SaaSの限界
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福島:で限界が、とはいえSaaSの思想ってどうしてもやっぱりジェネラルなものとかカスタマイズをしないものを作ろうって、僕もやっぱそう思考するんで、なるんですけど。エンプラにいけばいくほど、エンプラとかの相談を聞けば聞くほど、個別要件が多いなっていう。
だからSaaSとSIの中間みたいな会社ってやっぱ必要になってくるんだろうなっていう。だから僕らは事業持ったSaaSプレイヤーというか、コンサルを持ったSaaSプレイヤーみたいなのを中長期的には思考してるんですけど。そこの限界、SIerとか嫌いなITコンサルとか、嫌いな人多いんですけど、多分極めていけば極めていくとその境目ってほぼ無くなる。SaaSのプレイヤーであろうが、ITコンサルのプレイヤーであろうが、境目はなくなると思ってるんですよ。比重はあれど、プロダクトドリブンなのかコンサルドリブンなのかとか、BPOドリブンなのかプロダクトドリブンなのかとかみたいな差はあれども、やってるスタイルとか仕事の仕方はあんまり変わらなくなるなと思って。そこはSaaSの限界っていうよりは、頭を切り替えなきゃいけない瞬間が来るんだろうなっていう。
前田:面白い。まさに僕もその辺を考えていて、どんどんどんどん細分化されたプロダクトとかソリューションが出てくる中で、多分なかなか応用性の高いユースケースってどんどん少なくなっていくと思うんですよね。そうすると、だいぶその会社なのか、複数の会社にしか使えない何かしらのカスタマイズなのか利用シーンなのか、ニーズみたいなのがやっぱSaaSだと行き届かなくなっちゃって、そのカスタマイズかコンサルかみたいな感じが必要になってくると思うんですよね。
そう考えたときに多分ハイブリッドみたいな、SaaSとSIのハイブリッドみたいな形の会社が、いつだろうね、多分5年後とか10年後とかかもしれないですけど。まだまだSaaS普及からアップサイドまだまだあるんで、そこに行き着くまでもう少し時間かかるかもしれないですけど。でも5年10年単位で考えたら、こういうハイブリッド戦略ってのは必要になってくるかなとは思いますね。