法
そもそも法とは何か?
各主体の権利、義務、行動に対する罪、罪に対する罰が書かれたもの。
法だけでは機能せず、それを強制、実施する仕組み(警察などの強制力、司法による判断、刑罰を強制する刑務所など)が必要となる。
なぜ法が必要となるのか?
社会的合意がなされた決まり事であることが明確だから。
法がなかったらどうなるか?
根拠が何もなく、場当たり的に対応することになる。
それが正しいかどうか誰も判定できない。
例えば、誰かが誰かを殺しても、それに対して誰が何をできるのか、しなければならないのか、してはならないのかがまったく分からない。
社会的に必要とされることを誰もやらない。
私刑が繰り返される。
不文法と成文法がある。
不文法には、慣習・条理・判例がある。
慣習
社会で暗黙に認められている取り決め。掟。常識。
条理
法や慣習で定まっていない事に対して理性的に考えて正当と考えられること、となるが、実際にはメタ知識である慣習に依っている。
最終的には大衆が考える幸・不幸を基準にするしかない。
明確に慣習にまではなっていないが、慣習から演繹的に考えられること。
判例
過去に判断された結果
以前と同じ判断とすることで、場当たり的な判断を避けることになる。