「トリガーリスト」の解釈の違い
玄武.iconまとめます
トリガーリストには、以下の解釈・使い方があります。
『Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity』の田口 元氏の日本語訳による「気になること」を思い出すためのやり方
玄武.iconが原書から推測した「自分が終わったと思い込んでいる未完了なものを思い出させてくれる」(ミスを防ぐ)ためのリスト
倉下さん独自の「自分が失敗したもの(注意を向けることができずに起きてしまった不具合)があったら、それをトリガーリストに加えていく、というやり方」
takahrtさんの「はじめてGTDをする人向けの「Capture」を支援するものとしてのトリガーリスト」
玄武.icon「Capture」の解釈の違いの続き
「Capture」の解釈の違い#602332a29dc7d800005c4c79
上記とは別に、「気になっていること」を収集するのはよいとして、トリガーリストを参照して、「気になること」のすべてを収集しよう、とやってしまうのはたしかに「やりすぎ」な側面を感じます。
私もトリガーリストは使っていないですね。
「Capture」の解釈の違い#6023330c9dc7d800005c4c7b
あるいは、こちらの方がより適切だと思いますが、自分が失敗したもの(注意を向けることができずに起きてしまった不具合)があったら、それをトリガーリストに加えていく、というやり方
このトリガーリスト、いいですね。「トリガーリスト」の解釈の違いになりそうです。
https://twitter.com/idomars/status/1359340908123103233
トリガーリストを推奨してる時点で、頭に中カラッカラになるまで気になることを絞り切ろうとしているように見えます。“all the things 〜 in your world”という言い回しに、徹底性を見ます。とても「注意を引くものだけでいいよ♪」という自然主義には見えません
https://gyazo.com/e41af8e2559e5f5853412fb08c15c623
https://gyazo.com/69b1c00d9747f9a726c761f0ae8d4723
https://twitter.com/idomars/status/1359344125376569345
トリガーリスト使って、「小さなことでも、重要じゃないことでも何でもだ」って言ってくるあたりに、「気になることあるだろ?ない?そんなはずない。絶対あるだろ?なぁ?」って詰めて来られそう感があるw
まぁそう言われたら何個か出てくるけど、言われなきゃ出てこないんだから放っておきゃいい。
「インボックスゼロ」または「週次レビュー」の解釈の違い?にツイートは続きます
玄武.iconフリーなライティング
https://gyazo.com/e41af8e2559e5f5853412fb08c15c623
『Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity』iPhoneのKindle版 116ページ(自分の環境だけかも)
『全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』p.167
「気になること」を思い出すためのトリガーリスト
森平訳『仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法』p.157
「引き金」リスト
原書(英語版 ペーパーバックスっていうのですかね?)p.114
"Incompletion Trigger" List
「未完了を思い出すリスト」でしょうか。
https://gyazo.com/69b1c00d9747f9a726c761f0ae8d4723
『Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity』iPhoneのKindle版 30ページ(自分の環境だけかも)
『全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』p.61
「気になること」のすべてを集める
"incompletion"が果たしてどういう意味をもつのか
不完全、不満、未完成
森平訳『仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法』p.45
「未完了」なものを百パーセント集める
トリガーリストは気になることを引き出すよりは、自分が未完了なままで気づけないでいる(通り過ぎていってしまっている)ことを思い出すための引き金として使うのではないでしょうか。
でも「寝た子を起こすな」とか言われそう。
深層心理というものがあれば、自分が未完了だと思ったままで意識にのぼらなくなってしまっているものを引き出してくれるのかも。
むかーし、自分のことを理解しようとして読んでいた加藤諦三の本に書かれていた抑圧とかを思い出します。
http://glee.sakura.ne.jp/63/330/
意思でもって強引にある考えや衝動を無意識へ押し込めること=真実と直面することを避ける方法、あるいは真実から身を守る方法=抑圧された行動は、何となく曖昧なものである=ものごとをハッキリさせないで、何もかも曖昧にしておこうとする=真実があらわれることを恐れている=無意識では真実が何であるかを知っている=何となくビクビクしている=自己不適格感に悩まされている=何となく悩まされ、何かをいつも心配している=このままの自分ではいけないと感じている
自分の中に自分が認めることのできない感情があると神経症になる。真理を拒否したことで神経症になる。しかし自分がある人に依存しているとき、ときにはどのような重大な真実でも拒否しなければならない。抑圧を拡大し、人は自己喪失する。抑圧によって感情は鈍化する。依存心の強い人が、みずみずしい感情を持てないのは当然である。
依存心を克服できなければ自己の抑圧を行わざるを得ない。
https://booklive.jp/review/author-list/a_id/969
心を病んでいる人がよく使う手法、”抑圧と投影” の心理について、よく書かれている。
投影とは、自分のなかの認めたくない感情や欲求を無意識内に抑圧した結果、それを他人が持っていると信じてしまうこと。その認めたくない感情や欲求を自分が持っていると認めてしまうと心が不安定になるので、それを他人に押し付けて自分の心を守るという、無意識で行われる心の防衛反応。ハッキリ言って、やられたほうはたまったもんじゃない。
自分では未完了とわかっていながらも、それを完了したものと抑圧しているのを引き出してくれるとか。
もしくは、自分が完了したと思っているものでも未完了だったということを思い出させてくれて、ミスを減らすためのリストとして使うとか。
終わったと思っていたのに本当は終わっていなかったとか。
やったか!? (やってない)の生存フラグに気づかせてくれる。
終わった「つもり」になっていることが、終わっていなかったのだと思い出すリスト
完璧主義者には合わなさそう。
どこまでも未完了、未完成
繰り返し使うチェックリストなだけにも思える
リピートチェックリスト
all the things you consider incomplete in your world
google翻訳してみました
あなたがあなたの世界で不完全だと思うすべてのもの
DeepLで翻訳してみました
ばんじょうのようなもの
ぷーあるちゃ.iconなぜに?
玄武.icon万丈(ばんじょう)のものとか。でも英文本来の意味からは離れているような気がします。
『全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』p.61
あなたがやるべきだと思っている大小さまざまなこと
森平訳『仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法』p.45
あなたが未完了であると考えているすべてのもの
話はずれますが、GTDの日本語訳本で"仕事"と訳されている元の単語はworkではなく"professional"ですね。
そしてプライベートではなく"personal"
自分のプロジェクトも仕事とプライベートではなく、"professional"と"personal"に分けようかなと思いました。
"professional"のほうが身が引き締まるようだし、"personal"のほうが扱いに重要度が増すような気がします。
仕事とプライベートの両方に関することは「共通」としていますが、どのようにするといいのか。
"professional"な"personal"、なんだかルー語のようです。
"professional & personal"でもいいですが、長いです。
単純に"Professional personal"?略してプロパーproper(適した・適切な)という形容詞ですが。
ただ『ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法』の原書のタイトルは、"Making It All Work: Winning at the Game of Work and the Business of Life"でWorkとLifeですが。
気になることの英訳ってGoogleだとThings to worry aboutで、これはGTDの原書にはどこにも出てこないように思えます。
やっぱりGTDを「気になること」中心で考えることが間違っているのではという仮説
「Capture」の解釈の違い#60231f6ea17b4a0000a689a0
takahrt.icon 書籍を手引きにすると、あれははじめてGTDをする人向けなんですが
(第5章の後半)メモや手紙など物理的なものをインボックスに集めて、デスクの上や引き出しの中、さらにメモ帳片手に家の中を点検し、といった具合で数時間かけて点検して集めたうえで、「物理的なものは集まりましたか? それでは今度は頭の中にある『気になること』を集めましょう」という流れで、このあとはそれを支援する「トリガーリスト」が記載されている。
はじめてGTDをする人向けの「Capture」を支援するものとしてのトリガーリスト
#脱GTD