズ開始
2007-08-22 Reign of Legends
ホウエンに少し似たオリジナル地方
2018-07-07 リマスター版
2008-03-13 Rescue Rangers
全編ポケダン風のオリジナルダンジョン
2008-12-16 Life of Guardians
2013-11-30 Broken Timeline
好評を博した大作としてはBrown以来
GBA向けツール各種が日本上陸
日本の職人もツール制作に参入
初期のYouTubeやniconico、旧2chを中心に日本の人気作が生まれる
2007? もえもん
2008–? 自作の改造を〜シリーズ
2008 東方人形劇
アルタイル、シリウス、ベガ、デネブ、プロキオンなど
のちベガなどは英訳される
2007–? アダム・ヴィエラ青年、Brownの続編Prismの制作開始
2010 β版リリース
その後は開発難航
本編XYに先駆けて主人公外見カスタム実装
2008? 別働隊が担当したrijonAdventuresがPrismよりも先に完成
2009? BrownがDPt追加進化組を追加実装
2009– Drayano氏による全国図鑑・火力インフレ・高難度バトルのパッケージDrayanoシリーズ開始
開幕自転車+全国図鑑、ポケモンや技の性能変更、ジム1つ目から手持ち6匹、などなど
すべてのポケモンとであえを地で行く設計
「過去作の大枠を変えないNational Dex hacksの系統であっても、作り込めば違いを生み出せる」という新潮流になる
2009 FR Omega
2011, 12 Blaze Black / Volt White, BB2/VW2
2012 Sacred Gold / Storm Silver
2016 Rising Ruby / Sinking Sapphire
2018 Renegade Platinum
2022– AphexCube氏主導でBB2/VW2 Redux
他作品から常に参照される存在になり、全国図鑑+インフレ+高難度バトル+後続世代システム逆輸入の既存地方系ポケハック4点セットが確立
ポケモンや技の性能変更を採用した後発作品はほとんど必ずDrayanoシリーズを参照している
2011– Glazed
完成されたオリジナル地方モノが久々に登場
別地方扱いの島嶼部あり
のちメガシンカなど採用
2012? Christmas
GBCでミラクル交換擬似実装に成功
通信の代わりに「交換相手」を自動生成
2013-10-12 XY世界同時発売
フェアリータイプ追加
メガシンカ登場
以後ポケハックでもフェアリータイプ実装が基本になり、メガシンカ採用例も出始める
2014? Brownがニンフィアを追加実装する
2014-05 Gaia
オリジナル地方モノ
いきなり6世代全国図鑑+メガシンカ採用
2014 SinisterHoodedFigure氏のKaizoシリーズ始動
Drayanoシリーズに感化され、バトルもダンジョンも全編高難度化
まさにDifficulty hacksは地方規模のバトル施設攻略に相当する状態
2014-03? Blue Kaizo
2014-08? Crystal Kaizo
2017-06? Emerald Kaizo
超高難度ではあるものの、ゲームシステム・NPCの癖の穴をついたり爆破速攻で仕留めたりするのが主流になりがち
2015-05-13 Discordリリース
2016 NeXt Gen
XDリメイク相当
DED形式により、容量さえ確保できれば、また音質にこだわらなければ、GBC作品へポケモンの鳴き声を直接逆輸入できるようになる
GBAの16 MiB規格ROMイメージファイルを32 MiB規格に変換する技術が登場する
GBAを通して前期が16 MiB規格、後期が32 MiB規格?
RSE, FRLGはすべて16 MiB規格
したがって3世代ベースのポケハック制作において容量倍増→コンテンツ拡充が実現
実機プレイは32 MiB規格のフラッシュ・カートリッジを用いない限り不可
UPSパッチは元々規格変換のために登場した?
2010年代 ポケモンのデコンプ研究が加速する
Complete FireRed Upgrade (CFRU)が成立する
初期段階の研究成果をもとに、C言語インジェクションを用いたバイナリハック用プラットフォームが完成
以後、最新世代に随時対応
他方、プラットフォーム自体の革新はゆるやかで、「CFRU研究開発のマンパワーがすべて3世代デコンプ研究とモジュール開発に向けられていれば今頃は……」と言われてしまうことも
CFRUの拡張パックとしてモジュールが登場する:
Dynamic Pokémon Expansion (DPE)
BW風ステータス画面
などなど
DPEとCFRUを併用する形式が普及
デコンプ研究の進展に伴いポケハック制作でもデコンプハックが増え始める
野生のゲーフリが世界各地に姿を現すようになる
技術見本市的作品が現れる
2016-07– Polished Crystal
2世代デコンプハック
リメイク路線
事実上GB世代のポケモンのデコンプ研究の見本市
コーディング&ビルドでGBCエンジンの限界に挑戦
のちにリージョンフォーム、3世代風ボックス、HGSS風図鑑、種族数255突破を達成
2016-11– Unbound
CFRU, DPEを主導したSkeli氏らによる意欲作
CFRU+DPEであるからバイナリハック系統
地方・人物・筋書きすべてオリジナルの冒険
7世代全国図鑑
のちに殿堂入り後8世代組出現開始の仕様に
高難度バトル系には珍しく、種族値変更不採用
特性や習得技でバランス調整
伝説のポケモンの(準)専用技を分け与えるゲーフリ仕草を再現
のちにUnbound専用クラウド設立
ポケモン本編にとってのHOMEに相当するものを自前でつくった
2016-08-01 SM予告
リージョンフォームが登場して創作欲を刺激する
2017-12– Crystal Clear
Crをオープンワールド化するShockSlayer氏による意欲作
ゲーム内ポケモン図鑑をポケモンサイト並にアップグレード
ポケモン本編・ポケスタ2との後方互換性を保持
オブジェクト数制限の下で連れ歩きを実装するためにマップのサイズやNPCの配置を微調整
やりすぎな面で敬遠されがち
「四天王俺」
ドネーション特典設定
事実上ソース・アヴェイラブルのフォークでありながら長らくクローズド・ソースだった
Following Platinum
HGSSの連れ歩きをPtに移植
のちDrayanoシリーズのRenegade Platinumと実質的に統合しFollowing Renegade Platinumになる
2010年代後半の取締りニュース
2016-08 Uranium取り下げ報道
2016-12 Prismシリーズ差し止め報道
アダム・ヴィエラ氏は引退してインディーズ制作へ転向したが、結局氏と無関係の自称後継団体が勝手に現れる
2018? Pokémon Essentials差し止め報道
2018-05 SW97事案発生
創作欲の刺激が異次元突破する
のちにSW97再構築系の作品登場
Super Gold
Reforged
2019-02 Pokéthon 2019 第5日
自称プロト緑実況事件
そこから1区間を挟んで
Prismシリーズの自称後継団体が手直ししたPrismを、ゲスト走者にアダム・ヴィエラ氏を迎えてプレイさせる区間
企画攻めすぎ 🙃
2年前に処分され終わったはずのPrismシリーズが再注目される
2019? ピカブイをUnity (R)でPC移植する企画が持ち上がるが頓挫する
2019– Vytron氏による連続作品Vytro-verseシリーズ開始
現在4部作: Saiph→Sors→Saiph 2→Sors 2 (demo)
2020– ブラジルの学生PCL.G氏によるSwSh GBAシリーズ開始
ブラジルでのSwitch 1正式発売は2020-09であり、あからさまにブラジル勢向けの剣盾ディメイク
大型アップデートごとに有志翻訳が入り、英語版が出る
2020 Swsh GBA
2022 AStartGaming氏による英語版
2023 Jean Stars氏(同じくブラジルの学生?)によるCFRUベースのリメイクSwSh Ultimate GBA
2024 Phantonomy氏による英語版
2024 PCL.G氏による改良版SwSh Ultimate Plus GBA
2024 Phantonomy氏による英語版
ただし、いずれもバイナリハックを継ぎ足している状態であり、挙動の甘い部分が多い
2020-07– Radical Red
3世代CFRU系
全国図鑑+インフレ+高難度バトル+後続世代システム逆輸入の既存地方系ポケハック4点セットの集大成
高難度バトル系ポケハックのデファクトスタンダードとして地位を確立
のちに9世代全国図鑑対応、独自リージョンフォーム追加
ポケハックのゲーム実況配信を通じて高難度バトル系統の需要が高まる
実況配信→作品認知→同系統の新作登場or旧作再発掘→実況配信→……の循環が自然発生し、瞬く間に飽和へ
のちにPChalチャンネルのヤン (Jan)がストリーマーとして自ら依頼を出して、Crystal KaizoがCrystal Kaizo+に進化する
無限むしよけスプレー搭載がQoL扱いされ始める: 道中のトレーナー戦をウザがる新人類
独自リージョンフォームを大量採用した意欲作が現れ始める
Blazing Emerald
Odyssey(後述)
Emerald Expansionが成立する
Emのデコンプハック用プラットフォームが完成
モジュール類をgitのfeature branchesで扱うことで集約化
開発環境が一段と整備される
のちに9世代全国図鑑対応
少し遅れてブーストエナジー、テラスタルにも対応
Jaizu氏によるリメイク路線: Crossシリーズ改めRechargedシリーズ
とくにRecharged Emeraldは3世代デコンプハックの先駆
ポケモン本編との後方互換性を保持したままリメイク路線を突っ走る
resetes12氏によるリメイク路線
2023-04– Modern Emerald
Rioluwott氏によるRioluwott's Open World Emerald (R.O.W.E.)
デコンプハックでEmをオープンワールド化
のちに春夏秋冬追加、ナナシマ追加、9世代対応
2021– Wilds
libGDXベースのPCゲーム
PCゲームでは珍しくクロスプラットフォーム
次期大型アプデでGODOTベースに移行予定
無人島群で現地の野生ポケモンと仲良くなりながら冒険
MinecraftやFactorioの系統
将来的にMinecraftのような通信プレイ実装計画あり
文字通り箱庭なので中毒性が高い
Mod性が高い
というより技マシン不在の上に自力習得技の設定がほぼ未着手で、Modしないとやってられない
次期大型アプデで解消予定
そうこうしているうちにPalworldが登場
そうこうしているうちにぽこポケが登場
2021-11 BDSP発売
BDSPの技術革新: まさかのUnity (R)ベースのポケモン本編作品
BDSPがUnity (R)ベースと判明した瞬間、プラチナ化有志パッチが爆速で作られ始める
2021-12–2023? Sigma Platinum
海外フラゲ発売からわずか1ヶ月で登場
開発終了
2022–? Luminescent Platinum → Re:Illuminated Platinum
BDSP拡張の研究開発拠点
将来やぶれたせかい、8/9世代全国図鑑対応をめざす
さらにBDSPのデコンプをめざす
グラフィック研究に発展: 野生のグラフィッカーがBDSPのModに集結してエモい3Dアニメーションが次々つくられる新潮流
Cecilily, "This news changes Pokémon ROM Hacking forever"
HG Engineが成立する
バイナリハック用プラットフォームが第四世代にも
2022–? Johto Legends
古のCrの1バイト→2バイト拡張を基盤にした作
2022-08– Emerald Rogue
ローグライト系統
道中ダンジョン選択→最奥のボスを倒す を繰り返す形式
The Pit
ローグライトでお馴染みの100階ダンジョンに特化
直接の着想はペーパーマリオRPG
2022–2025 Odyssey
メイドインアビスや世界樹の迷宮シリーズとコラボさせたファンタジー冒険モノ
FFやMOTHERのアンチテーゼとして始まったポケモン本編を反転した形
2023-06– Elite Redux
Emでパシオ風の激しいバトル
特性をパシオ風のパッシブスキルにリワークして大量補充
1匹につきパッシブ4個
露骨なバトル施設仕様
野生ポケモン確定捕獲
バトル開始時全回復
各種ステータスは対戦シミュレータ同然に微調整し放題
独自リージョンフォーム
2024-01– Kanto Expansion Pak
GBでSW97組からパラドックス組まで採用成功
サケブシッポがアイコン
2024-07 Emerald Rogue v2.0
ローグライト系統の集大成
デコンプハックとしてリニューアル
メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタル全部載せ
作者は燃え尽き症候群になり休養を発表
Nemo622氏によるGBAでGBC風グラフィックを採用するシリーズ開始
あくまでGBA作品なのでGBC特有の色制限・オブジェクト制限がない
ややHD-2D路線
2024-08– Emerald Seaglass
GBC風グラフィックのホウエンを旅する
ポケモンピンボール内蔵
ドット絵を白で縁取る手法の多用など、HD-2Dっぽくない側面も
2025– Lazarus
2025-11-14 v1.0
2026-02-13 v2.0
ギリシャベースのオリジナル地方モノ
PLZAのメガシンカに加え独自のメガシンカも続々採用
音響に賛否
Pokémon Essentialsなどの系統のPCゲーム続々リリース
PCゲームならではの広いフィールド表示
登場人物の立ち絵が標準装備に
HD-2D路線
テラスタル採用作品も登場
2024? Re:Union
フランス勢制作
シロガネやまから帰郷したレッドとして旅の続きをするという内容
ゼロから冒険を始めなくてもよいという新潮流になるかと思われたが……
2024? Crystal Shire Engineが成立する
旧来の1バイト→2バイト拡張をさらに発展
Polished Crystal採用の新機構を再整理して基盤化
2024 Brown 20周年記念バージョンアップv6.0
コノヨザル実装
2025-01 Emerald Imperium
Radical Red系統のEm
2025-08 HG Generations / 2025-09 v2
HG EngineベースでHGリメイクの概念実証に成功
完全な全国図鑑ではないが、メガシンカ搭載
以下未整理
Crベース
(Polished) Coral
BW3: Genesis
BWベース
Vintage White
Kaizo系統
イッシュを3世代以前のポケモンたちだけで
タイプなどの変更が雑
品質は低評価