2-1.反転授業とは
本ページの作成日:2021/3/15
本ページの最終更新日:2021/3/15
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反転授業(Flipped Classroom)とは?
4つのポイントがある
学習者が、新たな学習内容を通常は自宅でビデオ授業などを視聴して予習
教室では講義は行わず、逆に従来であれば宿題とされていた課題について、教師が個々の生徒・学生に合わせた指導を与えたり、生徒・学生が他の生徒・学生と協働しながら取り組む
従来(特にeラーニング登場後)あったブレンディッドラーニングの一形態
教室は、知識やスキルの定着の場
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反転授業の効果は?
学習時間が増える(実質的に授業時間外の学習が増える)
→学習進度を早める
学んだ知識を使う機会が増える(アウトプットが増える)
→学習意欲+知識定着を促進
生徒・学生の知識レベル均一化ができる→事前知識の差を埋める
ICT活用教育・eラーニングのメリット(マルチメディア、システムのログ活用、オープン教材の共同使用、繰り返し視聴など)を活かせる
(出典)重田勝介(2013)反転授業 ICTによる教育改革の進展、情報管理 56(10) pp.677-684
反転授業の難しさは?
以下のような課題・デメリットが
教員の準備が大変、特にコンテンツ・課題の用意が手間(著作権処理も必要なのでは)
どこまで授業外学習にすればいいのか判断できない
グループで話し合いがまとまらないケースがある
グループが集団的浅慮(Group Think)に陥ることがある
学習者が効果を納得していないとうまくいかない
授業外学習をしてこない学生への対応
成績評価が複雑になる