「光る君へ」第33回「式部誕生」
公式サイトの第33回まとめ:
前回に引き続き
見分けやすい人だ
明るい緑の襟に暗い緑の袖
源陟子(みなもとのただこ)。60代・醍醐天皇の孫である源伊陟(みなもとのこれただ)の娘。 皇族に連なるから「宮」かな?
なるほど女房たちの中で偉い立場になるわけだ
「そなたは藤原。今日よりそなたを、藤式部と呼ぶことに致す」
「は?…」呼び名がつくものだって知らないのかい?
「そなたの父はかつて式部丞蔵人であったであろう」「さようでございます」
案外ちゃんと説明してくれた
越前守の方が近いのにそっちから取らないのは妙じゃないか、という説もあるらしい
なので、為時が越前守になるより前にどこかに働きに出て、藤式部という呼び名はその時点でついたのではないか、という説
「藤式部。中宮様の御為に、共に尽くしましょうぞ」「…仰せの旨、かしこまりました。心して、相務めます。どうか、よしなにお導き下さいませ」
なんで無言で顔を見合わせたりしてるんですかあ
一番後ろで笑顔を向けてくれる赤染衛門
わかりやすい笑顔を作ってくれたんだろうなー
寛弘2/1005年
宮の宣旨に案内されて藤壺を歩く
部屋…というか、仕切ってある空間に着いた
「ここがそなたの務めの場である」
几帳で仕切ってある
文机に、円座ってやつかな
別の机に、香炉かな? あと水差しと湯呑みのセットか何か
二列の棚?
一番上に重しを載せた紙束
二番目に巻物が5本+4本、4本+3本
何故地味に左右で数が違うのだ
三番目と四番目は例の青い布で包んだままの紙
「左大臣様と北の方様のお計らいと心得よ」
硯と筆と、墨用の水差しかな
硯、使う人から見て左上の角?に円いくぼみがある
今のデザインと違うんだ
越前のもそうだったっけ? 覚えてないけど
「まことに、畏れ入ります」社交辞令ではなさそう
「そなたは専ら物語を書く務めであるゆえ、関わりないことではあるが、そもそも女房の仕事は、中宮様のお食事のお世話、身の回りのお世話、お話し相手、内裏の公卿方との取次役などである」
「わたしも、お手伝いしとう存じます」やる気あるまひろ
目を瞠られてしまった
並んで縫物をしていた女房の片方「お手伝い…?」
薄緑の襟にピンクの袖
細長い菱形みたいな模様
Wikipediaの個人ページはないけど、Wikipediaじゃない情報は結構出てくる
内侍ということは、女官としての地位を持っているわけか
藤原節子(ふじわらのせつこ)。源明子の姪(めい)。
明子の? 複雑な立場だなー
藤原相尹と、源高明四女との娘とのこと
「節子」という名前はドラマオリジナルらしい
「馬中将の君」なら検索すると結構出てくる
「そなたには関わりないこと」って本当にそんなわけなかろうが、っていう…?
「それでは。後はよろしゅう」帰っていく宮の宣旨
荷物を持ってついてきていた女の子から「ここでいいわ」と荷物を受け取る
左衛門の内侍ともう一人も立ち上がって、まひろの横を通って軽く会釈をして去っていく
縫物はどうしたんだろうと思ったら、そっちはそっちで女童に渡したみたい
副音声「几帳で仕切られた、八畳間ほどの局」これが局かー
文机の前に座り、荷物をその辺に置く
とりあえず紙と筆を準備
ちょっと考える
左手の廊下を、几帳の台?とか、衣装か何かを持った女官が通る
女童かなと思ってたけど、副音声だと女官って言ってる
がたん きゃあ
「慌てるでない!」と声を上げながら大人がそちらへ急ぐ
まひろ、溜め息
今度こそ書き始めようとしたら「藤式部と呼ばれておるそうだな」
公任が邪魔しに来た←
「中納言様」筆を置いて、急いで扇を取る
「藤壺に上がれてよかったな」この辺で顔を隠せた
「うちの者はおまえが来なくなってさみしがっておるが。はは」
斉信も一緒だ「左大臣様にそなたを推挙したのは、中納言殿であるぞ。知っておるか」
なんであんたが偉そうやねん
座り込む二人
「左大臣様に伺っております。ありがとうございました」
どっちかというと道長が、まひろに会いに行く口実を作ってくれてありがとうと言わねばならないところである
公任「己の才を存分に生かせ」
そういえば公任は前の雇い主みたいなものか
手当は敏子さんの財産から出てるんだろうけど
元保護者みたいな口を利いてもそんなにおかしくはなさそう
斉信「何かあれば、中宮大夫の俺に申し出るがよい」
「何かありそうなのでございますか?」社交辞令と取らずに突っ込んでくところがまひろだなあ
「ここの女房たちは、高貴な姫ばかりなのだが。頼りにならぬ」「…頼りにならぬとは…」
ホントに何かありそうなんかい
「中宮様と同じような、育ちの姫ばかりゆえ、中宮様の御為に働くという気持ちが薄い」
少なくとも火事のときは中宮様を置いて逃げてるものね
敦康親王を託されて逃げた人もいたはずだけど、全員じゃなかろう
「中宮様にお伝え申せと言うても伝わらぬし、言ったことはやらぬ」
本気で閉口してるのかな、これは
公任「要するに世間知らずなのだな」
まひろもだいぶ世間知らずですけれども
斉信「世間知らずというか、鈍いのだ」
公任は言葉を選んだってことなんでは…
鈍いって言っちゃった
公任「見栄えはしても、鈍いのは困るなあ」斉信「全くだ」
二人に合わせて笑うまひろ
「わたしのような地味でつまらぬ女は」扇を閉じて「己の才を頼みとするしかございませぬ」
きょとんとなる二人
「左大臣様のお心に適うよう、精一杯励みます」フフフ
なんか解せない顔で帰っていく二人
公任は顎に指なぞ当てて何を考え込んでいるのか
斉信「地味でつまらぬ女って、おまえ前に言ってなかったか?」公任「そうか?」
26回越しのイヤミである
見送って、改めて筆を取る
打毬 雨 受領 ?
片かどもなき人
「?」以外は副音声でも説明された
あのときのことを元ネタにしようとしてますね
まひろの前で女房たちのことをああだこうだ言ったのも、あのときの品定めと同じようなものだし
扇を広げた女房たちの前に布が並んでいる
斉信「室礼、座次、その他一切抜かりなきように支度せよ。整い次第、また確かめに参る」
笏を手でとんとんしながら歩き回っている
「何か聞きたいことはないか?」しーん
「あるのかないのか返事をせよ」宮の宣旨「ございませぬ」
溜め息
「年明け早々の中宮大饗、抜かりなきように」去っていく
扇を下ろして立ち上がり「聞きたいことなど、ありませんわよねえ~」「もう毎っ年同じようにやっておりますのに」
字幕に名前が出なかったけど、左衛門の内侍
「お手伝い…?」の人
名前が出ないのは、「もう覚えましたよね」ってことなのかしら…?
みんな作業開始
奥から別の箱を持ってきた人も
御簾の外に控えてる人はこっちの作業には加わらないみたい
中の女房たちとは違う立場の人かな
馬中将の君「中宮大夫様は何につけ偉そうになさりたいだけよ」
さっき縫物をしてたもう一人
襟が桃色で袖が黄色
陰口好きって感じの口調だなあ
なんか女房側の言い分もわからんではない
双方問題があるというよりも「信頼関係がない」って感じかな
引き続き馬中将の君「それより、藤式部の父上は従五位下ですわよね? それなのに中納言様方とお親しいの?」
まあ傍から見て謎ではある
大納言の君「四条宮で歌を教えておられたそうですわ」 薄桃の襟に赤い袖
白い丸みたいな模様
二羽の鶴が向き合ってるのかな
倫子の1歳下の弟の娘
彰子のいとこ
父親は早世したそうだ
赤い襟に青い袖
白い丸みたいな模様
花が集まって一つの丸になってる感じ
源時子(みなもとのときこ)。源倫子の姪(めい)。
大納言の君の妹とのこと
「時子」はドラマオリジナルっぽい
これは揶揄とかじゃなくて素直に感心したのかなあ?
宰相の君「衛門様は、藤式部を昔からご存じなのでしょ?」 薄緑の襟にオレンジの袖
小さめの水玉
道綱の娘とな
彰子のいとこ
登場人物がずっと同じ服を着てることのありがたみをひしひしと感じるなあ
「ええ。中宮様の、御母君がお若い頃、お屋敷での学びの会に、藤式部も参っておりました」
ちなみに赤染衛門は黒い襟に白い袖
襟は濃い紫かしら?
「へえ~」やっぱり感心されてる感じ
と思ったら奥で馬中将の君が唇を尖らせている
手前から小少将の君(青)、大納言の君(赤)、宰相の君(オレンジ)、宮の宣旨(緑)、馬中将の君(黄)
小少将の君の向かいに赤染衛門(白)、馬中将の君の向かいに左衛門の内侍(ピンク)
奥の二人はまひろに反感を持ってて、手前の人たちは受け入れモードなのかな?
奥の二人は「お手伝い」発言を聞いてるからなあ
でも宮の宣旨は受け入れてる側っぽい
彰子のいとこだったりすると、身内という意味では心強いけど、何故自分が仕える立場にならないといけないのか? と思うこともありそう
夜
灯火をつけて執筆中
「光る君」とてもわかりやすい部分を書いていますね!
この時間になると廊下側は御簾が下ろしてある
逆に言うと日中は個人の采配で下ろせないのかな?
「いひつたえたるとなむ」で終わった
「桐壺」の締めの部分だ
「光る君という名前は高麗の占い師がつけたのだと噂されました」という感じで終わる
筆を置いて、手に取って軽く目を通す
火を消す
火には注意しませんとね
寝…られない
遠くから寝息
字幕だと「いびき」
こんなところまで聞こえるからにはいびきか
わおーん
起き上がって頭を掻くまひろ
バタンと音がして、左手の几帳が揺れる
向こうに寝てる人が、寝相が悪くてこっち側に転がってきたようだ
真上からのアングル! おーすごい!
こんな感じに仕切ってあるんだ
一番手前の部屋の人は大人しく寝ている
カメラに映ってないだけで、もっと部屋が続いているのかもしれないけど
衣装の色がヒントになるぞと思ったけど、暗いからよくわからないや
無地だし
几帳二台で仕切り
次の部屋が今バタンってなった人
馬中将の君かな?
黄色の衣装が見える
服が脱ぎ散らかしてある感じだ
梁?もあるけど、壁はないのね
眠れないまひろの部屋
ここにも梁がある
ひょっとして、まひろは二人分のスペースを貰っている?
まひろの部屋は両側とも梁があって、梁から布が垂らしてあるっぽい
他の人の部屋は、片側はもっと低い几帳で仕切ってある
半相部屋みたいな
…まひろの部屋を作るために、元々一人部屋だった誰かが二人、半相部屋にされてない…?
一人増えるからには、一人が半相部屋にされる分には仕方ないけど
後から来たまひろが一人部屋を貰っている…
まひろの部屋、元々は馬中将の君の部屋だったりしない?
で、今の馬中将の君ともう一人の部屋は、もう一人の方の一人部屋だったんじゃない?
だとしたらまひろが気に食わないのもわかるし
水玉模様の衣装の人
ちゃんと寝てる
小少将の君かなあ?
さっき内側に着てた衣装がこれっぽく見える
几帳
次の人は起きてる、と思ったら殿御に手を引かれて出ていった
衣擦れの音
緑っぽい衣装に、こっちも円い模様がいっぱい
大納言の君が内側に着てたやつかな…?
円い模様が金色っぽいのは似てる
暗い黄色みたいな色だったけど、暗いところだと緑に見えるかも
ここにも梁
最後の部屋は宮の宣旨
がー
気持ちよさそうに寝ている
けど、いびきを掻いているということは、そんなに良い眠りではないのでは
この部屋もまひろの部屋と同じ広さ
副音声「幸せな寝顔の者、激しい夢の中にいる者」激しい夢
寝直そうとするまひろだが
小少将の君の寝言「豆! 食べたでしょう…」「どろぼ~う!」
溜め息をついて目をつぶるまひろ
宣旨|大 小|まひ|馬 ?|… という並びかな?
宣旨|大 小|馬中|??|… というのがこれまでの並びだったんじゃないかな、と推測
朝、蔀戸を上げている
ピンクの服と黄色の服の、下仕えっていうのかしら?
「お目覚めあれー! お目覚めあれー!」と声をかけている
まひろは起きない
髪は枕元の箱に
これが乱れ箱か
廊下
水入れか何かを運んでる
ピンクに金色の模様
下は藤色
裳をつけてるから、まひろの同僚じゃなくて、同僚に仕える立場の人かも
すれ違った人も裳をつけてる
ピンクに赤い模様
下は紫
廊下の外寄り?に座って何かしてる人も
この人も濃いめの紫
「慌てるでない!」の人かな?
巫女さんみたいな格好のが二人
肌着姿みたいなものかな?
片方は馬中将の君だったかも
御簾が上がっている部屋も下りている部屋もある
室内、女童に手伝わせて着替え
水玉さんはやっぱり小少将の君だ
几帳けっこう低いな
立つと胸より下になる
もう一人はやっぱり巫女みたいな格好
廊下、盥?の水で布を絞って顔を拭いている
巫女さんみたいな二人
宮の宣旨ともう一人は既に着替えを終えて、髪を梳かせている
髪を梳いてるのは女童ではなさそうだけど…
もっと年上だし、模様のあるいい服を着てる
蔀戸を上げてた人たちよりも上の身分に見える
さっき水入れを運んでた人と、すれ違った人かな?
宮の宣旨、赤い衣装になってしまった
内側に着てたやつかな?
もう一人は宰相の君かも
黄色い衣装に、青、緑、赤と円が列になっていて、けっこうシンプルな模様でわかりやすい
円の中はまあなんか複雑だけど
まひろの部屋の御簾をちょっと開けて覗く赤染衛門
「藤式部」寝てるまひろ
「藤式部!」起きた「…。えっ?」「お支度を! 急ぎなされ、誰か!」入ってきた
「はい、ただいま!」女童がお返事
二人に手伝ってもらって着替え
「藤式部の務めは物語。わたしの務めは、学び事の指南。役目はみな違えども、朝はちゃんと、起きなければなりませんよ」「はい…」
先生だなあ
一児の母とは思えない教育を受けているまひろ
袖が引っかかって「あえ?」とかなってる
朝礼?に遅れて合流する衛門とまひろ
宮の宣旨「今日は一層忙しなくなる。何かわからぬこと、気がかりなことはないな」
並び順はだいたい決まってるようだ
廊下の外側?や、庭で聞いている人たちもいる
急ぎ足に、まひろ「申し訳ございませぬ」
左衛門の内侍「藤式部ったら、昨夜は遅くまで何をしていらしたの?」
桐壺を書いていました
今日中に最後まで書いちゃおうと思って…(あるある)
馬中将の君「誰ぞのおみ足でもお揉みにいらしたのではないの? フフフ」
かわいらしい感じの声でいじわるな喋り方をする
宮の宣旨「静かに」
「今日の大饗は皆々、心して務めよ」
まひろは何も教わってないんじゃないですかね…
宮の宣旨にみんなで続く
「あの…」「誰ぞの足を揉みに行くとは、何のことでございますか?」
左衛門の内侍に突撃するまひろ
意味はわからなくても意地悪を言われたことはわかるだろうに、すごいな…
「やだ…。おとぼけになって」馬中将の君と一緒に行ってしまった
「足を揉みに行くとは…」衛門先生が教えてくれた
声を潜めて「夜伽に召されるということですの」
まひろびっくり
衣装(たぶん)を入れた箱を受け取り、運ぶまひろ
「中宮大饗では、公卿らが中宮に拝礼し、宴が行われる」
几帳とか?を設置してる人たちも
宮の宣旨に「中納言様です」
「中納言」と書いた紙を上に載せた
「下賜する禄の用意や、宴の準備で、女房たちは、大忙しである」
箱が並べて置いてある
「中納言」のと、見切れてるけど「参議」かな…?
暗くなって、灯りが点いた
誰かが取りに来て、他の誰かが「中納言」の紙をどかす
誰かってまひろか
まひろが受け取って運んでいく
宮の宣旨が外を窺っているので、その後ろで待機
廊下に並んで座る公卿たち
これは…一斉に歩き出したのか、行くのは一人だけど後ろの人たちも前に詰めたのか
まひろも歩き出す
宰相の君の前を通り過ぎた?
赤い袍の男性が待っている
箱を机に置いて押し出す
右手の御簾の向こうに彰子
彰子の畳の横にいるのは誰かな?
大納言の君かなー
横から見たとき衣装が見えた
いとこだから、こういうときに身近にいる役が回ってくるのかも
男性も机の前に座って、衣装を取り出す
箱を持って戻るまひろ
黒い袍のおじいさんが入れ替わるようにやってきた
赤い袍の人は、この人の従者か何かか
おじいさんに衣装を渡す
「過分に賜り、恐悦至極に存じます」一瞬まひろが渡すもの間違えたのかと思ってしまった
まひろ、彰子を横から見る
奥に大納言の君(たぶん)
公卿に向かってちょっと頷く彰子
足を止めてしまったので「藤式部。」と宮の宣旨に注意される
頭を下げて歩き出す
夜、執筆中
灯火は左右に二つある
眠くて進まない感じ?
朝、外では手すりを拭いたりしてる
まひろは水で布を絞って、宰相の君に渡す
彰子の顔を拭く宰相の君
彰子は巫女さんみたいなあれで鏡の前に座っている
左衛門の内侍「誰がこのような浅葱色のものを」
宰相の君の反対側で、宰相の君のと同じ色の布を持っている
馬中将の君に見せながら「中宮様は薄紅色がお好きだと申したであろ?」「ただいま、持って参らせます」
いじわるというより本当に困ってるような言い方…かとも思ったけど、いじわるだとしても十分通るか
お手玉二個
片方を手に取る敦康
笑顔で彰子を見上げる
おっ彰子も笑顔だ
お手玉他にも三個ぐらいあった
高く投げ上げて、落ちてくる前に床のをもう一個拾って、落ちてきたのもキャッチ
「お上手~」と褒める女房
宮の宣旨かな
彰子とまた笑顔で視線を交わす敦康
女房たちがぐるりと輪になっている
彰子、敦康、衛門、小少将の君、大納言の君、宮の宣旨、宰相の君、左衛門の内侍、馬中将の君、まひろ
まひろが彰子の隣りでいいの?
「お次は中宮様」宮の宣旨に促されて、敦康からお手玉を受け取る
ちょっとみつめてから、庭の方へ放り投げた
みんながそっちを見た隙に「親王様」
懐から紙を取り出して、開きながら「ないしょ」と差し出す
副音声によれば杏
ないしょで食べる敦康くん
彰子がすごい笑顔…!
ちゃんとないしょにできる敦康くんえらい
「ないしょ」のところからまひろが見ている
副音声「目撃してしまうまひろ」
そんなにみんなお手玉に夢中ですか
一方の道長
「敦康親王様にかかる費えにございます」行成がリストを持ってきている
親王御所新調御調度御装束事
一 御帳台 一基
一 五尺屏風 四帖
一 四尺屏風 二帖
一 四尺几帳 五本
一 三尺几帳 二本
一 高麗端畳 十帖
一 東京錦茵 一枚
東京?
一 唐錦茵 一枚
一 御簾 十面
一 衣架 一雙
一 二階厨子 蒔檜? 一脚
一 脇息 一基
一 文台 一基
一 硯箱 蒔檜 一合
一 唐櫃 漆 三合
右可被新調御調度御装束等注進如件
別當左大辨
金額的なことが書いてあるわけじゃないんだ
「室礼と、装束のかかりは、おおよそこれほどかと存じます」
「親王家別当の行成がこれでよしと思うなら、これでよい」
「中宮様と親王様は、仲睦まじくおわすのか?」すごい仲良かったよ!
「はい。そのようにお見受け致します。親王様は、中宮様をいたく、お慕いでございます」
彰子がわかりにくくても敦康くんはわかりやすい
ちょっと身を乗り出して声を落とす「藤壺に、伊周が訪ねてくることはないのか?」
「伊周殿は、目立った動きは、控えておられるやに思えます。藤壺に出入りなされば、他の者の目にも留まりますゆえ」「そうか…」
「されど伊周の位を元に戻したのは、敦康親王様の後見を見据えてのことであろう」
帝の思惑ね
「このまま中宮様にお子ができねば。伊周の力は大きくなるやもしれぬ」「気は抜けんな」
「親王様を、伊周殿の手に渡すようなことは致しませぬ。この身を賭して、お守り致します」「頼んだぞ」
実の伯父がえらい言われようである
道長の政治的な思惑が大きいはずだけど、伊周があんなんなので「伊周から敦康を守る」がだいぶ正義に聞こえる
まひろ執筆中
まだ白紙だけど
「え? アッハハ」とか言いながら誰か通っていく
裳をつけてる紫さんとピンクさん
どこからか帰ってきたらしい馬中将の君
通るときに御簾越しにわざわざちょっと見てくる
まひろ、天井を見たり目をつぶったりした後、「無理」筆を置いた
道長に直談判「ここでは、落ち着いて物語を書くことができませぬ」「里に戻って書きとうございます。どうか、お許しくださいませ」
「局まで与えたのに。何故書けんのだ」
ということは、局を貰えない大部屋になる可能性もあったのか
まひろの身分だとそっちが妥当なのかも
「みなさま忙しく立ち働いておられますのに、わたしだけのんびりと、筆を弄んでいるのが何だか…」落ち着かないよね
「書くことが己の使命であると申したではないか」「そうなのでございますが…」
「内裏で様々なことを見聞きし、物語の糧にするとも申しておった!」
「おった!」が駄々っ子みたい
段々声が強くなってくるというか尖ってくる感じも
つまり「オレのとこいるってゆったじゃん!」ということですね
「そうなのでございますが、ここは気が散りますし。夜も眠れませぬ」
まひろも必死
「何故眠れぬ」
答えづらいまひろ
「ならば、別に寝所を用意してやろう」なりふり構わずですなあ!
「それは皆さまのお気持ちもありますので、お許しくださいませ」
今でも十分皆さまのお気持ちを逆撫でしていそうだものねえ
「どうか里に」「ならん!」
まひろ、ちょっとショック受けてそう
まひろのそばにやってきた道長
「帝は、続きができたらおまえに会いたいと仰せだ」
まひろは帝を大してありがたがってない気がするけど
「おまえの才で帝を藤壺に…」「頼む」
まひろ、持ってきていた紙束(が入ってるんだろう)を差し出す
「これは帝にお渡ししたものを手直しし、続きを書き足したものにございます」「この巻は、これで終わりでございます」
複数の「巻」に区切りますっていうことは言ってあったのかしら
帝をずっと引きつけたいなら長編になるのは自明か
「この先の巻は、里に帰って、書きたく思います。もう頭の中ではできておりますので」
「帰ることは許さん」食い気味に
ちょっと目を逸らして「おまえは…」
だいぶ逡巡しましたね?
「我が最後の一手なのだ」目を見て言えない道長くんである
行っちゃやだって素直に言えない
「物語は書きたい気持ちのときに書かねば勢いを失います。わたしは今すぐ書きたいのでございます」「藤壺で書け!」
失望されるぞー
「書いてくれ」「…この通りだ」
頭をかなり下げる
ここで一歩下手に出られるのは道長っぽい
「みちながさま…」
ややあって「わたしが書くものに。まことにそのような力が、あるのでございましょうか?」
「これがまことに、帝のお心をお引き付けできると。道長様はお思いですの?」
頭を下げたまま「わからん」
「されど!」ちょっと頭を上げて、また少し間が
「…俺にはこれしかないのだ」
まひろを見た「賭けなのだ」
まひろ、道長をみつめて「賭けに負けたらどうなさいますの?」
「わたしは、どうなりますの?」
「お役御免。無用の身となりましょうか」「そのようなことはない!」早かった
「まことでございますか」「ああ」
ちょっと考えて「物語を書きたいという気持ちに偽りはございませぬ。里で続きは書きます」「そして、必ず、お持ちいたします」
まひろが折れるわけがないと悟った道長であった
廊下を戻ってくるまひろ
彰子が上げた御簾のすぐ内側に立って外を見ている
近づいていって、座る「中宮様」「藤式部にございます」
ちょっとだけこっちを向いた
見上げて、外を見やって「お寒くはございませぬか?」
返事がないので困ったみたい
火鉢に気がついたのかな?「炭を持ってこさせましょう」
誰かを呼ぼうとした?とき
「わたしは、冬が好き。」
「…あ…」
「空の色も好き。」
「中宮様は、お召しになっておられる、薄紅色がお好きなのかと思っておりました」
ちょっと自分の袖を見てから「わたしが好きなのは青。空のような。」
まひろ、微笑が浮かぶ
「中宮様、このようなところでお風邪を召したらどうなさいます」左衛門の内侍が来た
「御簾を下ろせ」例の紫さんピンクさんに指示
「中宮様こちらへ。そこは寒うございますゆえ」
問答無用ですな
だから、寒くないかと訊いてくれて、彰子を引っ込めるんじゃなく炭を持ってこようとしてくれたまひろに心を開いたのか
大人しく引っ込む彰子
頭を下げて見送るまひろ
二人は御簾を下げに
「藤式部は何をしているの?」
見上げて「里に下がるご挨拶を。」
たぶん「ぼんやりしてないで御簾を下ろしなさいよ」っていうような意味で言ったんじゃないかな…
「えっ…この間藤壺に上がったばかりではないの」普通に驚かされる左衛門の内侍
「里に下がり、お役目を果たそうと存じます」
彰子が悲しんでませんか
御簾が下りて隠れちゃった
御簾の向こうをみつめるまひろ
自宅に帰ってきた
荷物持ちさん二人
出仕したときと同じ人だな
何やら楽しそうな声
きぬさん、乙丸、福丸が水の中に立って、たぶん野菜を洗おうとしているところ
いとさんも足を水の中に入れて「冷たっ!」「ほら~、俺がやるからいいよ~」
いいですねえ…
笠を脱いで荷物を受け取るまひろ
「あんたは気にしなくていいよ。わたしは冬の海にも潜るんだから」頼もしいきぬさん
まひろに気づく乙丸「ん~~~~!」
「姉上!」惟規も出てきた「どうしたの」
いとさん福丸もびっくり
というか来てたのか惟規
「…帰りたくなってしまったの!」笑顔を作ってスタスタ通り抜けるまひろ
息を?むいとさん「追い出されたのでございますね!?」
だとしたらそんなはっきり言わないであげて!
「家で書いた方が捗るからよ」ホントのこと言ってるのに言い訳みたいだ
「賢子と父上は?」「お二人でお出かけにございます」
賢子ちゃんがどう反応するか見たかったなー
「涙で別れてまだ八日目だよ?」弟のつっこみ
「八日もご苦労なさったのですね。おいたわしい…」泣きそうな乙丸
姫様に甘い
「ああ…心配しないで」これはこれで気まずいようだ
「帰ってきたら、晴れ晴れしたわ。大根(おおね)おいしそう」
乙丸?の持ってるざるの中の大根がアップに
こんなひょろひょろしたやつが? っていう意味なのかなー
引っ込むまひろを見ているいとさん、福丸ときぬさん、そして惟規
引っ込んでも壁じゃなくて御簾だから、こっちを見てる面々がよく見えるんだよなー
外から中はそんなに見えないけど
柱を背に立ったまま、自分の部屋を眺める
後ろのみんなは野菜を洗うのに戻ったようだ
琵琶の前へ
「姉上」惟規が入ってきた
他のみんなの方をちょっと振り返ってから、小声で「いじめられたの?」
「高貴な姫様ばかりでそんな意地悪な人いないわよ」意地悪な人はいたよ
「でも帰ってきたんでしょ?」
ちょっと置いて「また戻るかも」「えっ?」「まだわからないけど」
荷物を片づけ始めたかなんかかな
「はあ~わかりにくい女だねえ!」心配したのにねえ
「まいいけど」「俺は姉上みたいなおなごには惚れないから」わざとらしく
「わたしも惟規みたいな殿御には惚れないですぅ」
「だよね~」と笑って出ていく惟規
まひろがとりあえず大丈夫そうで安心したんだろうな
ちょっと雪が舞った
さっそく書き始めている
「中将」源氏のことだな
すいすい書ける
顔つきも明るい
寛弘3/1006年
「伊勢守に平維衡を任じるなど」公卿たちを見て「以ての外に存ずる!」
除目か
なんかえらい言われようだな
攝津國 従五位下平朝臣…
権介
手で隠れて見えない
掾 正六位下文屋真人延秋
伊勢國
守
権介 従五位下菅原朝臣惟貞
少月? 従七位下篠?原朝臣…
志摩國
掾
尾張國
筆跡が違って、いかにも名前を後から書き込んでる感じ
「維衡は、かの国の支配をめぐり一族の平致頼と、幾度も! 合戦を起こした者」「武力による力争いを許しては。瞬く間に戦乱の世となってしまう」 「されど! 帝がそう、お望みなのですぞ」顕光さんの反対
カメラが帝側に来た
御簾の中、広いのに帝一人しかいない
御簾の外には公卿がたくさん
帝の孤独感が可視化されてる感じ
道長、座り直した?
「そういう者を国守とすれば、どの国の国守もやがては、武力に物を言わせようと致します」多分帝の方を向いて言ってる
帝、隆家と行成、実資
「右大臣殿は、それでよいとお考えなのだな」
ここは帝でなく右大臣殿に矛先を向ける
「維衡一人ぐらいでそのような」「全ては!」遮った
「些細なことから、始まるのだ」
顕光が言い返そうとしたのを、隣りの公季が「まあまあまあ」と抑える
伊周
視線だけ道長に向けた
「除目の大間書には、伊勢守の名を入れずにおく」「本日の除目の儀はこれまで」
行っちゃった
強行することもあるんだな
帝も行っちゃった
「お先に」顕光も不満そうに立ち上がる
口の片側を吊り上げる伊周
道長、実資。顕光、公季、伊周、道綱、一人置いて公任…っていう並びかな?
道綱、周りが立ち上がるのをそわそわきょろきょろ見ていたが
「左大臣殿の言うことは、なるほどと思ったが。ねっ」お兄ちゃん…!
公任と、隣りに斉信もいた
「されど、左大臣様らしからぬ怒り方であったな」
行成もこっち来た「平維衡殿は、元々、右大臣様の家人。なので、右大臣様が推挙されたのかと」
顕光さんの娘で、女御の元子さんも世話になった人らしい
史実の一条天皇は元子さんも寵愛していたようで、その縁で平維衡を取り立ててあげたかったようだ
「そこまで知っておって、何故そなたは帝の仰せのままにと言ったのだ」斉信のつっこみ
「帝が、仰せなら、致し方ございますまい」
「わしも、そう思った」実資参戦
「されど、左大臣様は流されなかった。さすがである。わしは今、激しく己を恥じておる」
実資が反対した記録がないときはこうすればいいのか(あるかもしれないけど)
下座?に座ったままだった隆家も参戦「恐れながら、帝には、朝廷も武力を持つべきというお考えは、おありにならないのでしょうか」
伊周が歩いてきた「やめておけ」
「ご無礼致しましたされど、」全然やめる気ないじゃん
伊周はそのまま去る
「これから先は、そういう道を選ぶことが、あるいは肝要となるやもしれませぬ。よくよく考えるべきと存じます」
「空欄にしたはずの伊勢守の欄に、いつの間にか、何者かによって、平維衡の名が書き加えられていた」「帝の裁可を得たということになるため、道長はそれ以上手出しできなかった」
明らかに筆跡がちがーう
きれいで、特定できなそうな筆跡に見える
柱を背に座り、書き上げた分を読み聞かせているまひろ
「心は他の女の方にあったとしても、見初めた頃のままに、愛おしく思われているのであれば、それをよすがに思っていればいいものを」
…「男が浮気したってどっしり構えてればいいのに」って言ってる…?
惟規、なんか口を開けて聞いてる
いとさんは…呆気に取られているというか「ええー…」みたいな顔というか…?
「そうはならずにたじろぐから、縁は、絶えてしまうものなのです」
これは、女はどうのこうのと公任たちが品定めしてたシーンの元ネタになった部分ですな
ドラマ内では公任たちを元ネタにこのシーンが書かれたわけだけれども
二人をちょっと見て、水を飲む
「おもしろいよそれ」惟規ーーー!
まひろと趣味の合わなそうな惟規がそう言ってくれるとなんかすごい嬉しい!
「大勢の男と睦んだわけでもないくせに、よく書けるねーそんなの」
「睦まなくても書けるのよ」脚本家さんとしても言いたいことだろうな
「あのー…」いとさん
「ん?」「そのような、下品な殿御たちのお話、帝がお喜びになりますでしょうか?」ごもっとも
無視するんか
惟規が寄ってきた「中宮様って、うつけなの?」
「…は?」何の話だ
「みんな言ってるよ?」「亡き皇后定子様は聡明だったけれど、中宮彰子様はうつけだって」
急いで筆を置く「うつけではありません。奥ゆかしいだけ。ご意志はしっかりおありになるわ」
おっもうすっかり彰子に肩入れしてますね
「意志はある」なんだな
「そんな怒るなよ」
怒ってるまひろ
道長は帝のところに
「除目での、伊勢守の件。叡意により、平維衡を、これに任じることと致します」おまえがやったろって言ってる?
「されど。速やかに、交代させたく存じます」そう来たか
「恐れながら。お身内にも、厳しく接してこられたお上とも思えぬ、こたびのご判断。政に傷がつかぬうちに、取り消さねばなりませぬ」おまえだろって言ってるなあ
「…さほどのゆゆしき過ちを犯したとは思えぬが…」ちょっと動揺してるかな?
「お上に。初めて申し上げます」
「今は、寺や神社すらも武具を蓄え、武力で土地を取り合う世となりつつあるのでございます」
「加えてこの先国司となるような者たちが、弓矢を専らとするようになれば、いかが相成りましょうか」
「やがては、朝廷を蔑ろにする者が、出て参らぬとも限りませぬ。そうなれば、血で血を洗う世となりましょう」
「そうならぬように、世を導くのが、正しき政」
「お上の御為。この国のためを思えばこそ、敢えて、申し上げております」
しばしの間「…わかっ、た…」「伊勢守は交代させよ」
「ありがたき叡慮、畏れ入り奉りましてございます」
内裏に戻ってきたまひろ
…あの、家にいる間、賢子ちゃんとの関係はどうなってたんです…?
それを省略するのはずるいんじゃない?
賢子は母上が内裏やめて帰ってきたんだと思って嬉しかったかもしれないし、でも母上は結局賢子には目もくれず物語ばっかり書いててまた行っちゃったんだろうなあ
書いたものを持って廊下を行く
後ろの方で三人が陰口
「辞めたんじゃないの?」「遊びに来ただけじゃない?」「えー?」
まあ鳴り物入りでやってきて8日でバックレたまひろなので、どうこう言われるのはさすがに仕方ない気もする
誰も気にしてなかったらその方が不自然というか
彰子に挨拶
「帝にお見せする物語が、少し進みましたので、左大臣様に、お渡しに参りました」
まひろの横にある物語に目を向けたのかな?
「帝がお読みになるもの…わたしも読みたい」
「…え?」「帝がお気に召された物語を知りたい」
驚くまひろ「これは…つづ、きでございますので…」
「では、これまでのところを手短にお話致します」おかげで視聴者も聞ける!
「帝は、忘れ形見の皇子を、宮中に呼び寄せてかわいがられますが、この皇子が、物語の、主となります」
「皇子は、それは、美しく、賢く。笛もご堪能でした」
「帝みたい」「まことに」自分で書いておいてよく言う
「その皇子の名は?」「あまりにも美しかったので、光る君、と呼ばれました」「光る君…」
タイトルロールですね
「その皇子は何をするの?」「何をさせてあげましょう」「ん…」
これリクエストしたら採用されるのかしら
「続きにございます」道長に提出
「大儀であった」まだちょっと拗ねてない? 大丈夫?
取り上げてパラパラ
「これで終わりか?」「いえ。まだまだ続きます」
「これまでわがままを申しましたが。お許しいただけるなら、改めて藤壺で、中宮様の御為に力を尽くしたいと存じます」
「まことか!」おっ嬉しそう
「ありがたいことだが…」 あれ、変だぞ? みたいな感じになってるw
「どうしたのだ? よく気の変わるおなごだな」これはこれでちょっと拗ねてませんか
惟規に「うつけなの?」なんて言われたこともあって、そんな扱いをされている中宮様の味方になってあげたくなったというのもあるかも
ちょっと前に出るまひろ
ちょっと身を乗り出す道長
「中宮様のお好きな色は、空の青らしゅうございます」内緒話
「あお?」何の話になったのかわかんない感じ?
そりゃわからん
目を横にやって「そうだったか?」っていう感じ
「はい」「中宮様のお心の中には、表に出てこないお言葉が、たくさん潜んでおるのやもしれませぬ」
「中宮様ともっとお話ししたいと存じました」
副音声「道長の頬が緩む」
「お上の、お渡りにございます」
並んで頭を下げる女房たち
宰相の君、大納言の君、小少将の君、馬中将の君、奥は見えないけど左衛門の内侍かな
大納言の君「帝が、藤式部に会いにいらっしゃるの?」わけわかんないよね
馬中将の君「中宮様にはご興味ないもの」意地悪な解釈をする人ですなあ
帝がやってくる
後ろに道長
衛門の前を通り過ぎる
平伏したまひろの前に座る帝
帝の右手に道長、左手に彰子
「彰子、変わりはないか?」おっ
無言で頭を下げる彰子
帝の方から話しかけるとこうなのか
「藤原為時の娘、まひろであったか? 久しいのう」
道長、「なんで知ってんだよ」って顔してない?
まあ一度会ってることは道長も知ってるけど
「覚えてんのかよ」かな?
「高者、未だ必ずしも、賢、ならず。下者、未だ必ずしも、愚、ならず」
まひろ動揺
「朕の政に堂々と考えを述べ立てるおなごは、亡き女院様以外にはおらなんだゆえ、よく覚えておる」
「畏れ多いことにございます」さしものまひろもこれは畏れ多いのだった
女院様と並ぶ二人目になってしまった
定子はそういう話はしなかったのね
あのときは「宋みたいに科挙やりましょうよ!」と無邪気に言ってしまったけど、宋だって別に理想郷じゃないぞと周明に言われた後ではどう思ってるのかな
「光る君とは。敦康か?」急に切り込みますね!
「ないしょにございます」そう来るとは
帝も「光る君の父親の、大勢の妃を公平に扱えない偏愛帝は朕か?」とは訊かないのだからちょっとずるいですよ
「あの書きぶりは、朕を難じておると思い腹が立った」
まひろ、道長、帝
「されど次第に、そなたの物語が朕の心に染み入ってきた」「まことに不思議なことであった」すごい褒め言葉
「朕のみが読むには惜しい。皆に読ませたい」すごい褒め言葉!
「はい。物語は女子供だけのものではございませぬ」…噛み合ってなくない?
まひろの方を見る道長、彰子
「中宮様にも、お読みいただければ、この上なき誉れに存じます」いたずらっぽく
細長い箱を差し出す
まひろの部屋かな? 道長が来ている
御簾も下ろして二人きり
「褒美である」「は?」そんなに意外ですか?
ちょっと笑って「これからも。よろしく頼む」
出ていった
箱を開けてみる
廊下を歩く道長のカットが挟まる
扇子だ
白と黒?の糸が巻きついている
副音声によれば檜扇
糸をほどいて開いてみる
水色の服の男の子、松の木の下に
桃色の服の女の子、川の中に
小鳥が飛んでいる
回想、出会ったときの二人
川を背景に
扇子をみつめるまひろ
回想
「鳥が逃げてしまったの。大切に飼っていた鳥が」
「鳥を鳥籠で飼うのが間違いだ。自在に空を飛んでこそ鳥だ」
絵の男の子、女の子、そして小鳥
副音声「扇を胸に当てるまひろ」
まひろが来てから作らせたんじゃ間に合わないから、前もって準備してあったものよね
やっぱり藤壺で書きますって言うとは思ってないから、「次に来たら帰る前に渡そう」と思ってたわけよね
まひろを藤壺に閉じ込めようとしたのが間違いだった、自由でいてこそまひろだっていうメッセージだったのかもしれない
道長視点だと、自分のわがままを抑えて、まひろ本人のためを考えようと決心したら、まひろの方から自分の希望に沿ってきてくれたことになる
教育的だ(?)
扇の中に欲しい要素を詰め込んだ結果、まひろが徒歩で川を渡るという現実以上に型破りな子になっている
「川を渡る」って何かしら象徴としての意味を持ちそうだけど
「異界に行く」みたいな
道長とは違う世界、道長の掌握できない世界、道長の思い通りにならない世界に行くとか
シンプルに「藤壺を出ていく」でいいのかも
小鳥とは被るっていうより強調になると思う
錫杖をしゃんしゃん鳴らして歩いてくる…僧の一団?
祈祷を唱えながら
火を掲げている人も
頭巾を被っている人もいない人もいる
頭を丸めてない人もいるけど、従者とかかな
輿に乗ってる赤い衣の偉そうな人が一人
道端で庶民が拝んでいる
「大和国」と表示
「大和から、京の都を揺るがす一団が、向かっていた」
みーんみーん
夜、来客を迎える道長
さっきの赤い衣の僧だ
お供の?僧も一人
なんかスポットライト当たってる
「左大臣、藤原道長である。何事だ」
「興福寺別当の定澄(じょうちょう)にございます」
もう一人の方に顔を向けて合図
字幕に寄れば慶理(きょうり)
「興福寺の僧ら三千は、既に木幡山に集まっております」
山に集まっている僧らのイメージ
松明
しゃんしゃんしゃん
祈祷の声
実質的に呪詛じゃない?
「我らの訴えを直ちに陣定におかけくださいませ」「それがならねば、この屋敷を取り囲み、焼き払い奉ります」
対峙する両者
「やってみよ」
倫子の屋敷なんだけど…