DMP$()
DMP$ 整数の小数付き数値文字列への変換(文字列関数)
 書式
DMP$(数値)
DMP$(数値,小数点桁数)
DMP$(数値,小数点桁数,整数部桁数)
 引数
数値 :変換対象整数 -32767 ~ 32767
小数点桁数 :小数点以下の桁数を指定 0 ~ 4(省略時は2)
整数部桁数 :小数点以上の桁数を指定 0 ~ 8 、-1 ~ -8 、(省略時は0)
 戻り値
小数点を付加した数値文字列
 説明
指定した数値を小数点付きの文字列数値に変換します。
引数の小数点桁数を3とした場合、数値 / 10^3の計算を行い、小数点以下の数値を含めて表示します。
例:数値 3141 に小数点桁数 3 を指定して表示する
code:DMP_SAMPLE1.BAS
PRINT DMP$(3141,3)
3.141
OK
小数点以下の桁数を指定しない場合、小数点桁数は2となります。
code:DMP_SAMPLE2.BAS
PRINT DMP$(3141)
31.41
OK
整数部桁数を指定した場合、整数部がその桁数に満たない場合は空白で補完します。
code:DMP_SAMPLE3.BAS
?DMP$(23692,4,3)
2.3692
更に、整数部桁数に負号を付けた場合、空白の代わりに 0で補完します。
code:DMP_SAMPLE4.BAS
?DMP$(23692,4,-3)
002.3692
OK
本関数はPRINT、SPRINT、GPRINTの引数にて利用可能です。
 エラーメッセージ
Syntax error :文法エラー、書式と異なる利用を行った
Illegal value :指定した引数の値が有効範囲を超えている
Overflow :指定した数値が-32768 ~ 32767を超えている
Illegal value :桁数の値が正しくない
'(' or ')' expected :’(‘ または ‘)’が無い
 利用例
アナログ入力値0~4095を0~3.3Vで表示する
code:DMP_SAMPLE5.BAS
10 CLS
20 GPIO PB1,ANALOG
30 V=MAP(ANA(PB1),0,4095,0,3300)
40 LOCATE 0,0:? DMP$(V,3)
50 WAIT 200
60 GOTO 30
実行結果
code:DMP_SAMPLE6.BAS
run
2.011
2.215
2.294
2.330
アナログ入力値0~4095をMAP()関数にて0~3300に変換し、
0~3300の数値をDMP$()関数にて"0.000"~"3.300"の文字列数値に変換して表示しています。
 関連項目
PRINT
SPRINT
GPRINT
MAP()
GPIO
ANA()
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