フードポルノ
食欲をかき立てるような料理写真。あるいは、おいしそうな料理や食事、調理のようすを写真や動画で撮影してブログに公開したり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などに投稿したりして、他のユーザーと共有して楽しむ行為。ポルノ鑑賞が性欲を刺激するのと同様に、料理の写真や動画を見ることが食欲を刺激することを意味する造語である。 料理番組や商品の宣伝で、カロリーや脂肪分の高い食品を食欲をそそるような演出で紹介することも、フードポルノとよぶことがあり、健康への悪影響や肥満に結びつきやすい料理写真や投稿を表すことばとしても使われる。 そもそも人類は高カロリー・高脂肪分の食物を美味しく感じるようにできている?
人類史的には飢餓状態の方が遥かに長かったため?
インターネットやSNSにおいて、食に関する情報はもっとも人気のあるテーマの一つであるため、スマートフォンなどのカメラ付き情報機器で撮影された料理の映像は、瞬時にインターネット上で公開されることも多い。レストランなどでの無断撮影や公開などの行為が世界中で物議を醸しており、フードポルノは食事マナー上、問題のある行為を表すことばとしても使われている。[編集部] Food porn(英語版)によると、類似用語の最初期の使用例として、1977年にAlexander CockburnがThe New York Review of Booksで用いた"gastro-porn"(胃ポルノとでも訳せるか)が挙げられている Food pornという用語は1979年にMichael F. JacobsonがCenter for Science in the Public Interestのニュースレターで使用している
フェミニスト批評家のRosalind Cowardが1984年の著書『Female Desire』でも使用している
英語版の方が充実している