人は何故学ぶのか?
我々がシステム1が進化してきたのと変わらぬ環境で生きているなら、つまり生得的な認知機能だけを頼りに生きていけるならば、新たに学ぶ必要はなかっただろう。
しかしヒトは生得的な認知機能だけでは解決できない問題を解き、そのために知識という認知的ニッチを構築し、自らが生きる環境を改変してきた。知識を学び、次代に伝えることを続けてきた。こうしたヒトと知識の共生=共進化は、ますますヒトが生きる世界を変えていき、我々が生きる世界をかつてヒトが進化した環境からますます遠ざけることになった。
我々は、直感と感情が優先する脳を持っていながら、生得的な認知機能だけでは適応しがたい世界に、言い換えれば理性と知識なしには社会と文明を維持できない世界に生きている。
こういうのは上野千鶴子の「情報生産者になる」という本でも語られていた気がする。こちらも読んでないのでメモをつくりながら読んでみよう。 微妙に違うような気もする。そんな論旨の本ではなかった。
とりあえずブログでも書いてみた
2020/11/28 11:03:14
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