2023年の読書を振り返ろう!(ばる)
2023年の読書を振り返ろう!
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に参加できないので、こちらに私ばる.iconの2023年の読書まとめを書いておこうと思います
今年読んだ本
ラヴクラフト『ニャルラトホテプ』『ダゴン』『ピックマンのモデル』
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ラヴクラフトをきちんと読むのははじめてだったけど、おもしろかった。得体の知れないものって自分のこれまでの理解の範疇にないものが存在するってことで、そういう真の外部ってのかな、そういうものに触れたときは、狂気ーー神経の衰弱や精神障害に行き着くよなあと
このあたりに関連して、マーク・フィッシャー『奇妙なものとぞっとするもの』も読んだ気がする
メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』
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所謂ゴシック・ホラーの代表作で、読みたかったので読めて満足
フランケンシュタインの怪物自体が我々人間に通ずるところがある
読書会自体もフランケンシュタイン的読書会で楽しかった記憶
そういえばこれに関連して金森修『ゴーレムの生命論』も読んだだ
これにあった
人間という不完全な存在が疑似人間を創造しようとしても、不完全な存在からは不完全なものしかできない
という言葉が印象的
ミヒャエル・エンデ『モモ』
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時間泥棒と鏡の話
読書会のログみると結構熱心に書き込んでるけど、あんまり覚えてないな笑
聞くという行為
自己の内面と外部の関係性をトリモロス
そういえば鏡面として作用するモモはカウンセラー的な話があった
このへんで、ドイツロマン主義に興味を持った気がする(その辺の本に関してはいまだ触れてない)
フォークナー『響きと怒り』
イタローさんに薦めていただいた。この作品は私の中に深めに根差した作品であるのだが、いまだに語り得る部分が少ない
バシュラール『蝋燭の炎』
バシュラールのアプローチはおもしろいので、これからも読んでいくかもしれない。ひとつの蝋燭から喚起されるイメージに溢れている
バタイユ『エロスの涙』
美術図版に溢れたパワー系
結果の価値づけより「瞬間の継起」の話があって、今後もそこに注目して見ていきたい
https://scrapbox.io/arpla/『エロスの涙』を読む
ベラ・バラージュ『視覚的人間』
イタローさんとの対談に向けて再読したのだ
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対談に向けてタネの論文もバラージュも結構読んだのだが、全部忘れたんじゃないか!
映像と言語の領域にかなり踏み込んだ議論...だったよな!いや、マジでおもしろかったすよ
私の中でムージルもピン留めされているので、どこかで読みたい
バタイユ『マネ』
『エロスの涙』流れで読んだんだったかな?なんか忘れたけど、いろいろ興味深いことが書いてあったよ!
ブコウスキー『パルプ』
おもしろいから読め!
ウダイ・プラカーシ『ウダイ・プラカーシ選集』
これに触れてアジアの作家に興味を持ちだした。来年はアジア文学にも触れていきたい
ロラン・バルト『明るい部屋―写真についての覚書』再読
これがあったので再読した
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この本についてはVCも開いたけど、この本のそもそもの構成やフランス語についてなど、かなり踏み込んだ意見を交わされて、よかった🍊(みんなすげーなって感じ...)
バロウズ 『おかま』『裸のランチ』など
バロウズ作品についてもいろいろ気づかされることがあったんだけど、全部忘れた!
アレン・ギンズバーグ 『ギンズバーグ詩集』
聖!聖!聖!
夏目漱石『夢十夜』
夢の話。侍の話が印象的
チャールズ・ウィルフォード 『コックファイター』
闘鶏小説。エンタメ小説としてめっちゃおもろい。オールドタイプ的だけどな!最後にある彼女との残酷劇が最高!
ベケット『名づけられないもの』『ゴドーを待ちながら』など戯曲をいくつか
ついにベケットワールドに踏み込んだぞ!進んだと思ったら戻ってたり、じつは一歩も動いてなかったりする
プラトン『クリトン』
読書会
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読書会内ではほとんどコメントしてないけど、ログは読んでいる。この文章をどうアプローチしたらいいのか?ひとりで読んでるときっかけすら掴めんことはたくさんあるけど、アープラ読書会のコメントを読むと灯りを照らしてもらえることがある。それを味わえた回
タゴール『唖娘スバー』
インドってこんな感じなんかも
アジア文学に興味あり
車谷長吉『漂流物・武蔵丸』
これ合うかも?とイタローさんに薦めていただいた作家。めっちゃ私小説。たしかに合う。お母さんにずっと喋り続けられる作品があり、ヤバい
丸山圭三郎『言葉・狂気・エロス』
今読んでるけど、おもしろいよ
ジョアンナ・デマーズ『Drone and Apocalypse: An Exhibit Catalog for the End of the World』
英文。Kindleで翻訳しながら読んでいる。ドローンミュージックと黙示録。つまり、ドローンは週末である
【漫画】
ジョージ秋山『銭ゲバ』『アシュラ』などいくつか
萩尾望都作品 『トーマの心臓』『11人いる!』などいくつか
これに関連して読んだ
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これも個人的にはかなり盛り上がったなあ
つげ義春 『つげ義春短編集』何巻か
つげは超シュールな『ねじ式』がだいたい話題にあがるけど、私小説的な作品とか、温泉宿行ったとかそんな話が好みだったりする。車谷長吉と近いものも感じる
今年の読書の目標に「もうちょい文学に触れたい」があったので、前半戦はアープラの読書会のおかげで、後半もほかの人のおすすめの作家を読んだり目標どおりいろんな文学に触れれた一年だったんじゃないかなと思います。
来年もその流れを汲んでわりと有名どころ読むんじゃないかなと思います。
ここまで振り返ってみると、読書への動機や活力など、私の読書にまつわる諸々がアープラの活動から生まれていることが再認識できたというか...アープラにはかなり恩恵を受けてるんじゃないかと思います。改めて感謝
uvoa.iconめっちゃ読んでますね!素晴らしい!
ばる.icon✌️