カロリー
食品中のカロリーの測定方法
食品表示には1食分のカロリーが記載されていますが、このカロリーはどのように測定するのでしょうか。答えは驚くほど単純で、食物を燃やすのです。酸素で満たされ、水の中に入った密閉容器の中に食物のサンプルを入れます。この容器はボンベ熱量計といいます。サンプルを完全に燃やします。燃焼で生じた熱によって水の温度が上がり、それを測定し、その温度がその食物のカロリーを示します。例えば、水温が20度上がれば、その食品には20キロカロリーが含まれています。このカロリーの測定方法は直接熱量測定法と呼ばれています。 「カロリー」という単位は国際的に使用禁止だったりします。ですが、我々は日常的に使っていますし、食品のパッケージなどにも書かれていますよね。なぜかというと、日本ではすでに一般に定着しているので、食物または代謝の熱量の計量に限って使用できると、計量法という法律で決められているからです。 「カロリー」という単位は国際的に使用禁止だったりします。ここがよくわからんstar_field.icon
国際単位系ではジュールを使用しているらしいcFQ2f7LRuLYP.icon なるほど、wikipediaにもそれらしいことが書いてあったstar_field.icon
t 度カロリー
カロリーの元々の定義は、「1グラムの水の温度を標準大気圧下で1 °C上げるのに必要な熱量」である。ただし水の比熱はその温度によって異なり、0 °Cで 4.218 J/g、34.5 °Cで 4.178 J/g の最小値、100 °Cで 4.216 J/g となる。そのため、何度の水で定義するかにより各種の「カロリー」が生まれた。
一般に、水 1 g の温度をt−0.5 °Cからt+0.5 °Cに上げるのに必要な熱量をt 度カロリー(t° calorie、記号:calt)という。ただし例外的に、0度カロリーは、0 °Cから1 °Cまでで定義される。
例えば水 1 g の温度を15 °C前後で1 °C上げる(14.5 °Cから15.5 °Cに上げる)のに必要な熱量は15度カロリー(15° calorie、記号:cal15)という。標準カロリー (standard calorie) ともいう。その値はアメリカ国立標準技術研究所 (NIST) によれば 4.18580 J、国際度量衡委員会 (CIPM) 1950 によれば、4.1855(5) J である(括弧内の数字は最終桁の標準不確かさ)。
そのほか、20度カロリー、17度カロリー、4度カロリー(事実上3.98度カロリーと同じ。水の密度が最大になる温度)などが使われる。0 °Cから100 °Cまで上げるに必要な熱量の1/100は平均カロリー(mean calorie、記号 calmean)と呼ばれる。
誤差を伴い、不正確な値だから使用禁止なのか
栄養学ではカロリー(本来は平均カロリー、日本の計量法では熱化学カロリー)の1000倍のキロカロリー (kcal) がよく使われる。かつてはキロカロリーのかわりに大カロリー (Cal、1文字目が大文字)を使い、単にカロリーと言っていた。しかし、"Cal"と"cal"とは極めてまぎらわしいので、今日では kcal(キロカロリー)と表記するのが一般的である。(wikipediaより) たしかにとんでもなく紛らわしいstar_field.icon
カロリーの本来の意味は「水の温度を上昇させる熱量」だったのですが、法規制で使える場所がものすごく限定されているため、いまや「生理的熱量」を表すものと考えたほうが良いでしょう。「生理的熱量」とは、生物が新陳代謝や運動で消費するエネルギー、または食べ物に含まれている栄養のことです。