「タスク管理ができない」と「タスク管理の手法ができない」は違うもの
玄武.icon目的と手段の関係であり違うもの?
タスク管理なんかしなくたって楽しく生きてる人と、タスク管理ができないって悩んで目の前のことを楽しめない差は。
またはタスク管理“さえ”できればうまくいくと考えてしまったり。
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昔はコレだった
「タスク管理ができないって悩んで目の前のことを楽しめない」
2つの状況が考えられます。
1つ目として、タスク管理そのものができない
具体的な困りごとまで落とし込み言語化して初めて対策が打てる。
ブログ中にあるように「抜け漏れ」「先送り」「自責傾向」「段取り苦手」といったような言語化しているように、一口に「タスク管理ができない」というものに対して「スケジューリングがうまくいかない」「約束を忘れる」「期限が守れない」といったもの
2つ目として、タスク管理の手法ができない
例えばGTDやタスクシュートができない
おそらくここでは「タスク管理(の手法)ができないって悩んで目の前のことを楽しめない」と言い換えられそう。
「タスク管理なんかしなくたって楽しく生きてる人」
玄武.iconからみると、それ(楽しく生きてる)はタスク管理ができているってことになりそう
rashita.iconもしそれを「タスク管理ができている」と呼ぶなら、つまり仕事をやり忘れ、スケジュールを飛ばし、周りに迷惑をかけて怒られっぱなしでも、それでも楽しく生きていれば、それを「タスク管理できている」というならば、タスク管理とは、単に自分を肯定することにすり替えられてしまう気がするのですが、それでも「タスク管理ができている」と言えるのでしょうか。
玄武.icon『仕事をやり忘れ、スケジュールを飛ばし、周りに迷惑をかけて怒られっぱなし』を読んで「ないない、それはタスク管理ができていると呼べない。人に迷惑をかけちゃあいかんなあ」と思いましたが、それは玄武.iconだからであり、もしそれでも楽しく生きていれば、それはその人にとって「タスク管理できている」と言えそうだと思います。
まわりからみたら「タスク管理ができていないよー」ということにはなり、そうして周りから人が離れていくようにも思えますが、それでもその人の側に寄り添う人はいるものです。
rashita.icon仮にその人が「タスク管理できるようになりなさい」と自分よりも上の立場の人に言われた場合は、どうするのが良いのでしょうか。いや、この聞き方は違うな。
仮にその人が上司から「タスク管理できるようになりなさい」って言われたんだよ〜、と玄武さんに言ってきたら、どう答えますか、というのが聞きたい質問に近いですかね。
というもの、上の話は「結局、他人の人生について言えることはない」という話であって、タスク管理とは何か、を探究する手がかりにはなりにくいのではないか、と思ったからです。
逆に言えば、そういうシチュエーションをあえて考えてみると、タスク管理とは何かが少し明らかになるのではないかと思った次第です。
逆のパターンとしては、もしその人がブラックな環境で、過度な仕事を渡され『仕事をやり忘れ、スケジュールを飛ばし、周りに迷惑をかけて怒られっぱなし』に対して「タスク管理ができていないからだ」とは思えないシーンがよぎりました。
そうしたときに自分を責めるより、自分を肯定することにすり替える(気づける、切り替える)こともまたタスク管理ではないかなと思います。
全然関係ないですが『俺は俺を肯定する』というセリフが出てくる新井英樹のとんでも漫画(個人的には好きですが)のザ・ワールド・イズ・マインが頭をよぎりました。
別にいちゃもんを付けているわけではなく、もしそうであれば、玄武さんにとってのタスク管理とは「楽しくいきるための技術」であり、楽化主義と同じ系になりそうだな、と思っただけです。
そうですね、玄武.iconが楽化主義に呼応するのは、タスク管理とは「楽しくいきるための技術」と思っているからなのだと思います。
それにしてもタスク管理が「楽しくいきるための技術」というのはしっくりきます。
つまりここでも「タスク管理(の手法)なんかしなくなって楽しく生きてる人」と言い換えられそう。
タスク管理≠タスク管理の手法
いや、同じときもあるけれども、いつも同じとはかぎらないというのが正確かもしれません。
連れ合いはタスク管理などをまったくせず楽しく生きていて、もちろん能率や段取りが悪い部分があるのですが、「タスク管理ができない」と悩むことはない。
同じくに候
そして、それでいいと思っています。
あえてタスク管理を押し付けるつもりはありません。
「能率や段取りが悪い部分がある」ことを本人がそれほど気にしていない(自分で自分を許容している?)というのもありそう。
もし「能率や段取りが悪い部分がある」ことを悩んでいるのであれば手(タスク管理(の考え)またはタスク管理の手法)を差し伸べる。
「能率や段取りが悪い部分がある」というタスク管理のことを悩んでいる人が、タスク管理の手法に取り組む構図
タスク管理なんかしなくたって楽しく生きてる人と、タスク管理ができないって悩んで目の前のことを楽しめない差
つまり、「スケジューリングがうまくいかない」「約束を忘れる」「期限が守れない」「能率や段取りが悪い部分がある」ことを悩んでいるかいないかの差
ただ、「スケジューリングがうまくいかない」「約束を忘れる」「期限が守れない」「能率や段取りが悪い部分がある」ことに対してケセラセラ(なるようになる)と対応するのもまた一つのタスク管理
masa955jp.iconそれは「(自分で)タスク管理しない」ことの選択ではと考えます
無理矢理タスク管理にハメるなら「fromだれか ○○について着手すべきタイミングを知らせてくれるように任せた(→連絡待ち)」と連絡待ちリストに追加する でしょうか
ケセラセラモードではそんなリストもつくらないと思いますが
ケセラセラしたことから想定すると、自分のタスクが着手できるのは
特定の仕事の締め切りが近づいてきた(あるいは締め切りからすると今やらないとまずい)ことを誰かが教えてくれた
またはカレンダー見ていたら締め切りの近い仕事があることに気づいた
デスマーチ、スタート!
教えてくれた、は優しいですね、怒鳴り込みがきた、くらいで良いかも
依頼元(命令元)(あるいは声の大きい人)から「あれ、どうなってるの?」と言われて気づく
ともあれ、総じて受け身であり、管理しているとは言えないと感じています
masa955jp.iconが感じないだけといえばそれだけ
本人の意思で、望ましい情報を望ましいタイミングで得にいく・得られる、そしてその情報を意思決定に使えるのが管理と思います
望ましいタイミング(誰かがやばいと感じたタイミング)で連絡がくるように意識的に(開き直って?)管理していると言えばしてるのか(強引)
×「管理しているとは言えない」
○「いい管理ではない」
みんな管理しているつもりはなくても、各々の都合の良いような(あるいはそれしか知らないかもしれない)方法で「呼吸のようにタスク管理している」ので、できるとか、できてるとかでなく、その性質・性能の違いがあるだけなのかもですね。
(意識して管理しないのはやっぱりしっくりこない(まだ言うか)masa955jp.iconですが私はここまでで行き止まり)
「『ケセラセラ』とするという管理をしているのだ」というだけはできますが、ここまでいくと、解釈しようとすれば全部(タスク)管理とできてしまう(あっ、できちゃいますね)
発生した、求められたことだけやり、極限まで管理コストを抑えた管理法…?
「ほら、なんとかなったでしょ?」と本人が幸せならそれでいいか
いいわけがない
ご本人様に動いてもらうための周りの労力如何
本人の幸せのみを求めるのとは逆に、自己犠牲で周りを幸せにするのも違う
つまりはなにか良い影響を与える・悪い影響を与えないような方向性を持ったものでないと「いい管理だ」と考えづらい?
例えば…
周りの人々(動物・自然〜イノチ)の幸せにつながることを意図している。
自分の欲を貪らない(身体をむやみに汚す・飾るとか)。
人はいずれ死ぬ。会うのが最後かもしれない相手に嫌な思いを残さない。
幸福に生きよ!、ということより以上は語りえないと思われる。byヴィトゲンシュタイン
それぞれが幸せならいいか…
いいわけはないですね…
長々書いてしまいましたが「いい管理・悪い管理とはなんぞや」をコネコネしただけかもです
メールドリブン(きたメールに返信していくことで仕事が進む)、通知ドリブン(PC等の各種通知に反応していくことで以下略)も受け身ですが「仕事してる」「やることやってる」感はあります。
(ちゃんと)管理しているかどうかは疑問
メール捌いてたら1日終わっちゃったよーってセリフ、周りから聞いたことありませんか?
「タスク管理“さえ”できればうまくいくと考えてしまったり」
ですが、これは、上に述べたとおりタスク管理の手法さえできればうまくいくとは思いません。
ただ、それはこの世のすべてのことができるいわば神のような存在にでもならないかぎりありえません。
takahrt.icon ちょっと思ったことを書きますね。
仕事ができる人に会うと、どうやって管理してるのか機会があれば話を伺う
実は、対面できる機会があるような方で、この方の管理方法はすごいなと感心するような方と会ったことがない
あるイラストレーターさんはポストイットに締切や仕様を書いて、モニターの縁に貼るだけだと言われた
繁忙期にはライオンのタテガミか、ひまわりの花びらかと思われるくらいモニターが華やかになるそうだ
あるSEの方は、朝デスクに座ると裏紙(表に不要なミスプリントや受信ファクスが印刷された紙)一枚に本日のタスクを書き出し、退社前には概ね線を引いて記載タスクを消した紙をゴミ箱に捨ててしまう。ログは残さない。そして翌日はまた同じように一枚の紙にタスクを書き出すところから始まると話してくれた
とある税理士事務所勤務の税理士さんは「何もしてない」郵便物等は机に積み上げて時間があるときに開封する。アポイントメントは管理して、それ以外の時間で目についたものや懸案事項を取り上げて仕事するとの事
それでいて皆さん結構忙しそうで、大活躍してる方達だったので、手法を取ることはなく、しかしタスク管理をうまくやっている人というのは、おられるんじゃないかなと思います