duoprism
読み:デュオプリズム
独立な2平面のそれぞれに中身の詰まった多角形をおき、そのデカルト積をとって得られる多胞体。a-b 柱。
名称について
日本語名の載った文献を割とマジで探してる
Wikipedia日本語版ではかなり早期から「双角柱」という赤リンクがあるが、訳語としての出典が書かれていない。僕の探した範囲では未だ発見できていない。
日本語でなしうる訳語としては最良だと思う。
どこかのネット民が独自に訳したものかもしれない。アマチュア活動は大いに結構だと思っている。僕もアマチュアだ。
しかし、Wikipediaの記述(とりわけ、記事名)は文献に基づくことが望ましく、編集者による造語は忌避される。それゆえ、ソースがわからない以上は、これをそのまま用いて日本語版に記事を立てることは躊躇われるのである。
乙部融朗は「a-b 柱」と名付けた。a, b には数を代入してもよい。 宮崎興二の本は、乙部に倣って「a-b 柱」とすることが多い。皮肉にも duoprism を忠実に訳す形にはならないのだ。同義の double prism を「二重角柱」と訳したことはある。 コクセター『正多胞体』(訳書2022)では、名称を与えないまま言及(123-124ページ)。
基本データ(a-b duoprism)
(V, E, F, C)=(ab, 2ab, ab+a+b, a+b)
書きかけ
特徴
超球面が2つのトーラス体を貼り合わせて作れることをよく表している。 関連
文献