2021/6/8 NightDesignTalks Civichat高木
いま「ナイトタイムエコノミー」を推進するうえで、都市インフラや観光庁などとの連携は欠かせません。新たなる文化が生まれる土壌を耕すうえでは、行政府への目配せは欠かせないものでしょう。これからは、官民の新しい連携のあり方が模索されていくはず。 そんなCode For Japanが主催する学生向け開発コンテスト「Civictech Challenge Cup U-22」で大賞をとったのが、2002年生まれの高木俊輔さんが開発する「Civichat」です。自分にあった補助金等の制度がLINEでわかるという「選択格差」をなくすサービスで、昨年12月から熊本市との実証実験を行なってきました。 連続ウェビナーシリーズ「Night Design Talks」の第4回目では、高木さんとともにこれからの「公共」の担い手や、その変革におけるデジタルテクノロジーの役割、そしてN高を卒業したZ世代起業家としての側面まで、議論していきます。
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イベント告知note記事
高木さん自身について
N高という環境で得たもの、その他自分の人生に影響を与えたものはなんですか? 前にTwitterで、古典の重要性について書いてあったことがあったと思いますが、その意図を詳しく聞いてみたいです。 原動力、社会に対する怒りを感じる気がしますが、GDX以外の領域でなにか感じることはありますか?
基本的に世の中って常に誰かイライラしてない?w
(改めて)Civichatについて
(よく聞かれる質問だと思いますが)高木さんのような10代がGovTechという「渋い」領域に取り組むんでいることが、とてもユニークに感じています。 自分たちが10代の頃は、toCサービスであっても「(キュレーション)メディア」などの領域が多かったので、社会に対する視座に驚かされます。改めて、高木さんがCivichatを開発する経緯や理由についても伺えますか?
たまたま
公的支援へのアクセスという点において、行政府が市民に提供するサービスと市民をつなぐインターフェイスとしてCivichatは機能していると思います。それを民間のプレイヤー、スタートアップとして取り組むのはなぜでしょうか?
いまの行政が、そのインターフェイスの設計を自分たちでできない構造やシステムの課題はどこにあると考えますか?
また、行政と市民をつなぐ理想的なインターフェイス、デリバリーの方法とはどのようなものだと思いますか? 市民側のリテラシー格差が、公的支援を受けれる/受けれないに影響してしまう現状は大きな課題のように感じました。
割と官公庁も頑張ってるよ!ということを伝えたい
熊本市と実証実験に取り組んでいたと思いますが、Civichatを各自治体に導入していくうえでのハードルは何でしょうか? 公的支援のレパートリーが異なり、カスタマイズが結構求められてくるのかもしれない、とも感じています(あとは公的支援の行政側のアップデートに伴って、サービスに追加情報を入れ込む等?)。
East Venturesから資金調達をされたと思います。GovTech領域におけるスタートアップの成長性というものについて、どのように考えていますか? それこそ、国外ではPalantirのようにtoGスタートアップが上場するなどの事例もありますよね。 新しい「公共」の担い手について
2021年9月にデジタル庁が発足します。行政府のDXというものが進んでいくと思いますが、いまの日本における課題や期待感を高木さんはどのように見ていますか? 行政府におけるデジタルテクノロジーの導入という大きな流れにおいてCivichatが果たす役割とは何でしょうか? 今回のパンデミックによって、市民だけではなく企業への公的支援やその役割の重要性が認識されました。文化産業では、特にそうだったと記憶しています。また、ナイトタイムエコノミーを推進していくうえでは、行政との連携は欠かせません。文化産業の担い手となるクリエイターやそれを支えるライブハウス、クラブなどのプレイヤーは、今後どのようにして行政府と付き合っていくことが理想でしょうか?
これはむずい
行政DXの本質的価値とは何だと考えますか? 最近、元WIRED編集長の若林恵さんが出されたレポートでは「DXとは、ユーザー中心のことだ」というメッセージが掲げられています。
もしZ世代が一からユーザー中心の地方行政の構造を作るとしたら、どのように取り組んでいきますか? そしてその時にどのようなリーダーシップが行政サイドに求められると思いますか?