「光る君へ」第23回「雪の舞うころ」
公式サイトの第23回まとめ:
1週間が早い…_(:3」∠)_
とりあえず書いておけば考察は来年でもいい
長徳2/996年
また前回ラストの復習からだ
誰かを引っ立ててくる周明
「話があって来た!」「朱様は通事を殺していない」「証人だ」
復習はこれだけ
証人とやらに「話せ」
跪いて「国府の偉いお人に、朱様が通事を殺したと言えと脅かされました。言わねば仕事を取り上げると」
周明は証人が誰なのか調べて追及しに行ったわけね
で、周明に詰め寄られたこの人が吐いたと
「国府の偉い人とは、誰のことだ?」
そこへ乗り込んでくる光雅・国勝
光雅「何事でございますか! このような卑しき者を招き入れるとは」「このお方でございます」
パパびっくり
「何のことだ!」「人殺しを見たので訴え出たらこのお方が米をくれて、通事を殺したのは宋人の長だと言えと。言わねば仕事を取り上げると言いました」「偽りを申すなあ!」
「国守様、このような者の言うことをお聞きになっては」立ち上がる為時「黙っておれ!」
「おまえは、通事を殺した者も、知っておるのか」
頷いたので「それは、誰だ?」
周明、隣りにかがんで「俺に言ったことを、もう一度言え」こわいよ
「武生の商人、早成でございます」これを受けてまひろたちの方を見る周明
呼び出されてきた真犯人
なんか暗い部屋でこわいわあ
椅子に座った為時、その前に跪く早成、その後ろに光雅・国勝、早成の右手に立って見下ろしている周明
「わたしは、宋と商いをしたかっただけで、…殺すつもりは、なかったのです」「通事に砂金を渡して…朱という男に、取り次いでくれと頼んだら…」
回想
掌に金の粒が三つ「これっぽっちで?」
おおう、目下に対しては横柄な人だった
「どれだけ出せばよい」「砂金なら五袋」「そのような!」いや怒らなくても
「嫌ならそれまでだ」行こうとするのを「待ってくれ」「放せ」「いや、待ってくれ」
これっぽっちでも砂金はそのまま持ってこうとしてるな
で、揉み合いになった弾みで突き飛ばした…というより、早成の手が外れた弾みに、三国さんの方で勢い余って倒れて頭を打った感じかな
雪で足滑らせて石に頭ぶつけて死んだのですね。突然のことだったので死んでから気づきました。金に目が眩んで欲張った結果なのでほぼ自業自得です。こちらの世界で反省します。下人から通詞になった努力は本物なのに。あぁもったいない。
ご視聴ありがとうございました。
故・三国若麻呂
雪のせいか
「まことでございます!」
為時、光雅の方を見る「そなたも、この男と共に、宋と商いをして、懐を肥やそうとしておったのか」
「懐を肥やす気はございませぬ!」
心外だ! とばかり
光雅も為時に対して、懐をお肥やしになって云々と言ってたけどね
「越前においでになったばかりの国守様には、おわかりにならないのでございます」
「我らはこの1年、ずっと宋人を見て参りました」「彼らは膨大な数の財宝を持ち込んでおり、それを出し渋ることで、物欲のある公卿や朝廷を煽り、国同士の商いの道を開かせようと企んでいると、わたしは思っております」
なるほど、それで珍しげなものを献上してみせたのか
「そもそも宋人は、日本を格下に見ており、我々のことなぞ取るに足らぬ国の田舎役人だと侮って、松原客館でやぁりたい放題でございました」
「やりたい放題…」為時、周明を見る
「国守様は、都から来られたお役人ゆえ、コロッと振る舞いを替えたのです」
為時・まひろはコロッと騙されたというわけだ
宋人は別に日本を下に見てるわけではなく自分たち以外のすべてを下に見ているだけだよ!!!
ソレハアル
「わたしが偽りの証言を頼んだのは、この機会に朱の力を奪わねば、強かな宋に、越前はおろか朝廷も振り回され、害を被ると思ったのでございます」
「そんな話はいい」周明が遮る
よくはないけど、まあ本題ではない
「朱様は無実です。早くお解き放ちを」
「介。その方の言うことは、わかった」「されど、この一件において、朱に罪はない」「朱を解き放て」
跪く光雅
「左大臣様もかねて、越前のことは越前で決めよと仰せになった」「介らの意見は、改めてじっくりと聞く」
光雅、納得したらしい
ちゃんとまともに取り合ってくれそうだと思ってくれたかな
国勝もちょっと光雅の反応を窺ってから一緒に礼
為時、周明に「その方、通事として、力を貸せ」
執務室、でいいのかな
周明が朱さんを連れてきた
席を立つ為時
朱さん、何かを言って拱手の礼
周明も
「あなたのおかげで助かった。深く感謝します」
ほっとしたように座る為時
朱さんが怒って国際問題に発展する可能性もあったしね
「あなたを信じて、まことのことを話します」
「わたしたちは、越前を足がかりにして、宋と日本の国同士の商いを図るように命じられています」
「果たさねば。国には戻れない」さあ為時困った
「前の国守は話も聞いてくれなかった。でも、あなたは話を聞いてくれる」ここも朱さんが言ったのかな、周明が言ったのかな?
慌てる為時「いや、まだ、聞くとは言っていない」
「どうかどうか力を貸してください」「あなたが頼りです」
朱さんの声が強くなったのは言葉が通じなくてもわかるし、これくらいシンプルな文章なら為時には聞き取れていそう
締め切った部屋の中に、椅子に座った為時と、床に座った光雅
光雅さん冷たそう
締め切ったといったって御簾だが
御簾は緑で青々とした感じ、柱は赤、光雅の袍は緑、為時の袍は赤
「やはりそうでございましたか」「朱は、宋の朝廷の命を受けた者にございましょう」
「その方の、越前を思う真情も、わかった」
「されど、無実の宋人を罪に陥れたことは、許されぬ」「こちらも筋を通さねば、宋人に立ち向かえぬゆえ」
為時パパならそんな事情がなくても筋を通したと思うけどね
「承知仕りました」光雅、すがすがしい顔をしている
為時は信用できる人だとなったのね
朝廷の方針も為時が教えたかもしれない
「年内は、国府に上がらず、謹慎せよ」という処分に
為時パパ、罪人を匿う平将門ルートと密貿易に加担する藤原純友ルートを一瞬で潰したぞ。護身完成している。
一方まひろは渡り廊下で周明と
「あなたは宋人なの? 日本人なの?」「宋人だ」
「何故、この国の言葉が上手なの?」間があって「生まれは対馬だ」
戸惑うまひろ「日本人ではないの?」「宋人だ」
「12のとき、親父は口減らしのために俺を海に捨てた」「海に浮かんでいる俺を、宋の船が拾った」「宋では、牛や馬のように働かされた」
「ある日。ここにいたら死ぬだけだと思って逃げ出した」「薬師の家に転がり込んで助けられ、見習いにしてもらった」
しばし言葉を失ってから「賢かったのね」
「師は初めて出会ったいい人だった」「朱様もまたいい人だ」
「あなたは苦しい目に遭って大変だったけど、宋の国は、この国よりも懐が深い国なのではないかしら」「どうだろう」
「もっと、宋の話を聞かせてほしい」近づいて
「松原客館には宋から持ってきたいろいろな品があるそうだけど、書物もあるの? どんな書物? 白楽天の珍しいものは、ある?」具体的ですな!
そこで書物のことに答えられなかった周明、好感度上昇ならず
いや好感度アップはしたけどボーナスがつかなかったぐらいか
「書物のことは知らないが、陶磁器、香木、薬、織物、酒に食べ物。貂の毛皮もある」「テンノケガワ?」
貂の毛皮! 源氏物語に出てくるやつ!
宋語で何か言う周明
「何?」「俺を信じるなと言ったんだ」
本当かな?
いや普通に本当かもしれないけど
「何故?」「宋人は信じるなと、越前の役人が言っていたではないか」
「わたしは、ずっと宋の国に憧れていたの」「宋の国は、身分が低い者でも、試験を受ければ、官職を得られるのでしょう?」「そういう国にずっと行ってみたいと思ってきたわ」
宋というか科挙にすっかり夢中である
ここで提案「宋の言葉を知りたいか?」
「え」これはまひろも予想外か
自分の胸に手を当てて「ウオジャオ ヂョウ ミン」ウォジャオに聞こえる
「…わたしの、名前は、周明です?」「ウオジャオ マヒロ?」
「おまえこそ賢い」あっまひろ普通に嬉しそうだ
「シェシェ」周明が笑った!
宋語レッスン
縁に座っている二人
「ネイ、ワィ。中、外」「ネイ、ワィ」
「外は寒い。ワィビィェン ヘンラン」「ワィビィェン、ヘンラン」ランの発音を直される
発音というか、声調かな?
廊下を歩きながら
「わたしの父は越前の国守です」を言えるようになった
「ウォデェ゛ァフーチン シー ユェチィェンデェ゛ァ グゥォショウ」カタカナがすごいことに
シーの発音が難しいらしい
指で「下がる」のジェスチャーをしてるところそれっぽいなあ!
「まあいい」70点ぐらいで諦められてしまった?
「わたしは国守の娘です。ウォシーグゥォショウデェ゛ァニュェ゛ァー」
まひろ用レッスンだから例文がすごいな
「まひろは覚えが早い。賢い」勉強のことを褒められるのはまひろにすごく効きそうだ
「俺も忘れていた日本の言葉をかなり思い出した」
「わたしのおかげね」「おかげではない。俺の心のことだ」おどけてみたらマジレスされちゃった
「失礼しました。…『失礼しました』は?」「シーリーラ」シュリラに聞こえる
ごまかしたとかじゃなくて、本気で「これは何て言うんだろう」に頭が行くんだろうな
二人で火鉢に当たっている
「外は雪」とたどたどしく言ってみるまひろ
この直前に周明が教えたフレーズの復唱かな
「風邪を引く。デェ゛ァフォンハン」
もう「だ」で予測変換に「゛ァ」が出てくるようになっちゃったよ
「風邪を引いたら鍼で直して」と言ったまひろの手を取る周明
さすがにちょっと固まった
「指の間に刺すと、熱が下がる」なんかこう、これを教えるといういい口実で手を握ったわね?
「こんなとこ痛そう」「だから風邪は引くな」
愛情を示すキーフレーズはこれなんですかね?
戸惑って、「あっ。雪」
部屋で和歌を書きつけているまひろ
「ここにかく、日野の杉むら、うずむ雪、小しほの松に、けふや、まがへる」
紙の上に雪が落ちた
掌に雪を受ける道長
今回はほぼ16分で京へ
空を見上げる
越前は寒いだろうかとまひろに思いを馳せていそう
文箱が映ってる?
まひろの文を入れていたやつ…をそこまでよく覚えてないけど
箱を開けて巻物を取り出す帝
蓋の模様は鳳凰が向かい合ってるんだろうか
ザ・巻物って感じで積んである
「古今和歌集巻第十二…」かな?
「行成。これを覚えておるか?」
「中宮がそなたの文字を気に入って、朕と二人でよく見ておったゆえ、だいぶん傷んでおる」
「中宮様が…」感動しているようだ
「中宮の好きな歌は…紀貫之の、『夢路にも、露やおくらむ、夜もすがら、かよへる袖の、ひちて、乾かぬ』――である」
巻物を開いて歌を探す間がリアル
このドラマ、五七五七七を区切って読み上げて、最後の「七」だけさらに単語で区切る方針らしい
行成、いたたまれない感じ…とは違うか、何というか
「あの頃は。このようなことになると、誰も思っておらなかった」
「お上と…中宮様のお美しさを、わたしは生涯忘れませぬ」
「中宮は健やかに過ごしておるであろうか。そもそも子も生まれよう」
目を上げて「高階に、密かに行くことは叶わぬであろうか」言ってみる
「中宮様は、出家、なされまして、ございます」
「そうではあるが…」
道長に報告「帝のお心の痛みが伝わってくるようで、苦しくなりました」
「頭を冷やせ」「は?」わざわざ席を立って行成の横に立った「帝の術中に嵌まってはならぬ」
随分な言い方しますね?
ちょっと間を置いてかがんだ「聡明な帝は、行成の優しさを見抜いておられる」
行成のことは割とみんなわかるんじゃなかろうか
「そして同情を買い、利用しようとしておられる」
「帝のおそば近くに仕える蔵人頭は。もっと冷静であってもらいたい」
「…は。何とも、未熟でございました」
なんか道長が悪いやつムーブしてるな?
あー道長くんが一条帝にブチ切れてるの、「俺は現実と折り合いをつけてまひろを諦めたのにテメェはよお!」なんだ。
ww そっちかww
夫婦の寝室
「義子様に続いて、この間元子様も入内されましたけれど、帝は義子様にも元子様にもお会いにさえならないのですってね」「そんな噂がもう聞こえているのか?」
まあ道長としては、この状況は頭が痛いか
「中宮様をお忘れになれない帝のお気持ちはわかりますけれど、入内された女御様が、お気の毒でございますわね」「全くだ」
二人ともばっちり目が開いてるな
「殿が、帝と女御様方を結びつけるべく、何か、語らいの場でも設けられたらよろしいのに」
「それは…会を催すということか?」「ええ」
「あっ」閃いて起き上がった「そうですわ。ここで催しません?」
「えぇ?」これがなんか気安い感じというか、詮子と喋ってるときに姉弟モードになるときの声っぽい感じがした
「ここには女院様もおられるのですもの。帝もお出ましになりやすいでしょ」「それがいいわ。万事、お任せくださいませ」
まひろも行動的だけど、倫子様もなかなかですわね
まひろと違って常識的な範疇において
道長、笑って「頼もしいのう」倫子様も笑って「はい」
「まずは、入内されたばかりの元子様からに致しましょう。お二人鉢合わせは、まずいですものね」
なんかちょっと男性側が一緒になって笑いにくいことを言ってませんか
義子様が「わたしが先に入内したのに…」ってならないかしら
…あーちょっと思い当たってしまった_(:3」∠)_
ということで土御門殿にやってきた元子パパ・顕光さん
あれ、髭あったっけ
「こたびのお計らい、お礼の言葉とて、ござりませぬ」「帝と女御様がお楽しみいただければ何より」
「娘は、琴が得意でございますので、帝とお手合わせできることを、喜んでおりました」「まことに、まことに! 左大臣殿と女院様のご親切、痛み入り、た~て~ま~つ」「どうぞこちらへ」キャンセル
倫子様のご親切なのになあ
御簾の中で笛を吹く帝、御簾の外の廊下で琴を弾く元子
元子の正面に詮子、段に座っている
微笑んでいて満足そう
帝から見て詮子が右、元子が左になるけど、目上の人が右に来るものなんだろうか、特にそういうわけじゃないんだろか
元子の後方に道長
顕光はもっと後ろ、視聴者から見て左
とても笑顔
その横に倫子様
帝、ふと笛をやめてしまった
元子さんかわいそうじゃないか!
詮子、道長、倫子
詮子・道長に比べて、倫子はやっぱり気の毒そうな表情に見える
「帝の中宮への思いは熱病のようね」軽くdisる詮子様
「わたしは、夫であった帝に愛でられたことがないゆえ、あんなに激しく求め合う二人の気持ちが、全くわからないの」
「ことがない」は誇張じゃないかしらん?
「帝のわたしへのご寵愛は偽りだったのでございますか」って言ってなかったっけ
「おまえにはわかる?」「わからないわよね」
「わたしにも妻が二人おりますが…」ちょっと近寄って「心は違う女を求めております」
内緒話っぽく
どうせそんな経験ないだろうと言われて「あるもん」と言いたくなっちゃった?
「己ではどうすることもできませぬ」
「やっぱり! 誰かいると思っていたのよね」
「いたのよねえ?」ってテンション上がってる
「まあされど、もう終わった話にございます」
「下々のおなごでしょ。捨てたの?」「(ひそひそ声で)捨てられました」「(口を押さえて)えっ!」「道長を捨てるって、どんな女なのォ?」
詮子も楽しそうだけど道長も楽しそうだな
もう会うことのない相手の話をしてるような雰囲気だけど、順当に行けば四年で帰ってくるのよね?
ある日突然妻を訪ねてきたり、兄の物詣に遭遇したり、帝に「日本でも科挙やろーぜ!」と吹き込んでたりする神出鬼没の女ですよそもそも
「よい女でございました」「まあ…」詮子様うっとり
と、我に返ったように「どんな風によいの?」
「夫を繋ぎ止められなかったわたしにはない輝きが、その人にはあるのね」
「中宮も、帝を引きつけ散々振り回しているけれど」悪意のにじむ表現
帝と定子の場合はかなり、詮子が帝を厳しく育てたせいだと思うよ…
「わたしにはない」「何なの?」「それって一体何なの?」
相手の不幸?←
円融天皇だって、優しくしてくれるのが詮子一人だけだったら詮子に夢中になったのでは←
定子の場合は、定子が最初の妃で、しかも長いこと定子しかいなかったっていうのもある
詮子の場合はその前に遵子がいたし、遵子は円融天皇に愛されていた
…初恋が勝ってるだけだったりしません?
定子も遵子もまひろも
「今宵は。帝が、元子様をお召しになられるよう、祈りましょう」潔いほど露骨に打ち切るな
「アッ」「その女のことは、倫子と明子は知っているの?」「倫子も明子も利口だから、気づいているかもしれないわね」
「では」「何よ! 自分から言い出しておいて」これはごもっとも
「もっと聞かせなさいよ!」ストレートでいいですねえ!
速足に歩いていく道長
バレてるかもしれない可能性に初めて気づいたのかしらん?
書き物をめくって読んでいる定子
脇息に寄りかかって
定子もききょうも白装束だ
「鶏の雛が、足が長い感じで、白くかわいらしくて、着物を短く着たような恰好をして、ぴよぴよと、賑やかに鳴いて、人の後ろや、先に立ってついて歩くのも、愛らしい」ぴよぴよ
「また親が、共に連れ立って、走るのも。みなかわいらしい」
紙を見ている目がいとおしげだ
出産を控えたこのときに、小さなかわいいものの記述を読んでいる
「姿が見えるようね。さすがである」
「お恥ずかしゅうございます」
「そなたが御簾の下から差し入れてくれる、日々のこの楽しみがなければ、…わたしはこの子と共に死んでいたであろう」
「少納言。」「はい」
この「ごん。」の言い方好き
脇息から離れて座り直す
少納言は急いでそばへ
「ありがとう。」「この子がここまで育ったのは、そなたのおかげである」
「もったいないお言葉」感激しつつ冷静に
「そなたを見出した母上にも、礼を言わねばならぬな」目線がちょっと上を向いて、懐かしそう
「内裏の登華殿に、お母上様に呼ばれて初めて参りました日、亡き関白様始め、みなさまがあまりにもキラキラと輝いておられて、目が眩むほどにございました」最後はちょっとおどけて?
笑い合う二人
「懐かしいのう…」「はい」「あの頃が、そなたの心の中で生き生きと残っているのであれば。わたしも嬉しい」
「しっかりと、残っております。しっかりと」
それで日記章段が書かれるようになるのか
夜明けかな?
「翌日、定子は姫皇子を産んだ」字幕、「皇女」じゃなくて「姫皇子」だ
行成から帝へ報告「今朝、姫皇子が、ご誕生になりました」
立ち上がる帝「中宮は無事か!?」「お健やかに、おわしますそうで」
「よかった…」まずほっとした
「娘か…」
皇子を産め攻撃からは解放されないわけだ_(:3」∠)_
皇子だったら、皇子誕生を口実に何かしてあげられたのかもしれない
「中宮に会ってねぎらいたい」
無言の行成
でもちょっと視線を落としたな
認めるわけにはいかないけど、駄目ですときっぱり言うこともできないんだろうなあ、行成の気質じゃ
そうだよな…という感じで座る帝
喜びは束の間で、すぐ現実に引き戻されちゃった
「絹をたくさん送ってやれ。今年は寒いゆえ」「承知、致しました」こちらは即答の行成
「内裏 梨壺」と文字が出た
「東宮、居貞親王は、道長のもう一人の姉の子である」
前のときは子役だった
あのときは「兼家の亡き長女」と説明されていたのが、今回は「道長のもう一人の姉」
子供を抱っこして、立って行ったり来たりしながらめっちゃあやしている
子供が何か喋って天井を指さしたとき、一緒に天井を見上げている
ほんとにかわいがってるなー
妻もいる
子供が何か言ったのに応じて「おおー」と言ったりして
とても円満そうな家庭だ
そこへ「左大臣様のお越しでございます」
別に見向きもしない東宮
と、妻
乳母はさすがにお辞儀
「一条天皇より、4歳年長の東宮であった」
「東宮様には、ご機嫌麗しゅう、この道長も、あやかりとう存じます」うん、めっちゃご機嫌麗しい
「珍しいな叔父上。わたしのことなど忘れたのかと思っておった」全然出てこなかったものねえ
言ってることは嫌味だけど声はご機嫌
詮子じゃない方の姉が出てきてないから「叔父上」って何のことかわかりませんね、とポスト/ツイートしてる人がいてかなしい
「このところ雑事が多く、長く参上できずにおりました。お許しを」確かに忙しかったろう
「御息所様。敦明様は、お幾つになられました?」
お、「御息所」っていう呼び方が出てきたのは初めてじゃない?
子供の名前は敦明
「三歳にございます」
字幕には「藤原娍子」と出てきた
すけこ
「帝のお子は、女であったそうだな」ちょっと軽い感じだけど、軽いばっかりでもない喋り方というか
「さようでございます」
「出家した尼が子を産むとは由々しきことだ」
「されど産養(うぶやしない)の支度にも事欠くと聞くゆえ、祝いを送ってやれ。何でもよい。叔父上に任せる」
場面が変わると晴明
服が赤くなってる
「でかしたぞ晴明。おまえが言っておったように姫皇子であったな」
居貞親王としては、晴明が呪詛かなんかで女が生まれるように=男が生まれないようにした、と解釈してるのかしら
「帝にこのまま皇子ができねば、我が子敦明が東宮になることになるそう思うてよいな」野心満々だ
「恐れながら、帝に皇子は、お生まれになりまする」
呪詛なんて迷信ですみたいな顔をしておいて予言は当てるんですよね
ザッと晴明の前に座って「新しき女御の子か」
「中宮様の皇子であろうと存じます」
「なんと」目を瞠ってから、マジかよーみたいな感じで
別に「出家してるのに!?」という点を言い募るわけじゃないんだな
長徳3/997年
おお年が変わった
越前に戻ってきた
29分
「宣孝殿は去年、『年が明けたら、宋人を見に越前に行くか』と文をよこしたが、とうとう来なかったなあ」
「もう春でございますものね」「相変わらず、いい加減なやつだ」
「愉快でお気楽なところが、宣孝様のよいところでございます」
「ま、最初から来るまいとは思っておったが」「わたしも。決して、お見えにはならないと思っておりました」
楽しそうだな
ところで「宋語の勉強は、進んでいるのか?」
「まだまだ父上には追いつきませぬが」「楽しそうだな」「はい」すごく笑顔
「宋語を学ぶのは、おもしろうございます。音を聞けば、おのずから、漢文が浮かんできて」
「おまえは覚えがよいから、周明も教え甲斐があろう」「幼い頃、漢詩も一度聞けば覚えてしまって、驚いたものだ」「覚えておりませぬ」
「長い間、わしが官職を得られず。そなたによい婿を取ってやれなかったこと。すまないと思うておる」
まひろ、顔が固くなったか「どうなさったのですかいきなり」
「周明は骨のありそうな男だ」「彼の人にとっても、おまえは救いであろう」
為時パパ、なんか既に肩の荷が下りたような顔をしている
「わたしと周明は、そのような間柄ではありませぬ」
まひろとしては純粋に宋語にわくわくしてるんだけどね
「そうか。うん、それなら、それでもよい。好きにせい」なんかまだ誤解がありそうだな
「それは、ございませぬ」
「明日からわしは、越前国内の、巡察に出る」
「ならば、わたしもお供しとうございます」「そなたはここにおれ」「雪も解けたゆえ。心配するな」
心配とかじゃなくて本気でお供したいんだと思いますよ! 連れてったげなよ!
砂浜で貝を拾うまひろ
波打ち際の周明のもとへ
「海の向こうは宋の国」と宋語で言ってみる
カモメを見上げて「つがいのカモメ…」「フーフー ハイオウ」
まひろの反応が鈍かったのは、通じなかったとか聞こえなかったとかじゃなくて、為時があんなことを言うから意識しちゃったのかな?
「めおとのカモメだ」「フーフー…」
「周明に妻はいないの?」「いない」いてほしかったのかもしれないなあ
「他の人たちには身寄りがあるでしょ? 恋しくないのかしら」
答えずに波打ち際を歩き出す周明
ついていきながら「帰りたい人は、帰るのがいいと思う。待っている人もいると思うし」
事情は知らないのかな?
「俺に帰ってほしいのか?」お、ちょっと強い言い方だ
「国守様の仕事の手伝いか」
「わたしがどうしたいかは関わりないわ。宋の人たちがどういう風にしたいかが、大事だと思っただけ」
「父の力にも…なりたいけれど、それが全てではないわ」
「朱様が帰ると言わない限り俺たちは帰らない」
「何故朝廷は、宋とじきじきの商いを嫌がるのだ」
これを言うってことは、やっぱりまひろも宋人たちの事情を聞いてるのかな?
「わからない」「何故あの人はそこまで頑ななのかしら」非常に親しげな言い方ですなあ!
「あの人? あの人とは誰だ?」「左大臣様」「…今、左大臣と言ったか?」そりゃ驚く
「ええ」わからなかったのかなと思ったか「帝の次に偉い人」と解説
「『知り合い』は何と言うの」まひろはすぐこうだ
「シィァンシー。友は、ポンヨウ」
そんな二人を見下ろしている馬上の後ろ姿!
宣孝!(ばーん)
なんて顔してんですか
宣孝の従者と、例によって笠を持った乙丸も
馬から下りた
宋語レッスンをしながら歩いている二人
「ひめさまー! ひめさまーー! ひめさま!」手を上げて呼びかける乙丸
まひろがそっちを見た頃には、宣孝がずかずかとやってくるところ「宋人を見に参った!」
「本当にいらしたの?」「誰?」「遠い親戚で、父の長年の友、藤原宣孝様。都からお見えになったみたい」
「わたしは周明。宋の薬師だ」「父の病もあっという間に治してくださった、名医なの」笑顔!
「そうか。それは世話になったのう」威嚇すな
周明、「客館に戻る」と宋語で言って、「どうして?」と戸惑うまひろを置いて行ってしまった
「ザイジィエン」と言われて「ザイジィエン!」と返す楽しそうなまひろ
を見る宣孝の顔よ
宣孝、なんか箱をいっぱい持ってきている
お土産かな
「越前は、どうじゃ」「国司の仕事ほど楽で儲かる仕事はないと仰せになっておりましたけれど、とんでもない見込み違いでございました」
普通は外国人の絡んだ殺人事件なんて起きないのでね…
光雅さんの賄賂を受け取っていたら楽で儲かるルートに入れただろうけど
「わたしもひっっしで父の手助けをしております」「それで宋の言葉も学んだのか」「はい」うそだぁ自分の興味でしょ
「ご苦労なことだな」なんかそっけないぞ宣孝さん
呆気に取られてるのか?
「羊も食べました」「ひつじ」「おいしくはございませんでした」
「わからなすぎる…。おまえに何が起きておる」いやこんなんでしたよ前から
都にいれば、まひろが何か素っ頓狂なことをやっても、宣孝にとって既知の世界に収まることではあったのかもしれない
兼家に直談判しに行ったりね
…自作の台本を引っ提げて散楽一座に乗り込んでいったことを宣孝が知ったらどうだったろう?
都を離れたことで、まひろのやることが、都にいては想像もつかないようなことに及んだ?
「文を下されば、父も巡察の日取りを替えましたのに」
「昨年年が明けたら宋人を見物に行くと文は出したぞ」何だか棒読み
「父もわたしも、決してお見えにはならないと思っておりました」「来て悪かったか?」「そのようなことはございませぬ」なんか拗ねてませんか宣孝さん
「されど、都でのお役目があるゆえ、そう気軽には越前においでになれまいと」ここまでは楽しそうだったけど
「物詣と偽って来た」えっ? と表情の変わるまひろ
「越前のことが内裏でしきりに取り沙汰されておったので。為時殿が心配になってな」
あの殺人事件には、宣孝を越前に引っ張ってくるドラマ上の理由もあったのか
史実では別に越前まで会いに来たりはしてないので辻褄合わせでもある
「そのようなことが内裏で明らかになれば、父までお咎めを受けます」「案ずるな。明後日には発つ」
「長居して露見したらおまえに叱られるゆえ」お、ここでちょっといつもの調子に
「またそのような!」ぱっと晴れやかな顔になる宣孝さん「そのプンとした顔が見たかった」
プンとした顔というか、自分の知ってるまひろでほっとしたのかな
お土産の箱を開けながら「これは、都で流行っておる肌油じゃ。おまえのプンとした顔がますます生きるぞう」
プンとした顔のまま、差し出されたのを受け取って見ているまひろ
次は布を解きながら「これは、為時殿に、『玄怪録』」「あっ『玄怪録』!? えっ!」飛んできた
宣孝が手に取った巻物を、差し出されてもいないのに勝手に片方持っていった
で、まず匂いを嗅ぐ「あっは! 都の香りが致します!」テンション爆上げである
それでもう一度嗅ぐところまではともかく、宣孝にも嗅ぐよう差し出すっていう
「ウニでございます」円い台に、ウニを持った皿と、小さな器が二つ
「越前のウニはまことにおいしゅうございますよ」
「都の塩ウニとは違うが…」戸惑ってる感じの宣孝さん
都に届くようなウニは塩がないともたないものね
まひろ、ウニを一つ取って、匙の柄でカッカッカッカッと叩いて穴をあける
「こうやって…」二つに割った「うわ~!」「今朝採れたウニですの!」まひろの顔を見るだけでおいしそうだな!
「すっかり越前の女のようになっておるなあ!」
今のは宣孝に渡して「わたしもいただきます」
宣孝、ウニを見、次のウニをカツカツやり始めたまひろを見る
割って「お~!」ウニのCMか何かですかこれは?
「こうやって…」匙で中身をすくって、器の中の…水でゆすいだのかな
「いただきますの」なんかこう表情といい匙の角度といいすごくおいしそうなんですけど!
呑まれたように、同じようにやって食べてみる宣孝
「お~お! 磯の香りがすごいのう!」笑って頷くまひろがとても楽しそう
「このようなウニは、帝もご存じあるまい」
「会うたびにおまえはわしを驚かせる」
「この生ウニにはわたしも初め驚きましたぁ」「そういうことを言ってるんではない」普通にツッコまれた
「わしには三人の妻と四人の子がおる。子らはもう一人前だ。官位もほどほど上がり、これで人生もどうやら、落ち着いたと思っておった」
としみじみ話している横でウニをもりもり食べているまひろである
まひろを見て「されど。おまえと会うと、違う世界が垣間見える」「新たな望みが見える。未来が見える」
ちょっと誤魔化す感じ? で視線を外して「まだまだ生きていたいと思ってしまう」
「まだまだ生きてわたしを笑わせてくださいませ」きょとんとしてる、でいいのかな?
「怒らせて、であろう?」冗談にしちゃった
「どちらでもようございますけれど」
ウニを置いて「父とて、国守を力の限り、務めております」「宣孝様の人生が先に落ち着くことなどありえませぬ」
笑いかけて
お酒
琵琶を弾くまひろ
いつもの曲かな?
いつもより速い
宣孝、笑んでたかと思うと真顔になったり
なんか暗い部屋で朱さんに報告中の周明
朱さんの両側に側近?
「国守の娘は左大臣と繋がりがあります。もしかしたら左大臣の女かもしれません」
wwwww
「うまく取り込んで左大臣に文を書かせます。朱様のお力になれるよう」
側近たち曰く「こいつは日本人だということを隠しておりました。信用できません」「同感です」
宋人仲間にも秘密だったのか
朱さんは「わたしは周明を信じる」
「やってみよ。皆の信用を勝ち取れ」
「事が成就したら、わたしを宰相様の侍医にご推挙ください」そうなるの?
「調子に乗るな」と側近が言うのもわかるような
「そなたの働きで宋と日本との商いの道が開ければ、望みは叶えよう」「全力を尽くします」
朝かな?
宣孝はこれで発つらしい「あっという間の二日間であった」
「父がいたならば、どんなにか喜んだことでございましょう」「為時殿によろしく伝えてくれ」
これは「ちゃんと連絡してから来てくださいよ?」という文句をちょっと含んでるのかな
「道中の糧でございます」おべんと
「ウニをもっともっと食べたかったのう」「食べすぎはいけません」
からの「過ぎたるは、及ばざるが如しと申しますでしょ?」大仰な
「まひろ。」「はい?」
振り向いて「あの宋人が好きなのか?」
まひろ、素でピンと来てない感じ
「あいつと宋の国などに行くなよ」行きかねないように見えたんだろうなー
「何のことでございますか?」まあ本人はこうだけど
「前に言うておったではないか。宋の国に行ってみたいと」
それを言うなら宣孝だって行っちゃえ行っちゃえ言ってたけどね
「ああ、そんなこともございましたね」
食い気味に「都に戻ってこい」
「わしの妻になれ」
ズンチャカズンチャン ズンチャカズンチャン
あっBGMそれ?
この直後に来る次回予告の為時パパを見ても、思いっきりコメディだ
「佐々木蔵之介じゃなかったらキモいだけだからね」というツイートがあふれてて笑う
佐々木蔵之介つよいな
史実がこうだから制作陣は悩ましかっただろうな~
裏で陰謀蠢く周明ルート、正史の宣孝ルート、忘れ得ぬ道長ルートを同時並行でやる これが真の大河というもの
現代に暮らす越前の民としては、紫式部は越前にやってきて「はぁ〜〜こんな雪ばっか降るとこやだぁ〜〜!!!京に帰りてぇ〜〜〜!!!越前やだぁ〜〜!!!😭😭😭」だったというイメージが強いので、越前でイキイキウキウキしてる紫式部見せられて滂沱の涙を流している。
地元の人が喜んでる よかったよかった