皮質脊髄路
corticospinal tract
or
錐体路
pyramidal tract
皮質から脊髄へ投射し、
骨格筋
に至る運動系伝導路
軸索
数〜100万
https://gyazo.com/e3c4e330d11f8ea6a2ec2b06f9a813f7
https://gyazo.com/21491e850cb5e0e87c5865b07e68c1c6
(左:
メカ屋のための脳科学入門
,右:
大脳基底核による運動の制御
より)
90~95%:
外側運動制御系
5~10%:
内側運動制御系
運動路における交叉
上肢
・
下肢
・
体幹
・
顔面
を支配する皮質脊髄路はそれぞれ違う場所を通る
src
皮質脊髄路の運動ニューロンは
中心前回
の
一次運動野
だけでなく、
運動前野
および
一次感覚野
などからも起始(
Parent
,
André
(1996) P.383)
wikipedia
放線冠
を形成しながら徐々に集合
内包後脚
を形成し
大脳基底核
を貫通(
淡蒼球
と
視床
の間を通る)
中脳に入って
大脳脚
を形成し、延髄では下部腹側表面に柱状の隆起となって見える(延髄の錐体)
この錐体を形成することから、錐体路という別名がついている
皮質脊髄路の障害(
上位運動ニューロン
の障害)は
錐体路徴候
と呼ばれる独特の症候を示す
錐体路障害
は
脳卒中後遺症
などでごく一般的に見られる障害
筋萎縮性側索硬化症
などの
神経変性疾患
でも現れる
皮質脊髄路の存在や発達具合は動物種によって
バリエーション
魚類
である
ゼブラフィッシュ
には皮質脊髄路が存在しない
皮質脊髄路は
哺乳類
で登場し、
霊長類
でよく発達している
Zebrafish models of human motor neuron diseases: Advantages and limitations
from
運動系の神経回路
出典
#メカ屋のための脳科学入門
大脳基底核による運動の制御
歩行の神経機構①~背外側系と腹内側系~
wikipedia