感動ポルノ
一方、感動ポルノという言葉は「性的な興奮を起こさせる」という意味でのポルノ差別であるという意見も存在する。 「感動ポルノ」という言葉は批判的な文脈でのみ使用される言葉であるが、「性的な興奮を起こさせる」という意味でのポルノが批判の対象にならなければいけないわけではないからである。ポルノとは独立した人間同士が互いの合意による契約に基づいて製作されているものであり、そのポルノが障害者番組を批判する言葉で使われているのは「性的な興奮を起こさせる」という意味でのポルノに対する差別に他ならないという意見もある。 健気に頑張る、あるいは尊敬すべき障害者ーーメディアや映像作品でおなじみのイメージは、健常者の感動の道具として消費するだけの「感動ポルノ」なのではないか? 最近のそんな批判に対し、名作とされる映画からドキュメンタリー、パラ五輪まで個々の表現に分け入り、何が語られていないか、その可能性まで含めて考える。 関連項目