『神曲』を読む・地獄篇
from 『神曲』を読む
『神曲』を読む・地獄篇
地獄篇のあらすじ
ダンテの地獄は漏斗状をなす一の大いなる坎なり、その頂地表に接し、底地心に達す、坎に沿ひ坎をめぐりて多くの圓形の地帶あり、底を合せて九個の獄となる(この中第七獄は三、第八獄は十、第九獄は四に細分せられ各※(二の字点、1-2-22)罰する罪人を異にす)、すべて上方に罰せらるゝものはその罪輕く下るに從つてその罪重し、しかして第五獄と第六獄の間にはディーテの城壁ありて地獄全體を二大分す、その上なる諸獄には放縱の罪罰せられ下なる諸獄には邪惡の罪罰せらる、この他地獄圈外に怯者の罰をうくるところ第八獄と第九獄の間に巨人の罰をうくるところあり、地心を貫いて地獄の王ルチーフェロの立つあり。
地獄内の諸水にはアケロンテの川、スティージェの沼、フレジェトンテの流れあり、名異なれども實一なり、クレタ島の巨人よりいでて地獄にくだり或ひは川、瀑、沼となりてあらはれ或ひはまた地下にかくれて次第に地底にむかひ、遂に凍りてコチートの池となる。
ダンテはウェルギリウス(ヴィルジリオ)に導かれて暗き林を離れ、地獄の門よりたえず左に道を取り、地獄各圈を歴程してその底にくだり、さらに地心を過ぎて南半球に移り、地下の幽路を辿りて再び地上にいづ。
二詩人が地獄内に費せる時間は約二十四時間にて地心より南半球の地上にいたるまでに費せる時間は約二十一時間なり。
ボッティチェリの地獄図
神曲 - Wikipedia
https://gyazo.com/89889ca6a3e60204ed69bc6345f71352
↑が地上、↓が地下
漏斗状の螺旋形
下るほど罪が重い亡者が罰を受けているっぽい
それはもう下の方にイスカリオテのユダがいるのは聞いたことがあるcFQ2f7LRuLYP.icon
ファンタジーのダンジョンだイタロー.icon
構造
https://ja.wikipedia.org/wiki/神曲#:~:text=なっている%E3%80%82-,地獄界の構造,-地獄の門
門の文言「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」
我を過ぐれば憂ひの都あり、我を過ぐれば永遠の苦患あり、我を過ぐれば滅亡の民あり 一―三
義は尊きわが造り主を動かし、聖なる威力、比類なき智慧、第一の愛我を造れり 四―六
永遠の物のほか物として我よりさきに造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ 七―九
第三曲より
君たちはどう生きるか(映画)だイタロー.icon
切り出していきたいがどうするのがいいのやらイタロー.icon
曲ずつに分けるとかcFQ2f7LRuLYP.icon
複数曲だとスーパー長くなりそう
挿絵もあるしサムネもいける
よさそうイタロー.icon
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各曲
『神曲』を読む・地獄篇・第一曲
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『神曲』を読む・地獄篇・第四曲
参考
The Project Gutenberg eBook of Dante's Divine Comedy, by Dante Alighieri