📖『La tresse』Laetitia Colombani
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Smitaの人生、なんと過酷なのだろう。現在ではトイレが整備されているかとは思うが(分からない)でも身分制度は依然として残っている。掃除の代わりとして娘を学校にやろうと決意したところまで。
仕事の賃金の代わりとして、食べ物や生活のものをもらうとのことだが、彼らはアンタッチャブルであるだけでなく見えないものとして扱われなければならない。だから服を床に投げてよこすのだと書いてあった。
ハリー・ポッターに屋敷しもべ妖精というのが出てきて、彼らもそんな扱いを受けていたような気がする。ハーマイオニーが彼らの復権に奮闘するシーンがあった。
Giuliaのパート。
イタリアの職人は腕とセンスが良いという話をしたことを思い出す。職人仕事には昔気質のやり方がいまだに残っていて、そしてそれにはそれなりの理由があることに、手を動かしていると納得もする。
一人目の主人公とは打って変わって代々続く家業に誇りを感じているGiulia。私の好きな職人芸(savoir-faire)という言葉が出てきて嬉しい。
ふたりめの主人公の章を読了。
彼女と一緒に働く年配の女性(Giuliaからすれば祖母くらいの年齢)はお父さんの子供時代を知っているほど長く働いている。長い歴史を持ったアトリエ。おそらく50年前の雇用の状況は、今とはまた違っていたに違いない。そういう話もでてくるのかな。
この主人公はかつらにする髪の毛を染めたりより分けたりする仕事に情熱を注いでいるが、同時に読書がとても好きなよう。
さんにんめの主人公、Sarahは男性社会を実力で切り抜けてきた弁護士。
Sarahのパート読了。(といってもまだ3人の登場人物が紹介されたにすぎない)
男性優位とされてきた職場を女性であり母であるSarahがいかに生き抜いてきたか。
もちろんプライベートの生活と仕事場での顔を同じくいられないのはどんな人も等しくそうなのだけれど、女性にとって雇用の機会が均等とは言い切れない場面がまだ多々ある。
Sarahもまたベビーシッター雇用に際して自分の意識の偏りに気づいたりする章。