承認欲求とはそもそもなんなのか
承認欲求とはそもそもなんなのか
で、承認欲求って悪なの?
マズローの説によると、承認欲求は基本的な欲求のレイヤーの一部を成している
承認欲求のレイヤーがあって初めて、自己実現欲求がレイヤーを成しているので、承認欲求は必要(十分?)なのでは?
生存上必要なのだとしたら、承認欲求のどういう状態が問題なのか?
まあ、だいたいにおいて、こういう問題というのは「過剰であること」の問題だろう
経験上、過剰であることと同じくらい不足であることも問題になることが多い
承認欲求が低すぎるヤツというのはロクでもないことがある
その理由は、根拠がないけど、たぶんヤツらは道徳的な規範、振る舞いのレベルが低いから
まあそれは別の話
インターネット・エクスプローラーがエクスプローラーという言葉を地に落としたみたいに
言いたいことを言うために、承認欲求という言葉を地に落としたところはあるんだと思うな。オレは
承認とか欲求とか
そもそも、なにからの承認を得たいの?
他者からの承認
他者の範囲は? 全世界? まさか!?
コミュニティのサイズの話になりそう。ローカル
他者からの評価で自分の位置を知るということは必要だろう
社会性というもの
位置関係、地図
心理学における承認欲求
心理学における承認欲求
アブラハム・マズローは、人間の基本的欲求を低次から、生理的欲求 (physiological need) 、安全の欲求 (safety need) 、所属と愛の欲求 (social need/love and belonging) 、承認の欲求 (esteem) 、自己実現の欲求 (self actualization) の5段階に分類した。このことから「階層説」とも呼ばれる※3。 生理的欲求 (physiological need)
安全の欲求 (safety need)
所属と愛の欲求 (social need/love and belonging)
承認の欲求 (esteem)
自己実現の欲求 (self actualization)
https://gyazo.com/f4952245c70e9a267cd763e06370d6a3
また、「生理的欲求」から「承認の欲求」までの4階層に動機付けられた欲求を「欠乏欲求」 (deficiency needs) とする。生理的欲求を除き、これらの欲求が満たされないとき、人は不安や緊張を感じる。
欠乏欲求
「自己実現の欲求」に動機付けられた欲求を「成長欲求」としている。
成長欲求
中でも承認欲求とは、自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求である。
集団から価値ある存在と認められ、尊重されること
尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。
低いレベルの尊重欲求
他人からの評価
他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目など
マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。
高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。
高いレベルの尊重欲求
自分自身からの評価
自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ること
なお承認欲求は表面にあらわれている以上に強力かつ多面的であり、その理由は他の欲求を満たし、さまざまな動機を達成するための手段になるためだといわれている※4
※3
A・H・マズロー(1971)『人間性の心理学』産業能率短期大学出版部。
※4
太田肇(2019)『「承認欲求」の呪縛』新潮社