QT延長症候群
#循環器疾患 #心電図
先天性QT延長症候群 心筋イオンチャネルの遺伝子異常。→β遮断薬、突然死のハイリスク群では,植込み型除細動器(ICD)交感神経緊張(運動など)が発作(多形性心室頻拍)の誘因になる
二次性
薬剤:抗不整脈薬(キニジン,ジソピラミド)、向精神薬(フェノチアジン系,ブチロフェノン系)、抗菌薬(ニューキノロン、マクロライド、ST合剤)
電解質異常:低K血症、低Ca血症、低Mg血症→電解質補正、硫酸マグネシウム。低K血症は下痢,嘔吐が原因のことが多い(内分泌疾患,感染症なども
徐脈:緊急ペーシング、イソプロテレノールの点滴静注
【治療】
先天性,後天性とも急性期治療は硫酸マグネシウムの静注が第一選択
先天性の急性期にはβ遮断薬静注も有効