社会には何が必要なのか
資源、システム、行動、概念などを特に区別せず列挙する。
統治
認証システム
個人個人を識別する仕組み
水
水がない場合、人間は数日しか生きられない。(少なくとも現在の人間は)
各種の製品に水が使用されている。
食料
食料がない場合、人間は数日しか生きられない。(少なくとも現在の人間は)
生活可能な温度
人間が生活可能な温度でなければならない。
空調
排泄
食べた以上、排泄物を出さなければ生きていけない。
排泄物をそのままにすると、悪臭の原因となり、病気になることが多くなる。
睡眠
睡眠できない場合
精神に異常をきたす。正しい思考ができなくなる。
肉体の疲労が回復しない。臓器に負担がかかり、死ぬことがある。
住居
住居がない場合
外気の寒暖、風雨に耐えられない。
外敵に対して無防備になる。殺されたり傷つけられたりするかもしれないため、危険で眠れない。
所有物の盗難を防げない。
衣料
衣料がない場合、外気の寒暖に耐えられない。
見た目などの文化的な影響がある。
医療
怪我をしたり病気になった時には治療が必要。
自然治癒には限度がある。
医療には専門知識が必要で、誰でもがサービスを提供できるわけではない。
教育
残念ながら、大半の人間は自発的には勉強しない。
知的向上をしなくなった知的生命体は知的生命体と言えない状態になる。
教育には専門知識が必要で、誰でもがサービスを提供できるわけではない。
可能な限り、当人が幸福になり、社会貢献がなされるような教育が必要。
高レベルの社会システムを成り立たせるためには構成員は十分に知的でなければならない。
社会の意思決定のために十分知的でなければならない。
社会で労働力を提供するためには十分知的でなければならない。
輸送・交通機関
輸送・移動するのに徒歩ではとても時間がかかる。量も運ぶことができない。
高レベルの社会システムを成り立たせるためには各種の資源の輸送が絶対に必要。
エネルギー
人を労働から解放するために機械が動く必要があるが、そのためにはエネルギーが必要となる。
研究・開発
社会の生産能力の向上と、それによる富のより多い分配のために必要である。
知的向上をしなくなった知的生命体は知的生命体と言えない状態になる。
文化的活動・娯楽
文化的活動は、それ自体はしなくても生きていくだけはできるものである。
例え虚構であっても、幸福感が得られるものはあった方がよい。
物語は教訓を与えてくれる。実際にやったらどうなるかを想像させることになる。
経済システム
自由な価値交換のためには、何らかのトークン(通貨)システムが必要。
適切な資源分配と労働分配のためには、何らかのトークン(通貨)システムが必要。
徴税
少なくとも富の再分配のために、徴税の仕組みが必要となる。
資源の浪費を防ぐ。
禁止するほどではないが、望ましくない行動に制限をかける。
組織
一人でできることには限度があり、それ以上のことをするならば、必ず組織を作る必要がある。
道具・機械・生産設備
手作業には限界がある。
同じ物をたくさん作る場合、機械により自動化した方が楽になる。
楽になると、他の富を作り出す余裕ができる。
法
公平公正を期するために、明文化された法により、誰もが同じ取り扱いを受けられなければならない。
不文法、慣習法は、恣意的な運用をされがちである。
人を不幸にする人を減らさなければならない。
単純に排除されるのではなく、社会に適応させる必要がある。
社会システムを適切に動かすために、義務、権利、罪、罰を明確にする必要がある。
行政
民間の自由な行動に対して、政府が、法に基づき、公的に仕事を行う必要がある。
司法・裁判
第三者として法の適用判断、仲裁を行う必要がある。
第三者であるために、警察や議会とは別れている必要がある。
警察
一般人より高い権限で、犯罪行為の発見と抑制を行う必要がある。
意志決定システム
社会として何をどうすべきかを決定する必要がある。
議会
議論する場が必要。
議論と意志決定とは微妙に異なる。
議論するのに適切な人物の選抜が必要。
正しい認識の上で望ましい選択をしなればならない。
議論ができる程度の知性が必要。
多様な意見が出てくる必要がある。画一的な意見しか出ないのは望ましくない。
統計
現在の状況把握
政策に対する効果測定
危機管理
社会、個人は常に危機にさらされている。
リスクが顕在化すると多くの人が不幸になる。
害虫・害獣駆除
害虫・害獣は様々な害をもたらす。
病原菌の媒介
食料の毀損
生態系保存の観点から完全に撲滅はそれはそれで問題がある。
環境保全
環境を維持し続ける必要がある。