低K血症
消化管での吸収低下・喪失(下痢)
細胞内へのK移動(代謝性アルカローシス)
腎臓での排泄量増加(Ald、副腎皮質、薬剤)
膵臓からのインスリン分泌が障害→糖代謝異常
■低K血症の頻度
●最近低K血症を伴わない原発性アルドステロン症が増加している(減塩の影響?).
●Cushing症候群では重症例で低K血症を合併しやすい(コルチゾールのミネラルコルチコイド作用).
【問診】
内服薬
β刺激薬 β2受容体→細胞内へK移行
インスリン グルコースとカリウムを血中から細胞内へ移行 ループ利尿薬 ヘンレループの太い上行脚→NaとKの再吸収を抑制 グリチルリチン 鉱質コルチコイド受容体の作用増強効果→腎遠位尿細管でのK排泄を促進→偽性アルドステロン症 シンナー(有機トルエン含有)吸引の習慣 トルエンが遠位尿細管を傷害→遠位尿細管性アシドーシス(Ⅰ型RTA) 【身体所見】
筋力低下
呼吸筋麻痺
多源性心室頻拍 心筋への刺激性高く→QT延長
【検査】
心電図状U波出現
【鑑別】
下痢
利尿薬