『神曲』を読む・地獄篇・第三曲
我を過ぐれば憂ひの都あり、我を過ぐれば永遠の苦患あり、我を過ぐれば滅亡の民あり 一―三
おっいきなりどうしたcFQ2f7LRuLYP.icon
前回に続くダンテの言とは思えない
各曲のはじめ、おどろおどろCイタロー.icon
義は尊きわが造り主を動かし、聖なる威力、比類なき智慧、第一の愛我を造れり 四―六
第一の愛ということは第二第三の愛もあるということ？cFQ2f7LRuLYP.icon
永遠の物のほか物として我よりさきに造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ 七―九
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注文の多い料理店レベルの丁寧なお願いイタロー.icon
昇天する前にまず地の底に堕落する、すごいcFQ2f7LRuLYP.icon
山に行くんじゃなかったのか
なんて遠い回り道・・・
ところで我らがデダラスくんは上昇と下降を繰り返している（芸術家の肖像）
まず先に地獄の門を創ったGODイタロー.icon
まずは牢獄からGOーっcFQ2f7LRuLYP.icon
われは黒く録されしこれらの言を一の門の頂に見き、この故に我、師よ、かれらの意義我に苦し 一〇―一二
一の門の上に書かれていた文句でした
有名句ですねcFQ2f7LRuLYP.icon
ダンテ「先生、この意義は苦しいっす」
いきなりラストダンジョン感イタロー.icon
事すべてあきらかなる人の如く、彼我に、一切の疑懼一切の怯心ここに棄つべく滅ぼすべし 一三―一五
事すべてあきらかなる人のごとく
マジウェルギリウス先生頼りになるっすね 一生ついてきます
ベアトリーチェが派遣してきた超強力お助けキャラ（※あとで離脱します）
明るいところでは何も怖くない
呼吸をみだすのは「恐怖」！だが「恐怖」を支配した時！
呼吸は規則正しくみだれないッ！
一切の疑懼一切の怯心ここに棄つべく滅ぼすべし
門よろしく望みを捨てよとは言わない
第一曲や第二曲のような（ダンテくんの）心を棄てるべく滅ぼせ、ということかなcFQ2f7LRuLYP.icon
臆病心を克服して勇気を持つこと、神曲の重大ミッションなのかなイタロー.icon
「おい地獄さ行ぐんだで！」（蟹工船）
我等はいま智能の功徳を失へる憂ひの民をみんとわがさきに汝に告げしところにあるなり 一六―一八
智能の功徳を失へる憂ひの民をみん
智能の功徳、何か元のネタがありそうcFQ2f7LRuLYP.icon
Here be vile fear extinguish’d. We are come
Where I have told thee we shall see the souls
To misery doom’d, who intellectual good
Have lost.”
gutenbergで雑本文検索したらプラトンの『ピリボス』という本で引っかかった ギリシャの知識も踏襲してるっぽいのかイタロー.icon
憂いの民がどんな感じかそりゃ気になるよねイタロー.icon
わがさきに汝に告げし
いつ言ってたっけcFQ2f7LRuLYP.icon
かくて氣色うるはしくわが手をとりて我をはげまし、我を携へて祕密の世に入りぬ 一九―二一
秘密の世
この先は地獄だぜ！cFQ2f7LRuLYP.icon
ウェルギリウス元気だな（なお霊体）イタロー.icon
ここには歎き、悲しみの聲、はげしき叫喚、星なき空にひゞきわたれば、我はたちまち涙を流せり 二二―二四
ここには歎き、悲しみの聲、はげしき叫喚、星なき空にひゞきわたれば
星なき
やっぱり光のあるなしと救いとは強く関係していそうcFQ2f7LRuLYP.icon
どうしてもキングクリムゾン思い出すよねイタロー.icon
典拠のひとつだったらムネアツ
Starless... bible black...
激しく好きな解釈cFQ2f7LRuLYP.icon
聞くかァ！
https://open.spotify.com/intl-ja/track/3bbfY8yDDwzLvvx3tFwy8i?si=85e54afd9f954a0e
地獄篇にピッタリのテーマだイタロー.icon
非公式BGM
我はたちまち涙を流せり
泣いちゃったcFQ2f7LRuLYP.icon
ダンテよく泣くイメージ
共感性が高い
古代～中世の人、わりと泣くイメージあるイタロー.icon
異樣の音、罵詈の叫び、苦患の言、怒りの節、強き聲、弱き聲、手の響きこれにまじりて 二五―二七
地獄はざわついている
手の響きを感じ取るのがなんか気になるなcFQ2f7LRuLYP.icon
「存在のざわめき」by埴谷雄高イタロー.icon
異樣の音、罵詈の叫び、苦患の言、怒りの節、強き聲、弱き聲
こういうことを言ってると地獄に落ちそうな感じある
寺山修司が子供の頃地獄絵を見させられたエピソードがあったと思うけど、今同じことをしているのかもしれない 轟動めき、たえず常暗の空をめぐりてさながら旋風吹起る時の砂のごとし 二八―三〇
空が…ざわついています
砂のたとえ
目には見えないけどたしかに感知できる感じかしらcFQ2f7LRuLYP.icon
さながら～ごとしイタロー.icon
怖れはわが頭を卷けり、我即ちいふ、師よわが聞くところのものは何ぞや、かく苦患に負くるとみゆるは何の民ぞや 三一―三三
もうこわいcFQ2f7LRuLYP.icon
師匠、これなんですか！苦しんでるのは何の民ですか！
「砂のごとし」から頭に渦巻くイメージに結節してるの上手い、ちなみに地獄は螺旋状らしいイタロー.icon
なるほどcFQ2f7LRuLYP.icon
ターバン？蛇？cFQ2f7LRuLYP.icon
彼我に、この幸なき状にあるは恥もなく譽もなく世をおくれるものらの悲しき魂なり 三四―三六
幸いのない民の皆さんは恥も誉れもない人々
私に刺さるのですがcFQ2f7LRuLYP.icon
世間の恥や誉れではあるまいて
誉れ前に出たときはウェルギリウス先生の話の時だったな
地獄へ行く基準厳しめだイタロー.icon
彼等に混りて、神に逆へるにあらず、また忠なりしにもあらず、たゞ己にのみ頼れるいやしき天使の族あり 三七―三九
またそれだけでなく、神に逆らったわけでもなく忠であったわけでもなく、ただ自分を頼みにしていた天使の族もいる
天使も怨嗟を吐くのねcFQ2f7LRuLYP.icon
これくらいの罪でもずいぶんたいへんな叫びようだ、この先どうなるんだイタロー.icon
微妙な働きだと地獄にちょい入ったところで苦しむ羽目にイタロー.icon
天の帝の査定厳しいなcFQ2f7LRuLYP.icon
天の彼等を逐へるはその美に虧くる處なからんため、深き地獄の彼等を受けざるは罪ある者等これによりて誇ることなからんためなり 四〇―四二
虧...欠ける
天の彼等を逐へるはその美に虧くる處なからんため
美に欠けるところがないので天からは追放
ここちょっとわからないcFQ2f7LRuLYP.icon
何、美は罪なのかイタロー.icon
深き地獄の彼等を受けざるは罪ある者等これによりて誇ることなからんためなり
美を誇りはしないから深い地獄へは落ちないのかイタロー.icon
我、師よ、彼等何を苦しみてかくいたく歎くにいたるや、答へていふ、いと約やかにこれを汝に告ぐべし 四三―四五
Chatウェルギリウス
自動で速やかに約してくれるの助かる～cFQ2f7LRuLYP.icon
話すべきを話す
苦しむ理由気になるイタロー.icon
こういういろいろな人の苦しみを知ることがダンテの成長につながるんだろうか
それ彼等には死の望みなし、その失明の生はいと卑しく、いかなる分際といへどもその嫉みをうけざるなし 四六―四八
それ彼等には死の望みなし
伏線回収イタロー.icon
その失明の生はいと卑しく、いかなる分際といへどもその嫉みをうけざるなし
失明（物理）
これで地獄の一丁目なのかよイタロー.icon
地獄にまだはいったばかりなのですが・・・・・・cFQ2f7LRuLYP.icon
誰彼構わず妬んじゃう
嫉妬心 俺の心に 嫉妬心
世は彼等の名の存るをゆるさず、慈悲も正義も彼等を輕んず、我等また彼等のことをかたるをやめん、汝たゞ見て過ぎよ 四九―五一
世は彼等の名の存るをゆるさず、慈悲も正義も彼等を輕んず
罪：中途半端でパッとしない
罰：名もなきアンデッドとして苦しみ続けるイタロー.icon
どれほど世間の多くの人々がこの罰を受けたのかcFQ2f7LRuLYP.icon
名もなき存在として語られもせずただ忘れ去られる存在
うちのひいひいじいさんとかももうわからんからなあ・・・・・・cFQ2f7LRuLYP.icon
ウェルギリウス「スルー推奨」
われ目をさだめて見しに一旒の旗ありき、飜り流れてそのはやきこと些の停止をも蔑視むに似たり 五二―五四
旒……意味：はたて
ダンテ、無事スルーしたイタロー.icon
旗が絶えず翻ってるイタロー.icon
飜り流れてそのはやきこと些の停止をも蔑視むに似たり
静止を許さない感じcFQ2f7LRuLYP.icon
またその後方には長き列を成して歩める民ありき、死がかく多くの者を滅ぼすにいたらんとはわが思はざりしところなりしを 五五―五七
死者の行進だイタロー.icon
おどろおどろしくなってきた
ダンテ「へぇ～こんなに死ってのは人を滅ぼすもんなんですねぇ～」
われわが識れるものゝ彼等の中にあるをみし後、心おくれて大事を辭めるものゝ魂を見知りぬ 五八―六〇
知り合いおるやん！
かなしいcFQ2f7LRuLYP.icon
スルーしたれイタロー.icon
辭める……やめる
例の怯懦でたくらみから後退りした人々ですねcFQ2f7LRuLYP.icon
なるほどイタロー.icon
われはたゞちに悟りかつ信ぜり、こは神にも神の敵にも厭はるゝ卑しきものの宗族なりしを 六一―六三
神にも神の敵にも嫌われた卑しいひとびとって悲しいなイタロー.icon
キリスト教から見て異教徒なのかな？
ダンテ「なるほど（超速理解）（豁然大悟）」cFQ2f7LRuLYP.icon
これらの生けることなき劣れるものらはみな裸のまゝなりき、また虻あり蜂ありていたくかれらを刺し 六四―六六
裸んぼうで虫刺され放題
虻と蜂は出エジプト記の中にあったような気がするcFQ2f7LRuLYP.icon 蜂はなかった、虻はある
十の災い（とおのわざわい）とは、古代エジプトで奴隷状態にあったイスラエル人を救出するため、エジプトに対して神がもたらしたとされる十種類の災害のことである。 ナイル川の水を血に変える(7:14-25)
蛙を放つ(8:1-15)
ぶよを放つ(8:16-19)
虻を放つ(8:20-32)
家畜に疫病を流行らせる(9:1-7)
腫れ物を生じさせる(9:8-12)
雹を降らせる(9:13-35)
蝗を放つ(10:1-20)
暗闇でエジプトを覆う(10:21-29)
長子を皆殺しにする(11章、12:29-33)
これがとどめ
すごいイタロー.icon
顏に血汐の線をひき、その血の涙と混れるを汚らはしき蟲足下にあつめぬ 六七―六九
グロテスクでリアルだイタロー.icon
上からも下からも虫
血の涙が流れてるよォ～cFQ2f7LRuLYP.icon われまた目をとめてなほ先方を望み、一の大いなる川の邊に民あるをみ、いひけるは、師よねがはくは 七〇―七二
先の方に川がある
先生質問タイム
かれらの誰なるや、微なる光によりてうかゞふに彼等渡るをいそぐに似たるは何の定によりてなるやを我に知らせよ 七三―七五
川を急いで渡ってるイタロー.icon
あれは一体誰なんですか！？
彼我に、我等アケロンテの悲しき岸邊に足をとゞむる時これらの事汝にあきらかなるべし 七六―七八 アケロンテという川なのかなイタロー.icon
この道を行けばわかるさ
So eager to pass o’er, as I discern
Through the blear light?” He thus to me in few:
“This shalt thou know, soon as our steps arrive
Beside the woeful tide of Acheron.”
アケロン、黄泉の国への川ですねcFQ2f7LRuLYP.icon 解説によると、登場する様々な川や沼は、地獄全体の一つの水の流れのようだイタロー.icon
この時わが目恥を帶びて垂れ、われはわが言の彼に累をなすをおそれて、川にいたるまで物言ふことなかりき 七九―八一
先ばしりして聞いちゃって恥ずかしいのかなイタロー.icon
あんまりしゃべるのをはばかられる地獄の一丁目
Chatウェルギリウスもそこまで甘くないでイタロー.icon
距離感に悩むのあるあるcFQ2f7LRuLYP.icon
こゝに見よひとりの翁の年へし髮を戴きて白きを、かれ船にて我等の方に來り、叫びていひけるは、禍ひなるかな汝等惡しき魂よ 八二―八四
おじいさん「悪い魂め！」
叫んできたよこの人cFQ2f7LRuLYP.icon
あまりお近づきになりたくないタイプだ
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天を見るを望むなかれ、我は汝等をかなたの岸、永久の闇の中熱の中氷の中に連れゆかんとて來れるなり 八五―八七
天界見るのはあきらめろ、わしはお前らをすんごいところに連れてってやろうと来たんだぜイタロー.icon
永久の闇の中熱の中氷の中に連れゆかん
闇、熱、氷怖すぎるイタロー.icon
属性が3つも！！cFQ2f7LRuLYP.icon
またそこなる生ける魂よ、これらの死にし者を離れよ、されどわが去らざるをみて 八八―九〇
言うことを聞かないダンテさんcFQ2f7LRuLYP.icon
生ける魂と死ねる魂があるらしい
おじいさんが悪しき魂って呼んだのはウェルギリウスのほうかな？イタロー.icon
汝らって言ってるし両者だと思ったcFQ2f7LRuLYP.icon
おじいさんの判定厳しいんよ（地獄基準）イタロー.icon
愛と希望の有無かな（ベアトリーチェサンキュー）cFQ2f7LRuLYP.icon
いふ、汝はほかの路によりほかの港によりて岸につくべし、汝の渡るはこゝにあらず、汝を送るべき船はこれよりなほ輕し 九一―九三
更に別ルートへ
まさかの顔パスかつ特別コースだったイタロー.icon
導者彼に、カロンよ、怒る勿れ、思ひ定めたる事を凡て行ふ能力あるところにてかく思ひ定められしなり、汝また問ふこと勿れ 九四―九六 ウェルギリウス先生のレス
カロン怒らんといてくれ
決めたことをすべてできる能力のあるところでこのように定められたことなんで、もう聞かないでください
けんもほろろ
これ淑女パワーかもcFQ2f7LRuLYP.icon
ダンテはできる詩人イタロー.icon
この時目のまはりに炎の輪ある淡黒き沼なる舟師の鬚多き頬はしづまりぬ 九七―九九
目のまはりに炎の輪ある淡黒き沼なる舟師
何？cFQ2f7LRuLYP.icon
そんな外見だったのかイタロー.icon
カロンの眼光の鋭さを言っているのかなあcFQ2f7LRuLYP.icon
詩句がかっこいいなイタロー.icon
話せばわかるカロンイタロー.icon
されどよわれる裸なる魂等はかの非情の言をきゝて、たちまち色をかへ齒をかみあわせ 一〇〇―一〇二
亡者たち「どういうことだよ！ 俺たちにできないことがダンテにはできるってことかよ！」イタロー.icon
嫉妬だ
神、親、人およびその蒔かれその生れし處と時と種とを誹れり 一〇三―一〇五
おお神よ、親よ！なんで俺を産んだんだよ！！！
生まれてきたことを呪うぜ！ すべて偶然や環境が悪い！！
かくて彼等みないたく泣き、すべて神をおそれざる人を待つ禍ひの岸に寄りつどへり 一〇六―一〇八
それはそれとして泣く
哀れだ……そして皆よく泣くイタロー.icon
すべて神をおそれざる人を待つ禍ひの岸に寄りつどへり
神を恐れない人々が待ってました
目は熾火のごとくなる鬼のカロン、その意を示してみな彼等を集め、後るゝ者あれば櫂にて打てり 一〇九―一一一
鬼総長カロン
はよあつまれや！！！
ブラックだイタロー.icon
目は熾火のごとくなる
目のまはりに炎の輪ある淡黒き沼なる舟師
漫画にしたらおもしろそうだイタロー.icon
そのまんまだったcFQ2f7LRuLYP.icon
たとへば秋の木の葉の一葉散りまた一葉ちり、枝はその衣を殘りなく地にをさむるにいたるがごとく 一一二―一一四
たとえパート来たcFQ2f7LRuLYP.icon
必殺フレーズなのかイタロー.icon
また植物だイタロー.icon
こういう表現このころからあったのか
地におさむるという修辞好きcFQ2f7LRuLYP.icon
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アダモの惡しき裔は示しにしたがひ、あひついで水際をくだり、さながら呼ばるゝ鳥に似たり 一一五―一一七 アダモちゃんではなさそうイタロー.icon
アダムやろなぁ・・・cFQ2f7LRuLYP.icon 寂しい比喩にふさわしい哀れな光景イタロー.icon
水をわたるぜぇーっcFQ2f7LRuLYP.icon
かくして彼等黯める波を越えゆき、いまだかなたに下立たぬまにこなたには既にあらたに集まれる群あり 一一八―一二〇
波を超えるもらい泣き集団の他にも新しい群が出た
次から次へと地獄移住者が……イタロー.icon
パターン分けのパターンがバリエーション豊かですねcFQ2f7LRuLYP.icon
川の色が体に悪そうイタロー.icon
志厚き師曰ひけるは、わが子よ、神の怒りのうちに死せるもの萬國より來りてみなこゝに集ふ 一二一―一二三
志厚き師
アゲる
神の怒りのうちに死せるもの萬國より來りてみなこゝに集ふ
神の怒りか～
万国地獄行こう会だイタロー.icon
その川を渡るをいそぐは神の義これをむちうちて恐れを願ひにかはらしむればなり 一二四―一二六
いっけぇー ってなってたのは神様が鞭打っておそれ→願いに変わらせたから
心すら操る神イタロー.icon
もう自由意志もないのかcFQ2f7LRuLYP.icon
ダンテは操られてなさそうで導かれてる感じなのが深いイタロー.icon
善き魂この處を過ぐることなし、さればカロン汝にむかひてつぶやくとも、汝いまその言の意義をしるをえん 一二七―一二九
カロンの甘いお誘い（闇と熱と氷）にのらなくてよかったね！
罪人専用の舟でしたイタロー.icon
いひ終れる時黒暗の廣野はげしくゆらげり、げにそのおそろしさを思ひいづればいまなほわが身汗にひたる 一三〇―一三二
現在視点ちょっとでてきた「思い出すといまだに冷や汗が……」
まだ序の口でこれかよ（三度目）cFQ2f7LRuLYP.icon
展開のテンポやたらいいんよイタロー.icon
涙の地風をおこし、風は紅の光をひらめかしてすべてわが官能をうばひ 一三三―一三五
出来事が超自然的過ぎて想像できないが、カッコイイイタロー.icon
ここが全体的に「涙の地」ってことかなcFQ2f7LRuLYP.icon
血にも溢れている
色彩も重要な要素なのかなイタロー.icon
テーマ曲はキンクリのレッドかなイタロー.icon
ロバート・フリップはまさかそこまで想定して・・・？cFQ2f7LRuLYP.icon
我は睡りにとらはれし人の如く倒れき 一三六―一三八
倒れちゃったァcFQ2f7LRuLYP.icon
心労がね・・・
睡りきたーイタロー.icon
もはや夢であってくれ
第三曲感想
これマジで地獄の序の口なんですか？cFQ2f7LRuLYP.icon
まだ罪も罰もさほど受けてないような人たちしかいないんですが
3/34なんだよなあ
大詰め感イタロー.icon
こっから地獄の本番かあ、胸がアツくなるぜイタロー.icon
ウェルギリウス先生なしでどうやって通ればいいんだ、攻略の手はずがわからん
ダンテの「罪」観が少し垣間見えた希ガスイタロー.icon
凡庸さを罪とする的な（ただし軽いほう）
この幸なき状にあるは恥もなく譽もなく世をおくれるものらの悲しき魂なり
天の彼等を逐へるはその美に虧くる處なからんため、深き地獄の彼等を受けざるは罪ある者等これによりて誇ることなからんためなり
「完全な美は天にいらない」←深い（？）イタロー.icon
神、親、人およびその蒔かれその生れし處と時と種とを誹れり
濃厚で重層なチョコケーキを食べるような読書だcFQ2f7LRuLYP.icon
構成の妙あるイタロー.icon
ダンテくんがわからん側なので感情移入して読めるcFQ2f7LRuLYP.icon