タイムライン上にアイテムを置く
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一枚絵の立ち絵や「動く立ち絵」はもちろん、どんなにパーツが多くて複雑なバラシ立ち絵でも、やろうと思えばたったの1アイテムだけで制御できてしまうのが、STP の見どころの1つであり、これに魅了されて本プラグインについて調べたり、インストールした方もいると思います。
たったの1アイテムで立ち絵を制御できることに、どのようなメリットがあるのか。
キャラクターの立ち絵として YMM4 でタイムラインに呼び出すことが楽になる。
パーツが数十個もある立ち絵素材の場合は特に、全て画像アイテムで制御するよりレイヤー数を大幅に削減できる。
しかし、無理に1レイヤーで完結させようとすると、以下のようなデメリットが発生します。
パーツごとにバラバラな動きをさせようとすると、中間点の数が増えて色々面倒になる。
アイテムをクリックしないと、中でどのパーツを使っているのか分からないので、タイムラインを見ただけではだけでは分からないことが増える。
もう少し、賢い使い方をしましょうね…
「今日は、立ち絵を動画で動かすために、アイテムをタイムラインにどう置いていけばよいのか、知っておこう」
https://scrapbox.io/files/6833bf9e34028980350d3569.png
本プラグインでの立ち絵の動かし方は、大雑把に説明すると「動く立ち絵」とほぼ同じです。
立ち絵アイテムをタイムラインに置く。
途中で表情やポーズを変えたいときには、立ち絵アイテムの上か下に表情アイテムを置く。
「動く立ち絵」を使ったことない人は、これを機に一度使ってみてはどうでしょう。著者は「動く立ち絵」を参考にしてSTPを開発しているので、感覚をつかむには、「動く立ち絵」を使ってみた方がいいです。
まず、立ち絵を表示するために、タイムラインにキャラクターの立ち絵アイテムを置きます。
https://scrapbox.io/files/683d7969a8b1905ec691fbbf.png
もちろんですが、描画順序リストにパーツブロックが並んでいないと何も表示されませんので、その時はその場でパーツを追加し、調整していってください。
https://scrapbox.io/files/683d7996280be3ef3b48698e.png
この状態から、途中で左腕を持ち上げるようにするには、どうするのか。
立ち絵アイテムに中間点をおいて、左腕の角度をいじる、という方法もありますが、今回紹介したいのはそっちじゃなくて…
https://scrapbox.io/files/68400a00d45daf36bc33d895.png
(画像ではパーツのタグが「腕右」になっています。ややこしいことしてごめんなさい。)
その方法では、「目の表情を途中で変えたい」というときに困ってしまいます。なぜなら、立ち絵アイテムに中間点を置いても、パーツ画像(差分画像)を切り替えることができないからです。
https://scrapbox.io/files/68400eef6756443d27ddd31a.png
アイテム分割すればいいじゃん、という意見は受け付けません。はい。
(アイテム分割をすると、再生時にアイテムの境界を超えると理論上では立ち絵の生成に時間がより長くなってしまいます。)
そこで役に立つのが表情アイテムです。
「動く立ち絵」の使い方を思い出してください。目の表情だけ変えたいとき、どうしていましたか?
https://scrapbox.io/files/684013c0e60a03c4f48af743.png
立ち絵アイテムとは別のレイヤーに表情アイテムをおいて、「目」のファイルだけ指定するんしたよね。
https://scrapbox.io/files/6840157ff58c11775bdd01df.png
「差分画像を切り替えたい部位だけ値を指定する」という仕様をSTPを開発するうえで参考にしました。これのおかげで、立ち絵を変化させるために大いに手間を省けるので、とてもありがたいです。
STPではどのように表情を変化させるかというと、表情アイテムに、値を変えたいパーツのタグと同じ文字列を持ったパーツを、表情アイテムの描画順序リストに追加するんです。
https://scrapbox.io/files/684018c107d06e310d328d67.png
ここで気をつけて欲しいことが、1つございます。
この時に顔の角度を変えると、目が追従しない場合がございます。
https://scrapbox.io/files/6840192d74e8303c3211f63b.png
これは、表情アイテムの「目」パーツに親が指定されていないからです。現在のバージョンでは、表情アイテムでパーツのパラメータを上書きするとき、全てのパラメータの値が上書きされてしまうので、親はもちろん、座標や中心位置も上書きされてしまいます。それらを全て、立ち絵アイテムの目パーツにそろえないといけないのは、とても面倒ですよね。
そこで、開発者オススメの方法があります。
パラメータを上書きしたいパーツのパーツブロックを右クリックしてください。
https://scrapbox.io/files/6840369b105b7fc80659556d.png
1回だけ右クリックしたとき、メニューがすぐ消えてしまうバグがまだ残っていますが、2回目以降はちゃんと出るんで、お兄さん許して🐈
「コピー」という選択肢があるので、こちらを押してください。すると疑似的に、クリップボードにこのパーツブロックがコピーされます。(あくまで疑似的であり、実際にはクリップボードに何も変化はありません。)
この状態で、表情アイテムの描画順序リストを右クリックしてください。
https://scrapbox.io/files/6840385598b2b982d2db39f1.png
メニューに「貼り付け」という選択肢があるので、こちらを押してください。
すると、先程コピーしたパーツブロックが張り付けられました。
https://scrapbox.io/files/68403897fb17a8df8e7e0c24.png
このパーツブロックの示すパーツのパラメータは、先程コピーしたパーツと同じ値を持つので、パーツ画像だけ別の差分に指定すれば、先程のような面倒くさいことをせずに済みます。
https://scrapbox.io/files/68403a758ceb850e1ae209f7.png
では、目の表情を変えた状態でさらに左腕を上げるにはどうすればよいでしょうか。
方法は2つあります。
まず1つ目。今編集している「レイヤー01」の表情アイテムに左腕パーツも追加して、回転角を別の値にする、という方法です。
https://scrapbox.io/files/68403c47e60a03c4f48c3bd6.png
2つ目は、もう1つの表情アイテムを追加して、そこに左腕パーツを追加する、という方法です。
https://scrapbox.io/files/68403ccbae06b07e59cfaba7.png
さて、ここで気づいた方がいるかもしれません。
「動く立ち絵」にはこのような機能はありません。
「動く立ち絵」の場合、複数の表情アイテムを縦に重ねて置いた場合、一番下の表情アイテムだけが機能します。
https://scrapbox.io/files/684040b23b30b2ef334c48b0.pnghttps://scrapbox.io/files/684040c738cf6535cb1daf12.png
(左:表情アイテムが1つだけのとき)
(右:表情アイテムが2つあるとき)
STPでは、表情アイテムを多段重ねしても、それらが全て機能します。この機能をうまく使って、立ち絵を動かすといいと思います。
いちいちパーツブロックをコピーして持ってくるのは、少し面倒だと思います。なんなら開発者である著者もそう感じております。なので、次回の大規模アップデートで、その手間をなくせるようにしたいと考えています。
さらに、表情アイテムを使えば、途中でパーツを増やすことも可能です。
腕を右と左で、表情アイテムに追加して、残像を作ったりできますが、この時には、複製元のパーツとは別のタグを使ってください。
https://scrapbox.io/files/68404e17ec053f0a9dc06073.png
(ちなみに、先程の腕を持ち上げる話で使った画像では、残像を見せるために、こっそりパーツを増やしていました。)
また、セリフアイテムは、キャラクターにセリフを読み上げさせるに当たって、口パクなどをさせることができること以外は、表情アイテムと同じ性質を持ちます。セリフアイテムは表情アイテムの1つである、と考えていただければいいです。
表情アイテムの多段重ねのシステムを細かく理解したいなら、タグについてのTipsを読むと良いです。STPにおいて、タグは重要な存在です。できるなら理解しておいた方がいいです。
STP で扱っているアイテムは今のところ4種です。
ここで紹介した立ち絵アイテム、表情アイテム、セリフアイテムの3種に加えて、もう1つ、図形アイテムがあります。
図形アイテムについては、次のページで紹介します。
<| Credit |> 画像に使われている立ち絵素材の制作者様
うさちゃこちゃんねる https://www.youtube.com/channel/UCQcDdg4W6r5OfcB1JTcpABw
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