電波文化祭は無線イベントの「コペルニクス的転回」を目指す
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現状の無線イベントの問題点
主催者・出展者・訪問者の分離
主催者は昨年同様のコンテンツ
出展者は出展常連者・地域クラブなどに固定
来場者はただ受け取るだけの「受信者」だ
主催者・出展者との間に境ができてしまう
来場者は受信者だけでなく、
いつかは発信する側となってもらいたい
無線を知らない人たちの伝えようとしていない
レアなDX局のQカード、コンテスト表彰状、
無線を知らない人にはその価値が伝わらない
他の分野から新しいものを取り入れようとしない
無線家は常に教える側だ
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「これではだめだよね」「JARLは何をしてる」と、他人事の様な批判は簡単だ
他者が行動しないことを理由にした批判は、
無線に限らずSNSでよく見かける
他者の行動に期待しても時間が経過するだけ
何も前進しない
自分が行動すること。共感してくれる仲間たちともに
「私たち自身が楽しいと思うイベントを開催しよう!」共感してくれる仲間とともに
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1.「来賓挨拶」をやらない
来賓挨拶は過ぎることを待つだけの退屈な時間。主催者の来賓に対する礼儀の様なもの
「来賓」というならば、それは参加者全員だ
来賓挨拶の時間を『LT』とする。
2.「表彰式」をやらない
表彰式を大勢の人に見てもらう必要があるとしても、優先順位は低い
過去の実績を讃えることよりも、無線の未来を楽しくする『双方向で議論すること』を優先したい
3.「基調講演」をやらない
名の知れた無線家に50分程の講演にお願いすることが多い。
堅苦しい基調講演の代わりに、5~10分程度の短い時間で発表するプレゼン『LT』とする
「電波文化祭⚡️」は来場者が少ないので、LTデビューの場としてふさわしい
21世紀の子どもたちのアマチュア無線を知ってもらうためには、LTスピーカーは学生局こそ望ましい
学生は社会に出ればいずれしなくてはならない時がくる。失敗を恐れずに挑戦してほしい
4.「体験運用・公開運用」をやらない
「無線イベントでは無線運用は必須」と考え前回は運用したが、
学生たちは開催時間の大半を無線室で、無線運用していた
無線機の前で学生たちで過ごすだけになった
「学生たちには様々な出展者と出会ったほしい」という趣旨と相反した
最近では各地の無線クラブが「体験運用・公開運用」を開催している
電波文化祭⚡️では、子どもたちには知らなかったことに出会ってもらいたい
5.「登録クラブ出展」をやらない
JARL登録クラブとそれ以外のコミュニティーとを区別する、従来の区分けが大きな壁となる
それぞれのコミュニティーが連携することを困難としている
⚡️サイクル1・⚡️サイクル2も、出展を名乗りでてくれたJARL登録クラブは一つもない
ほとんどのクラブは高年齢化により年々活動が縮小していき、
出展したとしてもアイボールコーナーに止まってしまいがちだ
6.「メーカー出展」をやらない
無線機器メーカーの最新情報は、Netや無線ショップでいつでも知ることができる
メーカーに頼らず、無線家自身が開発したプロダクトを出展することがふさわしい 日々の無線活動を自分の楽しみだけとするのではなく、『いつでも他者に紹介できる』様にしたい
7.「ジャンク品販売」をやらない
「ジャンク市」はイベントの集客には有用だ。ハムフェアでも開催すると我先にとジャンク出展のブースに来場者が押し寄せる
ジャンク品を使いこなせるのは、長く無線をしている経験の豊富な無線家だ。入門したばかりの人には無理
「電波文化祭⚡️」に無線の経験がない人でも楽しめる様にしたい
年々縮小している無線機器の市場、できるなら最新の無線機器を無線ショップから購入することにより、お金が循環する様にしたい
いつまでも無線機器の市場を継続していきたい
無線機やアンテナなどの「モノ」は、無線を楽しむための目的でなく手段である
無線機やアンテナの既成品「モノ」を全面に出すのではなく、
「無線機やアンテナは自分で作れる」ということを、子どもたちに伝えたい
8.「音楽の演奏」をやらない
高齢の無線家が集まるイベントでは音楽の演奏は必要だろう
だが「電波文化祭⚡️」は、21世紀の子どもたちにアマチュア無線を伝えていくことを目的としている
我々が子どもたちに伝えたいのは「無線」だ
「自分で考え作る、試す、修正」を繰り返す
無線と出会うことにより「知的領土」を広げていくことだ 9.「お楽しみ抽選会」をやらない
抽選会の当選発表はイベント終了時に行う。これは来場者を会場に長い時間滞在させることが目的
長滞在してほしいのではあれば、長時間滞在する価値のあるイベントとすべき
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「電波文化祭⚡️」でやるべきこと
では「電波文化祭⚡️」でやるべきこととは何だろう?
21世紀の子どもたちに、アマチュア無線を伝えたい
そんな思いを共有できるみなさまと「電波文化祭⚡️」を開催したい。まずは私たち自身が楽しいことから
日々の無線活動の中から、無線がもっと面白くなることを『発見』すること
誰かがやってくれるのを待つのではなく、必要なものは自分で『開発』すること
仲間と共有しながら『開発』してすること
でもこれだけでは「やるべきこと」がわかりにくい
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「電波文化祭⚡️を100回開催する」という目標を定めれば、
「21世紀の子どもたちに、アマチュア無線を伝えたい」というミッションをまっとうできる
毎年2回開催し続ければ 100回目は2073年。そのためにはどうしたらいいだろうか・・・
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電波文化祭⚡️を開催しながら開発していく
システム開発にかかる工程を細かく分けて、短いサイクルで進行していくシステム開発手法
「スクラム」
小さなチームメンバーで、意思決定と開発を同時に進めていく
「スプリントレビュー」
短期の目標を立てる
毎年2回の開催でその成果を発表する
確認作業を行い、改善を繰り返していく
「ゴールを決める」
出展者・発表者・来場者・運営者の境をなくす
毎年2回開催し続け 100回を目指す。100回目は2073年
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電波文化祭⚡️が目指す先
21世紀の子どもたちに、アマチュア無線を伝えたい
そんな思いを共有できるみなさまと「電波文化祭⚡️」を開催したい。まずは私たち自身が楽しいことから
日々の無線活動の中から、無線がもっと面白くなることを『発見』すること。
誰かがやってくれるのを待つのではなく、必要なものは自分で『開発』せよ。
仲間と共有しながら『開発』して行こう!
挑戦するもしないも、それぞれの自由だ。けれども私は出会う学生に「挑戦せよ」という。「応援するから」ともいう。
それは私自身、たくさんの人たちからその様にされてきたからだ。出会う学生には「自分の子どもにするだろうことは、自分の子どもでなくてもすべき」との思いもあるからだ。
「競いあう無線ではなく、支えあう無線を」みんなが自分の個性を発揮でき、多様性を認めながらも、一体感を保ち続けられる無線をしたい。
我々の世代の無線家たちにはそれができなかったが、21世紀の無線家たちには達成してほしい。 #電波文化祭 でできることなら全力で応援していきたい。 hr.icon
電波文化祭⚡️はラジオだ
大きくなっていくことを目指すのではなく、継続していくことを目指したい。
たくさんの人に喜んでもらえなくても、心から共感してくれる人たちに届けばいい。
今のあなたは「いち受信者」ですが、いつかは「発信者」となってください。
#電波文化祭 は誰もが挑戦できる場であり、誰からも応援してもらえる場なのですから。 hr.icon
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いつまでも #電波文化祭 が続いていくように Discord.icon にサーバーを立ち上げました hr.icon