進化倫理学
道徳の根拠を科学的に探る。
進化論を前提とする理論
自然主義だと言える。
特にメタ倫理学的自然主義と言う。
メタ倫理学的には包括適応度に帰着させる客観説の立場にあたる。
仮説: 道徳律とは、包括適応度という利益のためのルールである。
つまり利己主義wint.icon
快楽主義も煎じ詰めれば利己主義だと言えそうwint.icon
ただし快楽は包括適応度に常に貢献するとは限らない。
演繹
やさしさや愛情も利益のための情動(装置)である
よって praiseworthy とは 言えないのでは なかろうか?wint.icon
課題
Homo sapiens のオス・メスもとい男女の性的価値の差に取り組むことが避けられなさそう。
書籍
内藤淳『進化倫理学入門』
人間行動進化学からアプローチする
人間行動学の分野?wint.icon
一般読者向けに包括適応度を利益と言い換えてる。
応用編
この本に反論する
@wint7: なるほど、ここで道徳律ないし倫理学について語ってたのか。
───
場を支配する「悪の論理」技法 とつげき東北 https://t.co/S85WjAuqv3 @amazonJPより
> 答え合わせ なぜ人を殺してはいけないのか?
想定主張「個人は単に規範を無視すれば良い。」
e.g. 「なぜ人を殺してはいけないのか?」
おそらく、道徳虚構主義だろうと思われる。少なくとも、道徳自然主義を含めた道徳実在論には立っていない。wint.icon
想定反論「単に道徳などの規範を無視する個体は損をする。」
ref.
Kyoto University Research Information Repository: 道徳起源論から進化倫理学へ
「道徳起源論から進化倫理学へ」についてのコメント---普遍化可能性要件の「見直し」がもたらすもの
あとで読む
http://www1.kcn.ne.jp/~h-uchii/evol.ethics.html
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/30492/hogaku0180204310.pdf
review
スコット・ジェイムズ 著『進化倫理学入門』