マズローの欲求段階説
マズローの欲求段階説
心理学者マズローは人間の欲求を5種類に分類しました
(マズローの欲求段階説、自己実現理論)。
自己実現論、(マズローの)欲求段階説、欲求5段階説
https://gyazo.com/2c2e90447d2ea55d11eed40c8a27719b
マズローの分類は生物学的な観点からはわかりにくいので私なりに欲求を3つに分類しなおしてみました。
基本的な生理的欲求
食糧確保、安全確保、睡眠、繁殖など。
社会生活に関する欲求
集団への所属、集団からの評価。
能力維持の欲求
知的能力、運動能力の維持・向上。
基本的な生理的欲求は、動物の個体が子孫を確実に残すことに直接的につながる欲求です。これは人間以外の動物もおそらく持っているものです。
社会生活に関する欲求は、個体が集団の一員として有利に生き残ることにつながる欲求です。集団の一員として認められ、集団の利益に貢献し、集団から評価されるときに快情動が起こるのだと思います。逆に、集団から阻害されたり、集団に迷惑を掛けたり、集団から非難されると、不快情動が起こるのだと思います。人間は高度な社会生活を営むことで有利に生き延びてきた生物です。社会生活に関する欲求を持たない個体はおそらく淘汰されるのでしょう。
能力維持の欲求は、将来の環境悪化に備えて、 知的能力や運動能力を維持・向上することにつながる行動を無意識のうちに 取ろうとする欲求です。 食糧と安全が満たされて何もやることがなくなると、 「退屈」という不快情動が襲います。 そのときに何か行動を起こし、 それが新たな知識の獲得や新たな運動技能の獲得などにつながれば おそらく快情動が得られるでしょう。