知の歴史学
知の歴史学
https://gyazo.com/10970eac1499b5cf1334cc1ed753bc70
2012年
中古価格、高すぎ
定価 6,050円?
在庫なし
https://gyazo.com/4a160255c409daccd9a9433138d3bcb3
2004年
英語
キンドルあり
昨年末に邦訳が刊行されたハッキングの『知の歴史学』の訳底本。ハッキングの英文は明快明晰で読みやすい。本書は体系的に執筆されたのではなく、書評紙に掲載されたエッセイ、招待講演をもとに加筆修正して1冊にまとめあげられたものだが、あたかの構想の上執筆された著書のごとく読めるのが特徴である。全部で15論文、巻末に引用文献一覧、初出一覧そして索引(邦訳は人名のみだが、英文の本書には事項も収録されている)が揃っており、著者の精緻な分析的読解のためには本書が良い。
ここにあるのは,ありとあらゆる「機会」に書かれたエッセイなのだ.とはいえ,これらの論文の間には二つの互いに密接に関連したテーマが見て取れる.一つは,哲学者が歴史を利用するための,いくつかの新しいやり方を提案しようというテーマ.もう一つは,ミシェル・フーコーの初期の「知の考古学」に対する私なりの活用法をご紹介するというテーマである. 目次
はじめに
第1章 歴史的存在論
第2章 五つの寓話
第3章 哲学者のための二種類の「新しい歴史主義」
第6章 人々を作り上げる
第7章 自己を改善すること
第8章 いつ,どこで,なぜ,いかにして言語は公共的なものになったのか
第9章 歴史言語学についての夜想
第10章 根底的誤訳など現実にあったのか?
第11章 言語,真理,理性
第12章 歴史家にとっての「スタイル」,哲学者にとっての「スタイル」
第15章 ドリームズ・イン・プレイス
訳者あとがき
初出一覧
引用文献
人名索引